恋カナ!成婚者インタビュー
思い描いていた"幸せな結婚"が最速で叶った
2023年12月に開催された「恋カナ!」イベントで出会ったKご夫妻。約半年間の交際を経て、6月にご結婚されました。出会った時のお互いの印象や、その後のデートの様子、結婚の決め手などについてお聞きしました。
恋カナ!: 「恋カナ!」を知ったきっかけや、イベントに参加しようと思った理由を教えてください。
夫(H):県のHPで知りました。3年ほど前に埼玉県から神奈川県に引っ越してきたので、自治体のサービスを調べるためにHPにアクセスする機会がたびたびあったんです。その流れで、県の婚活支援事業の存在を知りました。
当時はコロナ禍で、仕事が本格的にリモートに移行して、人と関わる機会が大きく減っていたタイミング。年齢的にもそろそろ人生をともにするパートナーを得たいと思っていたので、自治体にも結婚支援などの事業があるか、チェックしていたんです。
妻(M):知人から、神奈川県がやっている婚活支援イベントがあると教えてもらったのが直接のきっかけです。もともと男性の知り合いがあまりいなかったので、友達が作れたらいいなぁくらいの、気軽な気持ちで参加しました。
恋カナ!:お二人の出会いは2023年12月のイベントだったそうですね。お互いの印象はいかがでしたか?
妻(M):みなとみらいの夜景を見ながら散策するのがメインで、キャンドルやリースづくりなどのワークショップもあるイベントでした。
夫(H):1対1で話す時間は5分くらいだったので、深い話はできなかったんです。Mのことは、優しい雰囲気や、きちんと会話ができる人だな、と好印象でした。
妻(M):私も彼も、苗字が珍しいという共通点があったので、その話題で盛り上がりました。短い時間でしたが、やさしそうで落ち着いた大人の男性だな、という印象でした。
恋カナ!:「恋カナ!」イベントでは両想いだったのでしょうか?
夫(H):最大2人までに連絡先を渡せるルールで、僕はMに連絡先を渡しました。でも彼女からはもらえなくって(笑)。
妻(M):ごめんね(笑)。
夫(H):連絡先は渡していたので、ひたすら待っていました(笑)。最初の連絡が来た時は嬉しかったですね。
恋カナ!:「恋カナ!」イベント後のファーストデートは、どのようにお誘いしたのでしょうか?
夫(H):その次のメールで「カフェでお茶をしましょう」と僕から誘って、ファーストデートが決まりました。
妻(M):彼が横浜のカフェを予約してくれました。誘ってもらえて嬉しかったし、会ってお話をして、信頼できる方だなという思いを強くしました。ただ、1時間くらいお茶しただけで解散したので、「嫌われちゃったのかな」って......。
夫(H):それには理由があって。最初はイベントで5分くらい話しただけなので、改めて向き合って話してみたら"やっぱり違うな"となる可能性は、お互いに大いにあるなと。なので、もともと1時間くらいの短めのデートでと思っていたんです。でも、不安にさせちゃったから、その配慮はちょっと伝わらなかったみたいですね(笑)。
改めて会った彼女は、落ち着いた雰囲気や優しそうなところなど、イベントで初めて会ったときと変わらなくて、素敵でした。ちょっと緊張してたけど、人を気遣う気持ちがある、誠実な女性だと感じました。
妻(M):Hがどんな人なのか、まだわからないので、緊張していましたね。ファーストデートではお相手の内面も見極めなくてはいけないし、なかには変な人もいるじゃないですか。ご家族の話や交友関係、お仕事の話を聞いて、頼りになるな、安心できる方だなって思いました。
恋カナ!:その後のお付き合いについて、教えてください。
夫(H):年末年始でバタバタしていたので、その次のデートは近場の居酒屋で食事をしました。その間もメールのやりとりは続けていました。お互いに仕事があるので、1日1往復くらいですね。
次のデートが水族館で、その次は映画を観に行きました。映画デートの帰りに、「これからもお付き合いを続けていくんだったら、結婚を前提に進めていきたいです」と伝えました。僕の年齢のこともあるし、20代後半の女性とお付き合いをするにあたって、気軽な気持ちで付き合って別れる、というのはあまり許されるものではないと思っていました。決断するなら早いうちがいいと思い、このような伝え方をしました。
恋カナ!:結婚の決め手は?
夫(H):Mは、しっかりしていて精神的にすごく安定している方で、マイナスに感じる要素がほとんどありませんでした。あとは僕が真剣に向き合っていくかどうかなので、しっかり考えても、やはりMしかいないだろうな、と。
妻(M):正直なところ、私はまだ結婚については具体的に考えていなかったんです。周りの友人にも既婚者が少ないので、結婚しないなら仕事に生きよう、くらいに考えていました。でもお付き合いをするにあたって、結婚を前提にというお話だったので、真剣に考えるようになりました。結婚観や理想のパートナー像といったものがなかったので、かえってそれが良かったのかもしれません。
夫(H):それから順調にお付き合いをしていって、お互いの仕事の都合が合う日ということで、6月の土曜日に婚姻届を提出しました。結婚式はしていませんが、ウエディングフォトを撮りました。
実は、「ちゃんとプロポーズをしてほしい」ってせがまれていて(笑)。僕としては"結婚を前提に"という告白に色々な意味を込めていたのですが、どうやら一般的にはそれじゃ足りないようですね(笑)。新婚旅行を計画しているので、その時にきちんと言葉にして想いを伝えたいと思います。
妻(M):楽しみにしています(笑)。
恋カナ!:一緒に住み始めての感想は?
夫(H):5月に、僕が一人暮らししていた家にMが引っ越してきてくれて、同居を始めました。家族以外と住むのは初めてだったので、最初は驚きが多かったですね。たとえば、彼女は仕事から帰宅すると必ず掃除機をかけたがるとか。
妻(M):一応、お掃除ロボットはあるんですけど、物足りなくって...(笑)。
平日は、Hは在宅でリモートワーク、私はオフィスに出社していることが多いんです。彼がほぼ毎日料理を作ってくれて、仕事から帰宅したらもうご飯がある。それが本当に幸せです。
夫(H):喧嘩という喧嘩もしないですし、すごく穏やかに暮らせていて、僕も幸せです。
恋カナ!:「恋カナ!」のように、行政が結婚支援を行うことについて、どうお考えですか?
夫(H):僕は結婚を望んでいた立場だったので、行政が手を差し伸べてくれたことは嬉しかったです。ただ、結婚はあくまで個人のライフイベントですので、行政がどこまで支援するかについて賛否の意見があることは理解しています。それを踏まえても、僕個人にとっては幸せになるきっかけを掴む、とてもありがたいイベントでした。
妻(M):あえて意見をするなら、平日開催のイベントが増えるといいなぁと思います。平日休みの方が参加しやすかったり、平日勤務でも仕事終わりに参加できるイベントがあると嬉しいですね。
恋カナ!:これからイベント参加を考えている方に向けて、メッセージをお願いします。
夫(H):僕は参加してみて本当に良かったです。世の中の婚活サービスは、特に男性にとっては金銭的に負担が多いものが多いですよね。「恋カナ!」は県がやっているということもあり、低額で参加できるので、仕組みが優しいなと思います。あとは、参加者の皆さんも話しやすい方が多かったですね。
妻(M):県が主催しているイベントなので、安心して参加することができました。イベントの後、夫(H)の他にも数人にお会いしましたが、皆さん人柄も、お仕事に対する姿勢もしっかりしていたので、参加する意義があったと思います。「恋カナ!」は気軽に参加できて、なおかつ良い出会いも期待できるイベントです。迷っているならおすすめします!