双方で事前にお決めいただく内容
「養育費」
・お子様お一人につきおいくらか。
・いつからいつまでのお支払いか。
(例:お子様二十歳の月まで。)
・病気、入院、進学等特別な事情があるときにはどうするか。
(例:双方話し合って分担額を決まる。)
記載する場合は⇒お子様の生年月日、お名前、続柄(長男・長女等)を控えて頂く。
「慰謝料」
・慰謝料はいくらか。
・一括支払いか分割支払いか。
・分割支払いの場合は何回(合計何万)支払いを怠ると全額支払いするか。
「財産分与」
・何を財産分与するか。
(例:不動産、車)
記載する場合は⇒不動産の場合は納税通知書、車の場合は車検証と評価額をご用意いただく。
「年金分割」
・年金分割をされるかされないか。
お一人で年金事務所にいけない場合、作成されると便利。
記載する場合は⇒10桁の(4桁−6桁)の番号をひかえて頂く。(年金手帳記載)
「面会交流」
・どれくらいの頻度でお子様と会えるようにするか。
(例:月2、3回程度)
「通知義務」
・勤務先、住所、連絡先が変わったら、双方若しくは支払う方のみが、通知するか。
「清算条項」(これ以降はお互い債務がないことを確認する。)と「強制執行」は基本的
には公正証に記載します。
作成手数料
「養育費」の支払がある場合、養育費の10年分(最終支払が10年未満の場合はその年数)で算定します。また、他に、「慰謝料」や「年金分割」等、他の条項を取り決める場合は、それぞれの手数料の算定をして、その合計が基本の手数料となります。その他、公正証書の紙代(1枚250円)、送達手続(1650円)がかかります。
(日本公証人連合会で定められた手数料)
<例1>養育費のみ。月々3万円。(10年以上払込予定)
×ばつ120回(10年分)=「360万円」
?@「360万円」⇒基本手数料『11000円』
?A「公正証書枚数4枚」⇒(正本・謄本2通分)
×ばつ2通=『2000円』
?B「送達」⇒一律『1650円』
?@『11000円』+?A『2000円』+?B『1650円』=14650円
<例2>養育費、月々3万円と年金分割。
例1の?@?A?Bに加えて、年金分割手数料
⇒一律『11000円』を加えた金額。
?@+?A+?B+『11000円』=25650円