俳句自由塾の必要性
(韓国は朝鮮時代の落書き、描かれているのは妓生(キーセン)。とにかく「自由」にあふれていて、イイのだ)
たまたま、プレバトというテレビ番組を見ていたら、芸能人の作った俳句に点数をつけ、添削するという。
5つの句の評定で、番組を盛り上げるために、1位と5位を残して、最後に発表。
1位 70点 夜稽古ここ一番のとうがらし Tさん
5位 5点 椀に燃ゆ彼岸花見し気は朧 Kさん
いやぁ、驚きました。
これ、逆じゃない(笑)。いや、逆というとちょっと言い過ぎかもしれませんが。
まず、Tさんの句。良い句だと思うけど、面白さに欠けるような気がします。失礼を省みずにちょって手直しをするなら、CoCo壱番のもじりをもっと前面に出して「殺陣前やCoCo壱番の唐辛子」てのはどうでしょうね。ただし、CoCo壱番に唐辛子カレーがあればの話ですけどね。
それにしても可哀そうなのは、Kさんの俳句。これかなりイイと思いますよ。椀にこぼれそうに盛られている唐辛子を彼岸花と見立てたんでしょ。私は、その見立てが、すっと強烈に、頭に浮かびました。確かに、N先生いわく「気は朧」はそれこそ盛りすぎで、私もちょっととは思いましたが。。。
この「朧」は、春の季語で、いわゆる「季重なり」でダメ出しを他の出演者から食らっていましたが、ここは盛りすぎということだけで、季語が重なっていることが悪いわけではないでしょう。「朧」は現代でもよく「朧気に」というふうに使いますね、季節に関...