パンデミックという苦難のまっただ中です。四月のカフェ公演も中止にしました。その後の準備期間を経た、様々な感染症対策をした上での、特別な公演です。劇場に足を運んで頂いたお客様も、初の試みである配信でご覧頂くお客様も、いろんな苦難を乗り越えてご観劇を判断頂いたことと存じます。私たちも苦難を乗り越え、公演をすると決断し、色んなことをいっぱい考え行動しながらの今日です。ようやく皆様とお会いすることができました! 「あう」がこんなに素敵で良いもので、もろくてはかないもので、とっても大切なものだったなんて、今回のパンデミックより前は正直思っていませんでした。
なんにせよそういった経緯のせいか、誠に勝手ながらではありますが、いつもよりお客様との精神的距離が近い感じがしています。不思議な共感を覚えるというか。
皆様は如何でしょうか。演劇はお客様と同じ場に居合わせ、作品の成立にご協力頂くことが前提の芸術です。皆様が、先述の経緯を元にした共感を私たちにも覚えて下さり、それが今回の作品群に大きなプラスになることを願っております。
さてまもなく開演です。本日はご観劇、誠にありがとうございます。関係者一同感謝しております。まだ状況は続いております。お体をいたわりつつお過ごし頂けたらと思います。そんな日々を過ごす中で、今日の作品たちのことをふと思い出して頂けたら幸いです。