木材は,石や鉄と同じように自然に存在し,日本人は古くからその特性を十分に活かし,物を創り出すための素材として利用してきました。いまや,鉄やコンクリート,プラスチック等がコスト等を理由に,木材に取って代わろうとしていますが,一方では,それらの素材と比べて,木材は材料への加工,廃棄,再利用,様々な過程でエネルギーの消費が少ない材料であり,これからの循環型社会の構築に不可欠な素材であることが再認識されつつあります。 私たちは,もう一度「木を使う」ということを見つめ直し,市場に関する情報だけでなく,地域の木がもっと使ってもらえるような情報を発信したいと考えています。