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医療機器の紹介

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【令和4年度】フィリップス社製「Azurion3シリーズ」

一般社団法人 日本損害保険協会寄付金(自動車損害賠償責任保険運用益)による「令和4年度交通災害等救急医療機器整備事業」の補助を受けて、血管撮影装置が最新型装置「フィリップス社製:Azurion3シリーズ」に更新されました。

フィリップス社製:Azurion3シリーズ(左)左冠動脈の治療前(中)左冠動脈の治療後 (右)

血管撮影は、カテーテルと呼ばれる細い管を心臓や下肢の血管まで挿入し、造影剤を注入して血管の状態を観察します。動脈瘤の有無、血管の狭窄や閉塞、血流状態を把握し、治療まで行うことを目的としています。現在、当院では心疾患に多く用いられています。

この装置は、限りなく低い被ばく線量と少量の造影剤で細い血管を鮮明に描出することが可能です。患者様自身への負担軽減に、より大きな期待が持てる装置となっております。検査は、医師、看護師、臨床工学技士、放射線技師がひとつのチームとなって行っております。安心して検査をお受けいただけるよう、最善のサポートをさせていただきます。

【令和4年度】富士フイルムメディカル社製「SYNAPSE VINCENT」

一般社団法人日本損害保険協会寄付金(自動車損害賠償責任保険運用益助成金)による「令和4年度交通災害等救急医療機器整備事業」の補助を受けて、3次元画像解析システムに最新型のワークステーション「SYNAPSE VINCENT」が加わりました。現在使用しているAZE社製の「Virtual Place」に加えて2台での運用となりました。

3次元画像とは上下左右だけでなく奥行も含めた立体感のある画像のことをいいます。3次元画像解析システムは、CT・MRI検査の画像を用いて、高精度な3次元画像の作成や様々な解析を行います。AI技術の進歩によって、より迅速に正確な画像の作成が可能となり、患者様の生体に近いかたちで観察ができます。

当院では、CT検査において術前検査等で3次元画像を作成することがあります。検査時に造影剤を用いることで血管の走行を描出することができ、それにより臓器や血管、腫瘍の位置を3次元で立体的に表現し多方向から観察することで、医師による診断や術前シミュレーションの支援に貢献しております。また、他にも心臓血管の解析や整形外科の骨折評価、腹部の内臓脂肪解析等にも使用しております。

MRI検査では、頭部・頸部血管の3次元画像の作成に使用しております。MRI検査では造影剤を使用することなく血管を描出できるため、造影剤を使用することなく頭部血管の3次元画像を作成することができます。

この画像解析システムを用いて医師だけではなく、患者様にも分かりやすい3次元で表現することで診断精度の向上と共に、質の高い医療の提供に貢献しております。

心臓血管のCT(左)手関節のCT(左中)内臓脂肪解析(右中)頭部血管のMRI (右)

【令和元年度】キャノンメディカルシステムズ社製「Ultimax‒i」

一般社団法人日本損害保険協会寄付金(自動車損害賠償責任保険運用益助成金)による「令和元年度交通災害等救急医療機器整備事業」の補助を受けて、X線TV装置がキャノンメディカルシステムズ社製「Ultimax‒i」に更新されました。

キャノンメディカルシステムズ社製「Ultimax‒i」(左)胃透視検査画像(右)

X線TV装置とは、X線を人体に照射してTVモニターで動画像としてリアルタイムに観察できる装置です。バリウムを使用して胃の状態を確認する胃透視検査や、飲み込みの状態を評価する嚥下造影検査、骨折や脱臼によってズレた骨を元の位置に戻す整復術など、多目的な検査に対応できる装置です。また、従来の装置よりも低線量(従来より照射線量を約65%低減)で検査を行うことが可能となり、患者様の被ばくを低減しつつ高画質な画像提供を実現しています。

【平成29年度】フィリップス社製「Ingenuity ELITE 128」

一般社団法人 日本損害保険協会寄付金(自動車損害賠償責任保険運用益)による「平成29年度 交通災害等救急医療機器整備事業」の補助を受けて、マルチスライスCT装置が最新型128列装置「フィリップス社製:Ingenuity ELITE 128」に更新されました。

CT検査は放射線を使い1mmから5mmの身体の輪切りの断面を200枚から1000枚ほど撮影し体内の状態を観察するものです。交通事故等における脳や内臓の損傷の具合、また、細かな骨折を迅速かつ立体的に観察することができ、疑う病気によっては造影剤を静脈注射することによって、病変や細かい血管の状態まで立体的に観察することが可能となります。8年間稼働いたしました前の64列装置と比較して、さらに少ない放射線量で細かいものまで観察することが可能となりました。当院は必要最低限の放射線量で病気の診断に貢献する検査を行っていることが認められ、公益社団法人 日本診療放射線技師会による「医療被ばく低減施設認定」を取得しております。検査は20分ほどで行うことが出来ます。ご安心なさって検査をお受けいただきますよう、お願い申し上げます。

フィリップス社製「Ingenuity ELITE 128」の写真

【平成28年度】富士フイルムメディカル株式会社製「AMULET Innovality」

平成28年度にマンモグラフィ撮影装置が「富士フイルム社製:AMULET Innovality」に更新されました。

マンモグラフィ検査は乳腺の状態を詳しく観察するために乳腺を薄く広げて圧迫板で固定しX線撮影を行います。本装置の圧迫板は乳房全体にフィットし乳房圧迫の圧力を分散するため優しく乳房を固定することができます。
新装置には乳房内部の構造を観察可能にするトモシンセシス機能が付いています。通常のマンモグラフィでは乳腺の重なりのために見えにくい病変も、トモシンセシス機能によって1mmの薄い乳房画像で確認できることで診断しやすくなる利点があります。特に高濃度乳房と言われる乳腺組織の多い乳房に有用であることがわかっています。マンモグラフィ装置のデジタル化により検査時間が短縮され、従来よりも放射線被ばくを低減した乳房撮影が可能になりました。撮影は女性診療放射線技師が担当しております。 安心して検査をお受けください。

富士フイルム社製 「AMULET Innovality」(左)
マンモグラフィ(中)とトモシンセシス(右):富士フイルムHPより引用

【平成27年度】フィリップス社製「Ingenia 1.5T CX」

一般社団法人日本損害保険協会寄付金(自動車損害賠償責任保険運用益)による「平成27年度 交通災害等救急医療機器整備事業」の補助を受けて、第1MRI室の装置が最新型MRI装置「フィリップス社製:Ingenia 1.5T CX」に更新されました。
MRI装置は磁場を用いて非侵襲的に体内の情報を画像として得ることができます。今回磁場強度を従来の1.0Tから1.5Tに高くした最新MRI装置を導入したことで、画質が良くなり短い時間での検査が可能になりました。装置導入により当院では2台の1.5T MRI装置での検査体制になりました。
新装置はデジタルコイルを搭載した最新式のシステムです。画像を作るためのデータ収集方法がフルデジタルに変わったことで画像化できるMR信号が増え、有効な信号が40%程上昇した高画質な画像が得られます。
MR検査は発症直後の急性期脳梗塞や交通外傷における脊椎損傷などの診断に優れています。また、腹部から足までの広い範囲の血管を、造影剤を使用しないで撮像することが可能になります。
検査の際にはMR検査の特殊性のために問診や更衣が必須となります。安全に検査を行うためですのでご理解とご協力をいただけます様よろしくお願いします。

フィリップス社製「Ingenia 1.5T CX」の写真

【平成24年度】オリンパス社製「ビセラビデオシステム」

「平成24年度 交通災害等救急医療機器整備事業」の補助を受けて手術室及び泌尿器科外来に最新型の内視鏡機器「オリンパス社製:ビセラビデオシステム」が導入されました。
今回、当内視鏡機器を導入したことにより、外来においてはこれまでの硬性内視鏡では尿道の屈曲や狭窄等のため、内視鏡の挿入が難しい場合や疼痛の強い場合、難しいと判断されていたケースについても軟性内視鏡が使用できるために、これらの改善が得られました。
また、テレビ画面での鮮明な画像が非常に良く、血管処理、出血・組織の確認がしやすくなりました。
交通外傷等による尿道損傷や膀胱外傷においても軟性鏡の先端側が自由に屈曲出来る機能が損傷の度合の診断には、非常に有用です。
当システムが稼働することになり交通災害等の緊急手術においても早急な対応ができ、救急医療体制が向上しました。

[画像:オリンパス社製「ビセラビデオシステム」の写真]
オリンパス社製「ビセラビデオシステム」の写真
[画像:オリンパス社製「ビセラビデオシステム」の写真]
オリンパス社製「ビセラビデオシステム」の写真
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