岩手県立胆沢病院

施設認定
日本循環器学会 研修施設

日本不整脈心電学会 研修施設

日本心血管インターベンション治療学会 研修関連施設

循環器疾患の特徴として緊急性を要することが多いことから、原則24時間体制で診療に当たっています。
特に、心筋梗塞の急性期には早期の血流再開のため、緊急に経皮的冠動脈形成術(PCI)が必要となります。チーム医療としてPCIを行うため、循環器医師・コメデイカルスタッフが常に待機しております。令和6年度の心臓カテーテル件数総数は313件、PCIは163件でしたが、このうち66件が急性心筋梗塞・不安定狭心症に対する緊急PCIでした。

今年度は救急隊との心電図伝送のシステムも構築でき、心筋梗塞の治療に対して、より早期の治療が提供できるようになりました。

また、頻脈性不整脈に対する治療として、カテーテルアブレーションが116例、徐脈性不整脈に対するペースメーカー植込み術が新規45例、交換131例と、不整脈治療に対しての治療も積極的に行っています。

心不全・心房細動・冠動脈疾患等簡易診療情報提供書 エクセル版 、 PDF版

透析患者の心エコー検査依頼簡易診療情報提供書 エクセル版 、 PDF版

(利用可能医療機関限定)

カテーテルアブレーション

全国的にPCIは減少しつつある中、カテーテルアブレーションの件数は増加しており、当科でも同様の傾向となっています。特に、心房細動に対するアブレーションは生命予後・QOLを改善するというevidenceも出てきており、不整脈治療の重要性を増してきています。

当科では盛岡・矢巾以外では岩手県内唯一のカテーテルアブレーション施行施設となっています。

リードレスペースメーカー

リードレスペースメーカーは、リード線が不要で心臓内に直接埋め込むペースメーカーです。新しい治療であった時期ではすでになくなり、患者さんによって、より適したペースメーカーを選択しています。

心臓リハビリテーション

心不全は治療とともに予防が重要な疾患です。外来心臓リハビリテーションを通して患者さんの社会復帰を支援するだけではなく、心不全の増悪による再入院の予防に有効であるというデータが次々と出てきている注目の分野でもあります。当院でも外来リハビリテーションを行っていただいた患者さんの再入院率は低く、可能な限り通院頂いております。

当科では、以下の臨床研究を実施しております。この研究は、日常診療で得られた診療情報を研究データとしてまとめるものです。研究の対象となる患者さまに研究情報の通知・公開がなされた上で、拒否できる機会を保障することをオプトアウトと言い、一部の臨床研究をオプトアウトの手法で行っています。研究への協力を希望されない場合や、詳しい情報をご希望される場合はお知らせください。研究不参加を申し出られた場合でも、何ら不利益を受けることはありません。