石井十次と岡山孤児院 近代日本と慈善事業
人物の交流史から思想と実践を解読する
著者 | 細井 勇 著 |
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ジャンル | 社会福祉 |
シリーズ | 社会福祉 > MINERVA 社会福祉叢書 26 |
出版年月日 | 2009年07月05日 |
ISBN | 9784623051816 |
判型・ページ数 | A5・552ページ |
定価 | 定価8,800円(本体8,000円+税) |
在庫 | 品切れ・重版未定 |
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石井十次の思想と実践を統合的に把握する。日本近代化過程における特質と問題を考える試みでもある。
◊2011年度同志社大学社会福祉学会賞 学術研究部門 社会福祉研究賞 受賞
第I部 近代日本の慈善事業とその背景
第一章 棄児養育米制度と慈善事業――伝統と近代
第二章 近代日本におけるキリスト教受容の特質と慈善事業
第II部 岡山孤児院の創設と関連事業の諸相
第三章 岡山孤児院の創設と組合系教会形成――岩村加次郎と石井十次
第四章 孤児院学校の成立とその後の展開
第五章 岡山孤児院と監獄改良事業――渡辺亀吉と石井十次
第六章 孤児院教育実践と地域振興事業の連続性
第七章 救済事例に見る岡山孤児院事業の展開
第八章 岡山孤児院の里預児事業について
第III部 石井十次の思想と実践の変容過程
第九章 炭谷小梅と石井十次――石井発小梅宛書簡の検討
第一〇章 徳富蘇峰と石井十次――岡山孤児院事業と天皇制国家との関係
第一一章 石井十次による伝道事業と慈善事業の関係――石井の思想変容の背景と契機
終 章 石井十次の思想と実践の可能性について
文献目録
資料編
あとがき
人名索引