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- データをカウントするワークシート関数の使い方をまとめて説明しています 。
COUNT、COUNTA、COUNTBLANK、COUNTIF、COUNTIFS、SUMPRODUCT、DCOUNT、DCOUNTA の8種類の使い方を解説しています。
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(追記) (追記ここまで)
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更新:2025年4月5日;作成:2007年4月14日
COUNT関数:=COUNT(数値1,数値2,・・・)
- 数値が入力されたセルをカウントします。
- 引数に数値、論理値、数値を表す文字列を指定した場合はカウントされます。
=COUNT(123,"123",2024年5月2日,"2024年5月2日",TRUE) は5となります。
すべてカウントできるのが確認できます。
- TRUEとFALSEは論理値なので引数に記述するとカウントされます。
しかし、セルに入力された場合や=COUNT("TRUE","FALSE")とすると文字列となり、カウントされず「0」となります。
COUNTA関数:=COUNTA(数値1,数値2,・・・)
- 値が入力されているセルをカウントします。
空白セル(未入力セル)はカウントされないが、""(空白文字列,長さ0の文字列)はカウントされます。
- 言い換えれば、未入力セル以外をカウントします。
COUNTBLANK関数:=COUNTBLANK(範囲)
- 未入力のセルと空白文字列(数式などで返された""のことです)のセルをカウントします。
COUNTIF関数:=COUNTIF(範囲,検索条件)
- 検索条件の書き方がセルを参照するときはちょっと異なります。
商品名が「りんご」のセル数をカウントする場合、
=COUNTIF($B2ドル:$B9,ドルE2) または =COUNTIF($B2ドル:$B9,ドル"りんご")
- 「りんご以外」のセル数を数える場合、
=COUNTIF($B2ドル:$B9,ドル"<>"&E2)または=COUNTIF($B2ドル:$B9,ドル"<>りんご")
- 数量が300以上のセルを数える場合、=COUNTIF(C2:C9,">=300") とします。
- 比較演算子
演算子
名称
使用例
結果
=
等しい
=10
10と等しい
<>
等しくない
<>10
10と等しくない
>
より大きい
>10
10より大きい
<
より小さい
<10
10より小さい
>=
以上
>=10
10以上
<=
以下
<=10
10以下
- ワイルドカードと組合せる場合
3文字で2文字目が「ん」のセル =COUNTIF(B2:B9,"?ん?")
- 商品名に「ん」を含むもの(この例ではりんごとみかん)のセル数をカウントする
- =COUNTIF(C4:C10,"*ん*")
ワイルドカード「*」を利用しています。
- 商品名が「ん」で終わるものをカウントするには =COUNTIF(C4:C10,"*ん")
- 商品名が「り」で始まるものをカウントするには =COUNTIF(C4:C10,"ん*")
- 商品名の2文字目が「ん」である場合は =COUNTIF(C4:C10,"?ん*")
ワイルドカードの ? で文字1文字を代用します。
- 3文字の商品名のものをカウントするには =COUNTIF(C4:C10,"???")
- 商品名が3文字で2文字目が「ん」である場合は =COUNTIF(C4:C10,"?ん?")
-
-
ワイルドカード
意味
使用例
解釈
*
任意の文字列
り*
*り
*り*
「り」で始まる
「り」で終わる
「り」を含む
?
任意の1文字
り?
?り
???
2文字で1文字目が「り」
2文字で2文字目が「り」
3文字の文字列
~(チルダ)
「*」や「?」を検索するとき
~*
~?
*のセルを検索する
?のセルを検索する
SUMPRODUCT関数:=SUMPRODUCT(配列1,配列2,配列3,...)
- SUMPRODUCT関数を使ってカウントする事もできます。
- =SUMPRODUCT(($B2ドル:$B9ドル=E2)*1)
上の式は=SUMPRODUCT(({TRUE;FALSE;FALSE;FALSE;TRUE;TRUE;FALSE;TRUE})*1)と配列になっています。
よって、TRUE*1=1、FALSE*1=0となるので、「4」が返ります。
AND条件
- [問題] 性別が「男」で出席が「○しろまる」のデータ(行)をカウントします。
- [解答例1]
COUNTIFS関数の構文:=COUNTIFS(検索条件範囲1,検索条件1,検索条件範囲2,検索条件2...)
Excel2021以降でSpillが使える場合は、=COUNTIFS(C3:C9,G3:G4,E3:E9,"○しろまる") と入力します。
Spillが使えないバージョンでは =COUNTIFS($C3ドル:$C9,ドルG3,$E3ドル:$E9,ドル"○しろまる) と入力して、数式を下方向へコピーします。
- [解答例2]
SUMPRODUCT関数を使い、AND条件では条件式を「*」(アスタリスク)でつないでいます。
H3セルに =SUMPRODUCT(($C3ドル:$C9ドル=G3)*($E3ドル:$E9ドル="○しろまる")) と入力して、数式を下方向へコピーします。
OR条件
- [問題]出席が○しろまるまたは△しろさんかくのセル数を数える
- [解答例]
SUMPRODUCT関数を使って複数条件でカウントする事ができます。
- =SUMPRODUCT((E3:E9="○しろまる")+(E3:E9="△しろさんかく"))
OR条件では条件式を「+」(プラス)でつないでいます。
DCOUNTA関数:=DCOUNTA(Database,フィールド,Criteria)
DCOUNT関数:=DCOUNT(Database,フィールド,Criteria)
- 条件をセル範囲に書き出しておいて該当するフィールドのセル数をカウントします。
- AND条件
- 性別が「男」かつ出席が「○しろまる」のデータ(行)をカウントします。
- 条件はG3:H4に書き出しています。
- G6セルの数式は =DCOUNTA(B2:E9,B2,G2:H3) としました。
カウントするフィールド B2(名前)は文字列なので DCOUNTA関数となります。
- =DCOUNTA(B2:E9,D2,G2:H3) とすると、カウントするフィールドD2(年齢)は数値なので DCOUNT関数を使用します。
- OR条件
- 出席が○しろまるまたは△しろさんかくのデータ(行)をカウントします。
- OR条件は行に並べて書きます。フィールド名の下3行目と4行目に書いています。
=DCOUNTA(B2:E9,B2,G2:G4)
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