月刊 経団連 新会員紹介 東洋合成工業株式会社
資本金 | 16億1,888万円 |
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設立 | 1954年9月 |
従業員数 | 887人(2024年3月末現在) |
本社所在地 | 〒111-0053 東京都台東区浅草橋1-22-16 ヒューリック浅草橋ビル8階 |
事業内容 |
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URL | https://www.toyogosei.co.jp/ |
当社は「人類の文明の成長を支えるため、人財・創造性・科学技術を核として事業を行い、その寄与度を高めるためにも成長する」という経営理念のもと、感光性材料、高純度溶剤、香料材料、化学品ロジスティックサービスを主要事業としている。
この事業展開に至っては第2次世界大戦後の1954年にさかのぼる。医薬品用化学製品のメーカーとして市川市に設立したが、戦後当時の日本は化学品の輸入の際に不純物混入が問題となっており、創業者自らが設計した蒸留塔で蒸留精製し、化成品事業の基盤を築いた。その後、化学専業のロジスティックサービス(千葉県京葉地区)、合成精製技術を活かした香料原料の製造販売、リサイクル・電子材料向け超高純度溶剤の製造販売へと発展した。また1970年代、半導体の黎明期から半導体製造用の感光性材料の開発を開始し、半導体製造に必須の材料として現在も成長を続けている。特に最先端半導体用の感光材では高いシェアを有しており、2020年には経済産業省から「グローバルニッチトップ企業100選」にも選出され、当社の主力事業となっている。
事業拠点は千葉県を中心に、大阪市、淡路市、中国・上海、オランダ・ロッテルダムに拠点を構え、グローバルな供給体制を整えている。常に移り変わる時代のニーズを先読みし、有機合成と高純度化技術に磨きをかけ、取り扱いが難しい材料を供給することで発展を遂げてきている。
人類文明の成長を目指し他社が作れないものを作る
木村 有仁
東洋合成工業 社長
当社は2024年、創立70周年を迎えました。さらなるイノベーションが必要とされる未来に向け、創業者が志した「今は形が現れざる、見えざるものへの挑戦」を日々続け、他者ができないことに挑戦し、未来を創るという、創業精神の実現に注力しています。
当社が開発し、提供する先端半導体向け感光材は半導体に必須の材料であり、高純度溶剤とともに、AIなどの半導体産業の成長を支えています。必要とされる新技術の開発や新規事業開発を進め、創業以来の「ベンチャー精神」で未来へ挑戦し、供給拡大によって企業価値向上に努めてまいります。経団連会員の皆さまには、今後ご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。