About us
超高齢化社会の急速な進行を背景として、様々な問題が急務の課題として社会に重くのしかかっています。私達の研究目標は、老化に特徴的な病的な状態に介入し、長寿の質(元気に長寿を享受できる状態)を確保するための革新的な技術を確立することです。この目的のため、私達の研究室では、関節でクッションや潤滑の役割をするヒアルロン酸に着目し、その生合成機構の解明を通じて、関節機能改善への技術展開を目指しています。また、高齢化社会の到来によって主な死因となっている癌について、その病態解明と新規治療法の確立に向けた研究課題に取り組んでいます。
研究紹介
iconヒアルロン酸生合成機構の解明
[画像:HAS]私達は世界に先駆けて、動物由来ヒアルロン酸合成酵素を同定しました。今後、ヒアルロン酸生合成機構の全容解明に取り組みその研究を通じて、関節機能改善への技術展開を目指します。
icon 癌幹細胞ニッチ形成機構の解明
[画像:がん幹細胞]
がん幹細胞は、抗がん剤や放射線治療に耐性を示し、治療後も残存してがん細胞を生み続けてがんの再発を引き起こすとされ、根治的治療を阻む最大の要因と考えられています。がん幹細胞性を制御している機構の解明を通じて、がん幹細胞を標的とした治療技術を開発し、がんの根治的治療法として展開することを目指します。
What's new
2018年7月20日 3年生3名が研究室に分属しました。
2018年5月6日-7.23 根岸茉衣さんが岡山大医学部からインターンシップで来られました。
2018年3月17日-18 東出さん、黒岩君、田邊君が卒業しました。
2017年8月5日-6 松の浦セミナー合宿を行いました。