令和2年度 研究対象疾患一覧
分野群別に分類しています。
■疾患別基盤研究分野(客観的な指標に基づく疾患概念が確立されていない疾患)
客観的な指標に基づく疾患概念の確立していない希少難治性疾患について、科学的根拠を集積・分析し、患者の実態把握を行い、全国規模の客観的な指標に基づく診断基準・重症度分類を確立し、難治性疾患の医療水準の向上に貢献することを目的とする。
痙攣性発声障害疾患レジストリを利用した診断基準及び重症度分類の妥当性評価と改訂に関する研究
特発性好酸球増加症候群の診療ガイドライン作成に向けた疫学研究
神経核内封入体病(Neuronal Intranuclear Inclusion disease :NIID)の 疾患概念確立および診断基準作成に関する研究
新規の小児期の疼痛疾患である小児四肢疼痛発作症の診断基準の確立と患者調査
多中心性細網組織球症の疫学および治療法に関する調査研究
多系統蛋白質症(MSP)患者の全国実態調査と診療体制構築に関する研究
消化管過誤腫性腫瘍好発疾患群の小児から成人へのシームレスな診療体制構築のための研究
杉山 佳子
・Peutz-Jeghers 症候群
・Cowden 症候群
・若年性ポリポーシス
中性脂肪蓄積心筋血管症の診療体制の構築
慢性活動性EBV感染症と類縁疾患の疾患レジストリ情報に基づいた診療ガイドライン改定研究
木村 宏
・ 慢性活動性EBウイルス感染症
・ EBウイルス関連血球貪食性リンパ組織球症
・ 種痘様水疱症
・ 蚊刺過敏症
Schaf-Yang症候群の診断基準策定と疫学に関する研究
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■領域別基盤研究分野(客観的な指標に基づく疾患概念が確立されている疾患)
客観的な指標に基づく疾患概念が確立されている疾患に対して、エビデンスに基づいた全国共通の診断基準・重症度分類の改正、診療ガイドライン等の確立や改正及び普及などを行い、難治性疾患の医療水準の向上に貢献することを目的とする。
自己免疫疾患に関する調査研究
運動失調症の医療水準、患者QOLの向上に資する研究
稀少てんかんに関する包括的研究
前眼部難病の標準的診断基準およびガイドライン作成のための調査研究
血液凝固異常症等に関する研究
原発性免疫不全症候群の改訂診療ガイドライン、診療提供体制・移行医療体制構、データベースの確立に関する研究
難治性血管腫・血管奇形・リンパ管腫・リンパ管腫症および関連疾患についての調査研究
難治性小児消化器疾患の医療水準向上および移行期・成人期のQOL向上に関する研究
難治性腎疾患に関する調査研究
難治性血管炎の医療水準・患者QOL向上に資する研究
キャッスルマン病、TAFRO症候群、類縁疾患の診療ガイドラインの策定や更なる改良に向けた国際的な総意形成を踏まえた調査研究
自己炎症性疾患とその類縁疾患の全国診療体制整備、移行医療体制の構築、診療ガイドライン確立に関する研究
神経皮膚症候群におけるアンメットニーズを満たす多診療科連携診療体制の確立研究
アミロイドーシスに関する調査研究
びまん性肺疾患に関する調査研究
ライソゾーム病、ペルオキシソーム病(副腎白質ジストロフィーを含む)における良質かつ適切な医療の実現に向けた体制の構築とその実装に関する研究
先天異常症候群のライフステージ全体の自然歴と合併症の把握:Reverse phenotypingを包含したアプローチ研究
特発性造血障害に関する調査研究
難治性呼吸器疾患・肺高血圧症に関する調査研究
重症多形滲出性紅斑に関する調査研究
稀少難治性皮膚疾患に関する調査研究
希少難治性筋疾患に関する調査研究
難治性聴覚障害に関する調査研究班
もやもや病(ウイリス動脈輪閉塞症)における難病の医療水準の向上や患者のQOL向上に資する研究
神経変性疾患領域における基盤的調査研究
特発性心筋症に関する調査研究
ミトコンドリア病、レット症候群に関する調査研究
プリオン病及び遅発性ウイルス感染症に関する調査研究
難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究
小児腎領域の希少・難治性疾患群の診療・研究体制の発展
脊柱靭帯骨化症に関する調査研究
呼吸器系先天異常疾患の診療体制構築とデータベースおよび診療ガイドラインに基づいた医療水準向上に関する研究
乳児~成人の好酸球性消化管疾患、良質な医療の確保を目指す診療提供体制構築のための研究
神経免疫疾患のエビデンスによる診断基準・重症度分類・ガイドラインの妥当性と患者QOLの検証
軟骨炎症性疾患の診断と治療体系の確立
強皮症・皮膚線維化疾患の診断基準・重症度分類・診療ガイドライン・疾患レジストリに関する研究
副腎ホルモン産生異常に関する調査研究
網膜脈絡膜・視神経萎縮症に関する調査研究
難治性炎症性腸管障害に関する調査研究
皮膚の遺伝関連性希少難治性疾患群の網羅的研究
橋本 隆
・
家族性良性慢性天疱瘡(指定難病161) ・
コケイン症候群(指定難病192) ・ ウェーバー・クリスチャン症候群
・ 掌蹠角化症
・ 掌蹠角化症症候群
・ ダリエ病
・ 疱疹状皮膚炎
・ 家族性化膿性汗腺炎
・ ゴーリン症候群
・ カウデン症候群
・ 遺伝性毛髪疾患
・ 疣贅状表皮増殖異常症
・ スイート病
・ シュニッツラー病
・ 顆粒状C3皮膚症
・ 反応性穿孔性膠原症
・ キルレ病
・ 穿孔性毛包炎
・ 蛇行性穿孔性弾力線維症
ベーチェット病に関する調査研究
先天代謝異常症の生涯にわたる診療支援を目指したガイドラインの作成・改訂および診療体制の整備に向けた調査研究
間脳下垂体機能障害に関する調査研究
特発性大腿骨頭壊死症の医療水準及び患者のQOL向上に関する大規模多施設研究
IgG4関連疾患の診断基準並びに診療指針の確立を目指す研究
中村 誠司
・
IgG4関連疾患(指定難病300) ・ 自己免疫性膵炎
・ IgG4関連硬化性胆管炎
・ IgG4関連涙腺・眼窩および唾液腺病変
・ IgG4関連眼疾患
・ IgG4関連腎臓病
・ IgG4呼吸器疾患
・ IgG4関連循環器疾患および動脈周囲炎・後腹膜線維症
・ IgG4関連神経・内分泌疾患
原発性高脂血症に関する調査研究
ホルモン受容機構異常に関する調査研究
筋ジストロフィーの標準的医療普及のための調査研究
成人発症白質脳症の実際と有効な医療施策に関する研究班
良質なエビデンスに基づく急性脳症の診療に向けた体制整備
遺伝性白質疾患・知的障害をきたす疾患の診断・治療・研究システム構築
早老症の医療水準やQOL向上を目指す集学的研究
先天性心疾患を主体とする小児期発症の心血管難治性疾患の生涯にわたるQOL改善のための診療体制の構築と医療水準の向上に向けた総合的研究
性分化・性成熟異常を伴う内分泌症候群(プラダーウイリ症候群・ヌーナン症候群を含む)の診療水準向上を目指す調査研究
染色体微細欠失重複症候群の包括的診療体制の構築
倉橋 浩樹
・
1p36欠失症候群(指定難病197) ・
4p欠失症候群(指定難病198) ・
5p欠失症候群(指定難病199) ・
スミス・マギニス症候群(指定難病202) ・
エマヌエル症候群(指定難病204) ・ 1q44欠失症候群
・ 2p15-p16.1欠失症候群
・ Feingold症候群(2p24.3欠失)
・ 2q23.1欠失症候群(MBD5)
・ 2q24.2-q24.3欠失/
重複症候群(SCN1A)
・ 2q32.1‒q33.3欠失/重複症候群(SATB2)
・ 2q37欠失症候群
・ 3p21.31欠失症候群
・ 5q14.3欠失症候群(MEF2C)
・ 5q31欠失症候群
・ 8pサブテロメア欠失
・ Langer-Giedion症候群(8q24.11欠失)
・ 11p12-p14欠失症候群
・ Jacobsen症候群(11qサブテロメア欠失)
・ 16p11.2欠失/重複症候群
・ 17p13.1欠失症候群(GABARAP)
・ Potocki-Lupski症候群(17p11.2重複)
・ 21qサブテロメア欠失症候群
・ 22q11.2重複症候群
・ Cat eye症候群(22q11テトラソミー)
・ Phelan-McDermid症候群(22q13欠失)
・ Xp11.3-p11.4欠失(MAOA, MAOB, CASK)
・ Xq11.1欠失症候群(ARHGEF9)
・ MECP2重複症候群(Xq28重複)
間質性膀胱炎の患者登録と診療ガイドラインに関する研究
強直性脊椎炎の疫学調査・診断基準作成と診療ガイドライン策定を目指した大規模多施設研究
自己免疫性出血症治療の「均てん化」のための実態調査と「総合的」診療指針の作成
好酸球性副鼻腔炎における治療指針作成とその普及に関する研究
先天性骨髄不全症の診断基準・重症度分類・診療ガイドラインの確立に関する研究
指定難病と小児慢性特定疾病に関連した先天性骨系統疾患の適切な診断の実施と医療水準およびQOLの向上をめざした研究
HAMならびに類縁疾患の患者レジストリを介した診療連携モデルの構築によるガイドラインの活用促進と医療水準の均てん化に関する研究
小児期・移行期を含む包括的対応を要する希少難治性肝胆膵疾患の調査研究
発汗異常を伴う稀少難治性疾患の治療指針作成、疫学調査の研究
★:他に研究対象としている主たる研究班があるもの
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■横断的政策研究分野
難治性疾患患者について、疫学データの継続的な収集・分析、発症関連要因・予防要因、重症化の危険因子、予後関連因子、予後追跡調査等に関する研究を疾患横断的に行い、難病患者のQOL 向上や政策に活用しうる基礎的知見の収集を目指す。
先天性および若年性の視覚聴覚二重障害の難病に対する医療および移行期医療支援に関する研究
種々の症状を呈する難治性疾患における中枢神経感作の役割の解明と患者ケアの向上を目指した複数疾患領域統合多施設共同疫学研究
難病領域における検体検査の精度管理体制の整備に資する研究
指定難病患者データベース、小児慢性特定疾病児童等データベースと他の行政データベースとの連携についての研究
難病ゲノム医療に対応した遺伝カウンセリングの実態調査と教育システムの構築に資する研究
乳幼児期に重篤な視覚障害をきたす難病の診療体制の確立
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■指定研究
スモンに関する調査研究
プリオン病のサーベイランスと感染予防に関する調査研究
難病に関するゲノム医療推進にあたっての統合研究
指定難病の普及・啓発に向けた統合研究
難病患者の総合的支援体制に関する研究
成育医療からみた小児慢性特定疾病対策の在り方に関する研究
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