ご挨拶
当協会は、東海道新幹線の開業による海外諸国からの技術協力要請等を契機として、開業翌年の1965年(昭和40年)に発足し、世界の様々な国において鉄道の発展に貢献してまいりました。現在は、海外展開に関係する幅広い業種の会員を有し、鉄道の海外展開に係る公益的事業を推進する国内唯一の団体として活動しております。
こうした取り組みを踏まえつつ、公益的・非営利団体として、個々の企業単独では実施が困難な事業、幅広く会員の協力が必要な事業、その便益が広く会員に及ぶ事業を基本に関係機関と連携し、我が国の鉄道の海外展開や国際協力を推進するため、次のような事業を実施しております。
- ①国内外での展示会、セミナーの開催や海外要人の招聘など鉄道の海外展開推進のための啓発活動事業
- ②海外への日本の鉄道の最新情報の発信及び海外展開のための研修などの日本の鉄道システムに関する情報発信事業及び人材育成事業
- ③海外諸国の鉄道整備動向調査などの海外鉄道に関する情報収集事業
- ④会誌発行等情報提供事業
- ⑤インド高速鉄道軌道技術教育訓練・認証事業
- ⑥インド高速鉄道信号通信技術支援事業
- ⑦人材育成・マッチング事業
- ⑧その他鉄道の海外展開に資する事業
これらの事業は、いずれもわが国が海外への鉄道展開や国際協力を強力に進めていくために重要な意義をもつものであります。
JARTSとしては、関係機関のご指導や会員の皆様のご支援、ご鞭撻をいただきながら、鉄道の海外展開に関連する幅広い業種の企業等を会員とする一般社団法人としての特性を十分に活かして、わが国の鉄道の海外展開がいっそう効果的に推進されるように努めてまいります。