吉村武彦
岩波書店 2012年11月発行
ページ240P サイズ 新書版 定価798円
「天皇」という称号がつくられた飛鳥・奈良時代、六人・八代もの女帝が続けて誕生した。なぜこの時期に集中しているのか。「女系天皇」に開かれていた可能性は?―女王卑弥呼から推古、そして持統へ。古代人の視点に寄り添い、即位の背景を徹底的に読み込むところから、「女帝の世紀」の謎をとく。今後の議論の基本となる必読の一書。
目次
プロローグー 女帝にまつわる謎
第一章
伝承のなかの「女王」たち
第二章
女帝の誕生
第三章
「王統維持」への道のり
第四章
律令制のなかの女帝
エピローグ― なぜ古代に女帝がうまれたのか
あとがき
参考文献
関連年表
索引