宮沢賢治 すべてのさいはひをかけてねがふ
宮沢賢治の信仰・農業・文学の三側面に注目し、賢治という人物がなぜ生まれたのか、その意味を探る
著者 | 千葉 一幹 著 |
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ジャンル | 評論・自伝 文学・言語 |
シリーズ | 評論・自伝 > ミネルヴァ日本評伝選 |
出版年月日 | 2014年12月10日 |
ISBN | 9784623072453 |
判型・ページ数 | 4-6・324ページ |
定価 | 定価3,300円(本体3,000円+税) |
在庫 | 在庫あり |
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*第14回島田謹二記念学芸賞受賞
宮沢賢治(1896〜1933)詩人、童話作家。
岩手において「銀河鉄道の夜」などの童話、「永訣の朝」などの詩を作り続けるも、37歳で亡くなった宮沢賢治。本書では、その信仰・農業・文学の三側面に注目し、賢治という人物がなぜ生まれたのか、その意味を探る。
[ここがポイント]
◎にじゅうまる 今や国民的作家となった宮沢賢治は、どのような生涯を送ったのか。
◎にじゅうまる 賢治が東北に生まれたことの意味を考える。
序 章 賢治はいつ宮沢賢治になったのか――東北に生まれたことの意味
第一章 恵まれた幼年時代
1 父・政次郎の商才
2 慈愛に満ちた父母
第二章 勉学挫折と信仰心の高まり
1 盛岡中学入学と家業嫌悪の始まり
2 成績不振と短歌制作
3 盛岡高等農林進学と法華経との出会い
第三章 立身出世を志して東京へ
1 国柱会入信――法華経理解の転換点
2 東京出奔と文学創作
3 東京でエスペラントを学ぶ
第四章 トシの死と羅須地人協会
1 トシの早世と信仰の危機
2 農学校教師から農業実践へ
終 章 家族への遺言
主要参考文献
おわりに
宮沢賢治略年譜
人名・作品索引