初期コミンテルンと在外日本人社会主義者 越境するネットワーク
その実態を現地収集した関係史料から解明
著者 | 山内 昭人 著 |
---|---|
ジャンル | 世界史 日本史 |
シリーズ | 世界史 > MINERVA 西洋史ライブラリー 85 |
出版年月日 | 2009年11月30日 |
ISBN | 9784623055357 |
判型・ページ数 | A5・344ページ |
定価 | 定価7,150円(本体6,500円+税) |
在庫 | 在庫僅少 |
ネット書店を選択 |
---|
旧ソ連の文書館を中心とした現地史料渉猟にもとづき、初期コミンテルンが派遣要員を通じて、モスクワを起点にいわば「西回り」と「東回り」とから越境するネットワークを築きながら日本社会主義者との接触を試みた実態を解明する。その際、モスクワ本部から末端に至る組織構造の全体的把握がめざされ、片山潜を筆頭に在外日本人社会主義者の果たした役割の重要性が強調される。
凡 例
略語一覧
序 章 在外日本人社会主義者とインタナショナル
第1章 初期コミンテルンとアムステルダム・ニューヨーク・メキシコシティ
第2章 片山潜・在米日本人社会主義団と初期コミンテルン
第3章 初期コミンテルンとシベリア・極東
第4章 片山潜・在露日本人共産主義者と初期コミンテルン
結びにかえて――国際共産主義運動「創設期」の中の日本
補 論 日本共産党創立前夜のボリシェヴィキ文献
あとがき
文献目録
英文目次・要約
人名索引