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| 肥育豚 | 気温と湿度が関係します。一般に舎内温度27°Cを越える場合、1°C上昇について約40から50グラムD.G(1日増体重)が減少します。 |
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| 繁殖豚 | 雌:27°Cと32°Cで比較すると第1回種付けの受胎率15%低下、離乳後、発情のこない率が5%多いという報告もあります。受胎後25日目の胎児生存率も32°Cで20%減少するといわれています。 雄:30°C以上となると性欲低下、睾丸炎の発症も多くなるといわれています。 |
| 肥育豚 | 近年細霧装置を設置している豚舎が多いですが、ダクト送風等との併用をする必要があります(舎内湿度が高くなると、体感温度からみた冷房効果が少なくなります)。 ウインドウレス豚舎では、クーリングパッド(取り付けた壁に水を通して気化熱を奪い、畜舎内の気温を下げるシステム)の活用が増えています。 |
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| 繁殖豚 | 分娩、哺乳中の母親は、子豚保温の輻射熱や分娩舎内の高湿度の影響をうけるので、首筋へのドロップ・クーリングと頭部を中心としたダクト送風が効果的です。 | [画像:ドロップクーリングの図] ドロップクーリングの図 |
種豚舎は、細霧とファンあるいはダクト送風と併用し、換気は十分取れるようにします。また、屋根の断熱等があまりされていない場合が多いですが、20から25ミリメートル厚のウレタン断熱材等による防暑、防寒対策を講じたほうが良いでしょう。特に雄豚の場合、ゆったりとした面積を取り、涼しくする必要があります。
また、豚舎の壁面にヨシズをたてて、西日を防ぐことも有効です。
全体として外部からの熱侵入を阻止するため、日陰樹(落葉)が最も良いですが、通風を妨げないように軒高以下の枝払いをします。比較的成長の速い落葉樹(メタセコイヤ、アメリカフウ、センダン等)を下の図のように植えると良いでしょう。