Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2025年10月2日 No.3699 2027年国際園芸博覧会特別委員会を開催
経団連は8月4日、都内で2027年国際園芸博覧会特別委員会(筒井義信委員長)を開催した。筒井会長・同委員長のあいさつの後、2027年国際園芸博覧会協会(×ばつEXPO協会)の河村正人事務総長、清瀬一浩企画調整部長から、2027年国際園芸博覧会(×ばつEXPO2027)について説明を聴くとともに懇談した。概要は次のとおり。
左から河村氏、清瀬氏
■しかく ×ばつEXPO2027の概要
×ばつEXPO2027を開催する。同万博の公式アンバサダーは俳優の芦田愛菜氏、公式クリエイターは蜷川実花氏。公式マスコットキャラクターは、心臓の鼓動音に由来する「トゥンクトゥンク」(写真左下)を採用している。
同万博のテーマは「幸せを創る明日の風景」。気候変動や生物多様性の喪失といった地球規模の課題に直面するなか、自然・人・社会が共に持続するための最適解を描く必要がある。古来、自然と共生してきた日本だからこそ、同万博を通じてこの最適解を見いだし、世界に未来の姿を提示できると考えている。
会場では、企業・団体等により、新たな体験やカーボンニュートラル(CN)、ネイチャーポジティブ(NP)への理解につながる五つのVillageを舞台に展開される「Village×ばつEXPO協会による「テーマ館」「園芸文化館」での展示、日本政府による「政府出展」、世界各国による「国際出展」を予定している。
■しかく 機運醸成の取り組み
開催まで2年を切るなか、同万博の認知度を向上させるため、さまざまな機運醸成活動に取り組んでいる。
25年5月からは「Blooming RING Action」というプロジェクトを発足させ、腕に付けるBlooming RINGの配布・撮影イベントを随時実施している。
×ばつEXPO2027特別仕様の自動車のナンバープレートも交付を開始した。
その他、シンポジウムにおける講演やユーチューブでの発信等も行っており、引き続き認知度向上に向けた広報活動に注力する。
■しかく ×ばつEXPO2027への参加
同万博では、会場建設費の確保のため、民間から寄付を募っている。これまで、経団連会員企業・団体には多大な寄付の協力をいただいており、改めてお礼申し上げる。引き続き理解・支援をお願いする。
協賛については、同万博の価値を共創・発信するため、企業からの提案を募っている。同万博にふさわしい画期的な環境技術や新技術・サービスの会場実装等をぜひ相談してもらいたい。
×ばつEXPO協会への人材派遣もお願いしたい。同協会への出向者は、国家プロジェクトへの参画を通じた貴重な知見の獲得や、行政・企業等との人脈構築ができる。出向元の企業も、企業版ふるさと納税制度を活用することで税軽減効果を受けることができる。関心があれば、同協会人事課(電話=045-307-2067、eメール=jinji@expo2027yokohama.or.jp)まで問い合わせいただきたい。
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×ばつEXPO2027の成功に向けてエールを送った。
【総務本部】