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TutankhamenUnliked13 2025年01月02日 (月) 06:05:24 #73914513
スレタイトルの通り。私はかつて日本に存在した、かの呪われしオカルトサークル「南関東奇譚会 (South Kanto Kitan-Kai) 」の初代会長、2012年ごろまで ツタンカーメンは13がお嫌い / 厭太郎 (Yataro) と名乗っていた者だ。長くオカルト界隈から遠ざかっていたが、日本のホラーブームにかこつけて出戻ってきた。
何でもは答えない......たとえば、「証拠はないのか」と訊かれてもノーコメントだ。当時の吹上トンネル凸の写真なんて出したっていくらでも捏造できるからしょうがないし、当時作ったTシャツも着れなくなって仕舞ってたら転居のごたごたで無くしてしまった。顔写真なんか出したくないし、出したところで当時オフ会を行った友人たちはもう誰もパラウォッチを見ていないようだから、私の顔と「ツタンカーメンは13が嫌いだった」というフレーズを関連づけられる者がこのスレッドに現れることはないだろう。
まあ要するに、このスレッドは赤の他人が真っ赤な嘘をつくために立てたものと思ってもらっても結構だ。それでもよければご質問をどうぞ。
firepelican 2025年01月02日 (月) 06:09:50 #31948675
なんの証拠も出せないのによくスレ立てようと思ったね コックリサンの紙くらい持ってないの?
B1T3D4L3M0N 2025年01月02日 (月) 06:30:22 #36457680
持ってるわけないだろ。お帰りいただいたあと48枚に破いて捨てないといけないんだぞ。
TutankhamenUnliked13 2025年01月02日 (月) 06:38:55 #73914513
私はこっくりさんにお帰りいただいた後は、B1T3D4L3M0Nが言ってくれたような処理をしていた⸺儀式を終わらせるという工程も、緊張感があって楽しいものなのだよ。ああいうものを敢えて取っておいて取り憑かれてみるということをやっていた友人もいたが、どうやら取り憑かれたのでいなくなってしまったようだね。
tsubaki 2025年01月02日 (月) 06:15:00 #99131399
呪法不吉百景はどうなった?
Chu Do Ha 2025年01月02日 (月) 06:25:34 #83921269
不倫の責任は取ったのかよオッサン
TutankhamenUnliked13 2025年01月02日 (月) 06:50:02 #73914513
どうも別人と勘違いされているような気がするな。不倫をしていたのは私とは別のメンバー同士だった(ここで名前は挙げないことにするが)。
無論、それに薄々気づいていながら対処できなかった、私を含めた他のメンバーにも非はあるのだが......オタクどもの悲しい性で、皆そういったことの扱いには疎くてね......。私は二人が過ちを犯したとしてもかれらの友人でいたかったのだが、かれら二人はそうではなかったようだ。主要メンバー二人の離脱に加えて、私の態度が他のメンバーを怒らせたというのも、当時の参加者の間の亀裂を深めた理由だと考えている。
しかし、10年も前のことだし、正直人間関係のゴタゴタなんて早く忘れたかったから、私の記憶は曖昧だ。当事者なしにそんな話をするのも詮無いことではある。それにパラウォッチャーの皆さんの知りたい不吉でもないだろうから、これについても私はこれ以上触れないことにする。
Pal-Pull 2025年01月02日 (月) 06:28:01 #11745519
最初の質問。どうして日本語サーバに行かない? 日本人はあそこに寄り集まって話すもんじゃないのか?
TutankhamenUnliked13 2025年01月02日 (月) 06:55:02 #73914513
うん、まあ、まさにそこに不満があってね。現代は色んなツールで翻訳ができるんだから、Webでくらいグローバルな場で会話してみたかった。見向きもされなかったら日本サーバにも行ってみるつもりだったけど、この分ならこのスレッドでお話できそうだ。ありがたい。
実を言うと、私の英語の読文作文の個人練習や、ChatGPT翻訳の運用試験の面もある。お見苦しい文法があるかもしれないが、寛大な心でスルーしていただければと思う。
B1T3D4L3M0N 2025年01月02日 (月) 06:28:34 #36457680
まずは、HAPPY NEW YEAR。ヤタロー、あなたが本物の奇譚会会長だというご主張を鵜呑みにするつもりはありませんが、ひとまずお会いできて光栄だとお伝えしたいと思います。
さて、あなたに質問をしたいのですが、まず「南関東奇譚会とはなんなのか?」というところからお聞かせ願えないでしょうか?
僕は英語圏のパラウォッチャーで、最近までFandomで有志による英訳が更新されていた『不吉百景』の読者です。僕たちが持つ確実な知識は、あの作品の原著者のmashirito氏が「南関東奇譚会」に所属していたということくらいです。曖昧なものは、「10年前に不自然な形で突如解散した」「残されたメンバーの一部は後継のサークルを作った」「最近初期のメンバーの方がパラウォッチ日本語サーバで都市伝説的な失踪をした」......このくらいでしょうか。
南関東奇譚会なるサークルに関する英語での情報はほとんどないので、そもそも「南関東奇譚会」とはどういうサークルだったのか、というところからお聞きしたいです。
TutankhamenUnliked13 2025年01月02日 (月) 07:10:23 #73914513
🎉HAPPY NEW YEAR🎉 丁寧な質問をありがとう。
ホラーショートショートシリーズ『不吉百景(The Ominous Hundred Views)』の輸出の話は知っていたよ。許可を得たものでない有志翻訳のようではあるが、いいんじゃないかな? マシリトくんは心優しく思慮深く、それでいて功名には飢えた人物だったので、彼もきっとこの宇宙のどこかで喜んでいるだろう!
そして、ある意味ご安心いただきたいこととして......「南関東奇譚会」について正しく詳しく統一的に書かれている情報は、2025年現在、どこにもない。というか、当時自分の所属するサークルについてWebで網羅的に書いた人もいなかったと思うから、過去にも存在しなかったんじゃないかな。
私はこれから少し時間をもらって、あのサークルの概要と、私の記憶の中にある我らの馴れ初めを書き記そうと思う。しかし、なにぶん10年以上も前のことだし、解散時には私はいなかったし、何より繰り返し言うように私が初代会長厭太郎氏その人である証拠はないのだから、これが正しい情報になるとは限らない。結果として「詳しくて統一的な偽史」という最も厄介なものとなるかもしれないが、それでもよければお目通し願いたい。
GutaiCG 2025年01月02日 (月) 07:40:11 #35772357
日本語のインタビュー拾ってきた 各自翻訳しな 結論を言うと釣り確
彼らは"それ"を「生きた証」と呼んだ ×ばつ主演・伊倉慎之介が明かす、フェイクドキュメンタリー『群勢』よりのメッセージ | ホラー専門情報誌「THE異談」
奥村: 大学時代、俺が入ってた文芸サークルに、俺のホラーの師匠みたいな先輩がいたんですよ。夜な夜な気に入った後輩を連れて心霊スポットに凸したり、Webのどっかから見つけてきた怪しい動画を見せてきたりする、怪しい先輩(笑)
その先輩が立ち上げたサークル内サークルみたいなのがあるんですけど、彼女がそのサークルの「存在しない初代会長」を作ろうぜって言い出して。「今朝夢で『ツタンカーメンは13が嫌いだった』って知ったんだよ! 彼はツタンカーメンの魂が部分的にディセンションしたことによって13を嫌うようになった男、ペンネームは『厭太郎』にしよう」って。支離滅裂なんですけど、なんかそれをずっと覚えてて(笑) それが時を経て、『群勢』のストーリーの、プロットと別のプロットを繋ぐ鎖になったんです。
LickitungChan 2025年01月02日 (月) 07:42:21 #15350116
スレ主は奥村監督の痛いファンなんだな。インタビューの細かい描写からニッチなネタを引っ張ってこれてえらいね〜〜〜。
BurningGiant 2025年01月02日 (月) 07:42:33 #46820282
俺たちこれから痛いファンの痛い嘘を読まされるのね😂
GutaiCG 2025年01月02日 (月) 07:44:57 #35772357
人生のTIPS: つまらない嘘は、読まなくていい ;)
解散!!!
TutankhamenUnliked13 2025年01月02日 (月) 08:41:09 #73914513
南関東奇譚会は、主に東京周辺に住むホラーオタクたちを中心に結成された、呪われたオカルトサークルだ。主な活動媒体はインターネットのポータルサイト。活動内容はパラウォッチとほとんど変わらない、我々の方がずっと規模が小さいし、サイトデザインはもっとダサかったけど。活動期間は2008年から2012年頃とよく紹介されているね。異論はない。
南関東奇譚会のメンバーが何人いたのか、誰もわかっていない。ホームページに最初期のメンバーのリストはあったものの、そのあとあまりに急速に増えたものだから、億劫がって結局誰も更新しなかったんだな。奇譚会の名のもとに一度でもオフラインで集まったことがある人数を全員合わせたとして、ざっくり100人くらい。フォーラムに一度でも書き込んだことがある者を「メンバー」と数えたとしたら......どうだろう、2000人くらいいたのかな? 当事者にとってはあまりピンと来ないものだ。
この会の話をするときには、どうしてもこの会が破滅的な形で解散してしまったことについても触れなければならないだろう。破滅的と言っても、祟りで全滅したわけじゃない......2011年末、奇譚会のフォーラム内やメンバー間で、生きた人間たちによるどうしようもない諍いが立て続けに起きた。私は就職活動とかを口実に会長を辞し、2011年末だか翌2012年初頭だかにこの会を逃げ出してしまったので、顛末を詳しく語ることはできないが、私が抜けた後、2012年上半期に正式に解散宣言がなされたことは知っている。今や当時のアーカイブの類もほとんど残っていない。
しかしどういうわけか、解散後数年の間に、日本の東西を問わない各所で、後に「南関東奇譚会フォロワー」「旧奇譚会界隈」などと呼ばれることになる、複数の後継サークルが現れた。そのうちの幾つかは現在まで残っていたり、今なお枝分かれしていたり、今なお各々何らかをやらかしたりしているらしい。自分が始めたものが自分の手を離れ、10余年経った今もなお蠢き続けているという事実だけで、私は毎晩酒が飲めている。みんなありがとう。
さて、あのサークルが何故耳目を集め急成長したか、何故フォロワーが乱立するほど解散を惜しまれたのか、他のホラーマニアのクラスタと比べて何が異常だったのかというと......奇譚会は、「それらしいもの」に出遭いすぎていた。当時の私たちにとって、怪奇現象やら廃墟凸やらの報告の直後にメンバーが音信不通になってしまうのは当たり前のことだったし、私たちもそれらの不吉な出来事に麻痺し切っていたのだ。
悪趣味な自慢みたいだが、例を挙げてみよう⸺2009年、奇譚会のフォーラムに、最近ある奇妙な夢を繰り返し見るようになったと証言する人物が現れた。
当時「Gisho」という名前だった彼は、その夢の中で見慣れない無人の動物園を徘徊している。檻の中には動物がいるのだが、なんとなく退屈で記憶には残らない。どの動物も鳴き声などあげず、園内は全く無音だったように思うという。
彼はいつも最終的にふれあいコーナーに辿り着く。飼育小屋がごうごうと燃えて、黒い煙が上がっている。燃える小屋から大きな黒いものが飛び出て来て、広場でどたどたと転がって暴れている。それは育ち切った豚くらいの大きさだが、彼にはどうも両手足を切られた巨体の人間のように見える。身体中に火を纏って苦しみ暴れているというのに、奇妙に無音で......。
普段はこのあたりで戦慄で目が醒めるのだが、ある夜に見た夢はそうではなかったという。「それ」がくぐもった男の声で、いたって静かに何事か呟いているのが聴こえてきたのだ。さて、ここで何を呟いていたら怖いと思う? 難題だが、こいつの答えは「ごめんなさい、ごめんなさい。生焼けにしちゃいけないのに。生焼けにしたら、においで見つかるから。」だった。うーん、いいんじゃない?
とはいえ、これだけだと怖い夢を見たというだけだ。勿論、極まったホラーマニアはただの怖い夢の話でも大喜びするものだが、この話には続きがある。当時アクティブに活動していたメンバーに「叉焼星人あらわる(The Char siu Alien Appears)」という男がいた(あまりにも出来すぎた名前だが、こういう名前だったんだから仕方ない。以下彼を「叉焼君」と呼ぶ)。自作ラーメンとインディーゲーム漁りを愛好する気のいい青年で、私も好ましく思っていたんだが、彼はこの話をしているスレッドにいきなり「俺も同じ夢を見るんだけど、お前岸田先輩(Kishida-senpai)と一緒にブタヤキホテル(Pork-grill Hotel)に行った儀保(Gibo)?」とだけ書き込んだ。リアルタイムでこれを見ていた私の胸に去来した困惑と恐怖をご想像いただけるだろうか? 接続詞の前後で文意が繋がっていないし、そもそも本来の叉焼君は、ハンドルネームを名乗る者にいきなり本名で語りかけるような愚を犯すやつではなかったはずなんだ。
その後2人はメールを通じて少し話したらしい。Gisho氏がスレッドに戻ってきて語るには、彼は「儀保」という名前で間違いなく、叉焼君とは高校生時代に、「岸田先輩」に連れられて、先輩が「ブタヤキホテル」と呼ぶ謎の廃墟に行ったことがある。2人はそこで確かめたいことがあるとかで、7月11日に現地集合することになった。結果は追って報告する、と。ブタヤキホテルとはどこにあるどんなホテルなのか? そこに行った当時、あなたたちは何を見たのか? 彼はそういった質問には答えてくれなかったし、叉焼君からの書き込みもなかった。
そして2009年07月11日以降も、2人の書き込みはなかった。新規メンバー1人と活動的メンバー1人の失踪に、我々は心配と興奮とを同時に抱いた。叉焼星人あらわるのメール、SNS、Skypeはいずれも不通。ブタヤキホテルとは何なのか、関東圏のみならず全国のメンバーがそれを検索したが、なしのつぶてだった。
しかし、叉焼星人あらわるのブログの中に、気になるものが見つかった。2008年に千葉某所のラブホテルの廃墟に彼が他メンバー2人と探索に行った時のレポートで、ほとんど何の変哲もない内容なのだけれど、記事中程に、彼が汚れた白い布団に簀巻きになってくるまって、駐車場らしき場所に転がされている写真が挿入されていた。布団はビニールテープらしきものでぐるぐる巻きに閉じられている。彼ははにかんだ笑みを浮かべていて、布団からは彼の裸のたくましい肩と脚も覗いている。奇譚会はかなり罰当たりで向こう見ずな奴らだったが、半裸あるいは全裸で廃墟の遺留物の布団にくるまるっていうのは、ちょっと、流石にだ。
この廃ラブホテルがブタヤキホテルだったのか? それは不明なままだ。この件を受けてそこに凸した者は「物が焦げたにおいがしたような気がして帰ってきた」とか言っていたが、廃墟で変なにおいがするのは普通のことだし、どうだかわからない。その後記事に挙げられていた同行したメンバー2名とも連絡が取れないことがわかり、我々の捜査は実質的に手詰まりになったのだった。 ~Fin~
このエピソードは、現在日本語圏で『又焼(Matayaki)』と呼ばれるクリーピーパスタの元になっている。私としては......そんなものを見つけた経験があってなお「叉焼」を名乗るというのはどういう心境だったんだろうな、とはずっと思っている。いや、むしろそれゆえ惹かれたのだろうか。
『KOINEKO』のキャプチャ
また、YouTubeにアップロードされている謎めいた2分2秒のファウンド・フッテージ『KOINEKO』も、元は2011年に発見ファウンドされ、奇譚会のフォーラムで共有されたものだ。
撮影場所は福岡市博多区と判明している。夜、博多川の水路のそばで、髭面の人物がカメラ(おそらくスマートホン)を自分に向けて動画を撮影している。撮影者は酒に酔っているらしく、間延びした調子で「カズ、く〜ん......僕だよ?」と話し始める。「カズくん」というのは、おそらく撮影者の恋人か親しい友人なのだろう。画質も音質も良くはなく、声が聴き取りづらい箇所もあるが、撮影者は福岡から上京し、そして出戻ってきたこと、酔った勢いで東京にいる「カズくん」に対して泣き言混じりに自分の気持ちを告白していることがわかる。
1:06時点で、撮影者はスマートホンに顔を近づけ、「なんか、久しぶりに連絡を(......)取れたらいいなと。ごめんねなんか⸺」と呟いた後、不意に川の対岸を見て無言になる。数秒静止。撮影者は妙に無表情のまま動揺した様子で「な、なんかいる、なんかいる」と言い、ゴメンゴメンと謝りながらカメラを対岸に向け、暗がりの一点を急速にズームする。
⸺私は今、久しぶりに動画を見ながら、これを書いているのだが。そこに映っているものの説明が難しい。
荒くボヤけた画質。暗がりの石畳の通路に、黒い子供が映っている。黒といって真っ黒ではなく、そいつは街明かりで暗い虹色にぎらぎら光っている。子供大の人型に結晶したビスマス鉱石......というのが、私の形容表現の限界だ。
この存在が「KOINEKO」なのだろうか? もちろん誰にもわからない。画面が大きく揺れる。乱雑な足音が入っているので、撮影者が歩を進めていることがわかる。謎の黒い被写体はフレームアウト・フレームインを繰り返す......映るたびに少しずつ両手をこちらに伸ばしかけているようにも見える。そして⸺案の定と言うべきか⸺映像はぐわんと大きくぶれ、錐揉み回転し、そのまま暗転する。
......以上が、謎めいた動画『KOINEKO』の内容だ。
『KOINEKO』はきっと、「本物」ではない。間違いなくVFXによって作られた、自主制作のモキュメンタリー動画作品、若しくはその一部だろう。演者兼撮影者の様子はいかにもなモキュメンタリー演技といったふうで、喋っている内容も喋るために喋っているように空疎に感じられる。しかし映っている「何か」は、暗い背景や荒い画質に完璧に溶け込んでいて、確かにそこにあるもののように感じられる......。それが映っているたった10数秒とはいえ、これほど高い技術で作られた作品が、14年前にポンとYouTubeに上げられており、未だその制作者も演者も撮影者も判明していないというのは、それだけでも十分驚異的だ(......まあ、今だったら動画生成AIを使用した作品に違いないということになるかもね)。
実際、この映像は私が⸺そう、私が⸺YouTubeで不意に発見してから現在まで愛され続けており、後年何人ものホラー作家が、この映像をお気に入りとして挙げている。この映像について語られているのを見るたびに私は鼻を高くしてきたが、私はたまたま見つけただけなので偉ぶる道理はまったく無い。
この動画について私から言いたいことは3つある。1、現在アップロードされているのは私が見つけたのとは別のチャンネルで、私が見つけたとき、それは動画と同名のチャンネルに、1つだけ上げられていたと記憶している。
2、現在この映像がアップロードされているのは、かつての奇譚会メンバーでありホラーモキュメンタリーを主な活躍の場とした映像制作者である奥村信ジ手(Okumura Shinjite)のチャンネルなのだが、ご存知の通り、この奥村も現在行方知れずの人物だ。チャンネルがいつまであるかわからないから、誰かちゃんと保存しておいて欲しい!
3、私にはこの動画に関する矛盾した記憶がある。奥村とここに映っているものについて語った記憶が間違いなくあるにも関わらず、こんな劇的できちんとした終わり方の動画ではなかった気もしているのだ。私の映像記憶には、推定「KOINEKO」のいない、何もない対岸が長映しになっている光景が焼き付いている。それを見て撮影者は、「〜だ。」と何事かボソボソと呟いて、ややあって盛りのついた猫のように唸り始めるのだ。......しかし、それなら私が興奮して友人に見せるほど面白い映像だとは思えない。「ピカチュウの尻尾の先端は黒い」みたいな記憶違いか、別の映像作品と混ざっているのだとは思いつつ、これが不意に別の像を結び、私を戦慄させてくれるときを期待していたい。
そう、そして、3つ目に挙げたいのは、2022年に起きた南関東奇譚会の最後の初期メンバー2人の失踪だ。
才気あふれる映像作家としてのO......奥村の近年の活躍は、私も影で追っていた。また、james_airline⸺私は彼をかつての可愛らしく過激な名前で呼びたいのだが、彼自身その名前を厄介がって捨てたようなのでやめておく⸺とは喧嘩別れのような状態だったが、奥村と10年仲良くしてくれただけでも勝手に感傷的な気持ちになってしまう。
彼らと会うことはもうないであろうということが信じられない。今なら彼らに謝罪ができる。もし謝れるなら、私は彼らの釣り宣言を泣き笑いで受け入れるだろう。すまなかった、私は人間関係に敗北して珠玉の呪法を自ら反故にした、最低の呪術師だ。「結局、一番怖いのは人間だよね」なんて結末を、私が望むと思うかい? だが、他ならぬ私がそんなありきたりな結末を呼び寄せた。
そして、不謹慎なことこの上ないが、彼らの物語の顛末を私は手放しで称賛したい。お前ら、面白かったよ。私もお前らみたいに消えたかった。悔しいよ。
yourmamassoup 2025年01月02日 (月) 08:42:11 #68275021
まだ見てるやついる?
TutankhamenUnliked13 2025年01月02日 (月) 08:44:23 #73914513
最初期のメンバーが初めて集まったのは、私が2008年当時在籍していた大学の学園祭だった。私は文芸サークルに所属しており、サークル全体では自主制作の映画を撮って上映していたのだが、私は序盤で思わせぶりな古本屋の主人として登場するだけの役で、撮影中のほとんどの期間暇だったので、部員に怪談を集めさせ、自分が趣味で聞き集めたものと合わせてちょっとした冊子にして、上映室にしていた講義室の隅の机で販売していた。
学園祭2日目、私がサークルの後輩だった奥村に部室に呼び出されて行ってみると、7人の男女が狭い部室に詰まっていた。奥村、こが・しょうわ(Koga Showa)、ヒトタウロス(Hito-taurus)、日日谷酸獣郎(Hibitani Sanjuro)、マシリト(Mashirito)、虫発春暉(Mushiabaki Haruhi)、(現)james_airline。奥村が言うには、彼らのほとんどは関東に住む10〜20代の若者で、全員が怪談、ホラー、オカルトに目がなく、私が採話した怪談を読んで、私と話をしたくなったのだという。私のサインを求めて? いや、もっと嬉しいことだ......こが・しょうわ氏は、「君の話とよく似た話を、僕も聴いたことがあるんだよ」と切り出したのだ。怪談好きが喜ぶものは数多くあるが、類話を得られることはそのうちでも最高のものの1つだろう!
余談になるが、このとき私たちが語り合った話は、昨今『とうもろこしの会』会長・吉田悠軌氏が研究されているような「駅異界」の話に分類されることになると思う。2人の話は、「都営地下鉄の新板橋駅ホームを歩いていると、全く無人のホームに辿り着いてしまう」というところまで一致している。
私が聞いた話は、地上に出ようとしたら隣接する大きな家具屋に入り込んでしまい、数時間迷った挙げ句地上に出ることが出来たが、出てきた家具屋は駅から数百メートル離れた場所にあり、当然その店舗と駅は繋がってはいなかった......というものだった。
対するこが氏の持っていたのは、夕方に到着したはずなのに外は夜、しかも板橋とは似ても似つかない新宿のような街に辿り着いてしまい、見上げると空には大きな海老が浮かんでいた......という、より超現実的な話だったと記憶している。
どうも新板橋駅周辺には、2つかそれ以上の異界への入り口があるようだ! 吉田会長は、JR武蔵野線新秋津駅及び西武鉄道池袋線秋津駅周辺の怪談の多さを取り上げ、この2つの駅がクロスしていることが関係しているのではないかと考察されている。そして、都営地下鉄三田線新板橋駅もまた、新秋津↔秋津と同様に、JR埼京線板橋駅とクロスしている。これは偶然だろうか?
なお、後に我々は、上記の話にさらに追加取材で採話した幾つかの体験談をまとめ......こがさんのポッドキャストで話した、気がする。そういえばまとめ本は結局出さなかったな。どこかにデータが残っていたらいいんだが......。
ともあれ、我々はそんな話を端緒として、いくつかのホラーやオカルトの話題⸺『クローバーフィールド/HAKAISHA』の批判的批評と突拍子もない考察といった可愛らしい話や、悪名高き久怨スタジオ名物スタッフの消息に関する物騒で奇怪極まる噂など⸺で盛り上がり、意気投合した。そのとき部室にいた、私を含めた8人が、1ヶ月後の「南関東奇譚会」の結成当時のメンバーとなったことは言うまでもない。あともう1人、当時名古屋大学に籍を置いていた日々谷さんのご友人・寄居虫(Gauna)氏を含めた9人が、現在でも「呪いの奇譚会初代メンバー」なんて紹介されているね。
SANDY NOUGAT 2025年01月02日 (月) 08:44:30 #02745836
まだ見てるやついる?
lavender 2025年01月02日 (月) 08:50:55 #55019348
途中までしか読んでないけど、それなりにセンスのいいホラー作家だと思うよ、うん。存在しないメンバーからのコメントというコンセプトもいいんじゃない?
ただ、どう考えてもパラウォッチにはやっぱり真実を書くものだろ。前提として真実かどうかわからないと但し書きをされたものを読まされるのは苦痛だし、ほぼ嘘だとわかったなら尚更。まあKindleで売ったらどう?
peacock 2025年01月02日 (月) 08:52:46 #47492472
ただ、どう考えてもパラウォッチにはやっぱり真実を書くものだろ。
ただ、どう考えてもパラウォッチにはやっぱり真実を書くものだろ。
ただ、どう考えてもパラウォッチにはやっぱり真実を書くものだろ。
もっと早く言ってやれlol
B1T3D4L3M0N 2025年01月02日 (月) 09:01:05 #36457680
なるほど、ありがとうございます。
あなたの投稿、そしてGutaiCGのタレコミを見て、僕はある種の推理をしました。TutankhamenUnliked13、あなたは奥村信ジ手監督の待望の4年ぶりの新作のゲリラ・マーケターなのではないでしょうか?
僕も彼のファンなのです、おそらくはあなたもそうであるように。僕の認識する限り、『KOINEKO』とは奥村監督のフェイクドキュメンタリージャンルにおける代表作の一つです。それを実はWebの海から拾ってきたということにするのは、大胆な改変だと言えるでしょう。
また、james_airline氏の語る体験談に出てくるO氏が、彼が若い頃交流していて彼と同時期に消息を絶った奥村監督であるという説は、パラウォッチでもまことしやかに囁かれていました。しかし、僕は今日までこの説を信じていませんでした⸺奥村信ジ手が"アセンション"したという面白さよりも、今後彼の新作が出ることはないという悲しみのほうが、僕にとって重かったから。
あなたが実際に奥村監督の先輩なのかどうか、それはわかりませんが、実のところあまり重要ではありません。僕の推測では、あなたはこのスレッドでこのあと何か......パラウォッチらしいことに巻き込まれ、謎めいた、荒々しい、しかし真に迫った動画をYouTubeかXか何処かに投下します。そしてそれが、奥村監督の新シリーズの大々的な告知でもあるのです。
違うな、これは推理じゃなくて、僕の願望です。でももしそうなら、あなたがただの嘘つきであるという結論よりも、ずっとずっとグッドニュースだ。
GutaiCG 2025年01月02日 (月) 08:57:02 #35772357
訂正しておくと一応奥村=サンもkoinekoを自作とは認めていなかったみたいだ まあそーゆー「ブランディング」なんだろうけど=P
TutankhamenUnliked13 2025年01月02日 (月) 09:16:09 #73914513
ショックなことが3つある。
まず、私に良い質問をしてくれた人物に、私の回答より先に偽情報を受け取らせてしまったこと⸺バッドニュースですまない。私は奴の新作の告知をしに来たわけではない。私と奥村は、実際、奇譚会消滅以来没交渉だ。水面下で活動を続けていてくれたらと私も願わずにはいられないが、少なくとも私はそうした情報を持ってはいないよ。
次に、私達の10年前の嘘の1つが最近になって暴かれていたこと⸺これは想定すべきだった! そう、「TutankhamenUnliked13 / 厭太郎」というのは、あの頃の私達が創造した、存在しない怪談作家だ。でも私が厭太郎だというのも全部ウソというわけじゃない......厭太郎名義で作品を書いて発表したのは結局私だけだったから、私がこの名を名乗る道理はあるはずだ。......いや、すまない、これは長患いの中二病の格好つけたい一心で混乱を招いてしまった私に大きな落ち度がある。
そして最も大きなものは、奥村が由来不明のファウンド・フッテージを自作と偽るような人物になっていたことだ⸺調べ直したところ、正確には奥村は自作だと明言はしておらず、由来は不明であると主張していたことがわかったが、第三者の誤認を暗黙のうちに肯定していたことも明らかで、実際日本においても現在『KOINENO』は奥村信ジ手のキャリアとして扱われている。これはどういうわけだ? 考えられるのは、年月を経て奥村のポリシーが変わってしまったか、それとも私か奥村のどちらかの記憶が改竄されたか......だ。
......ここまで書いて、大事なことを思い出した。このスレッドの趣旨は「赤の他人の真っ赤な嘘でもいいと思って読んでくれ」だったはずだ。スレ主の私が、私の言うことが唯一絶対の真実であるかのように話していては、スレッドの前提がおかしくなってしまう! やはり君たちは君たちの信じる真実を信じ、あるいは面白そうな真実を面白がってくれ。
Tcho Tcho 2025年01月02日 (月) 09:23:13 #33632373
ヘイ、俺は「南関東奇譚会」のことはよく知らないままスレッドを覗きに来たが、このスレッドのあんたの奇談はちゃんと読んだし、どれも十分パラウォッチ的、且つどこか日本のカイダンらしい陰鬱さがあって、面白いと思う。駅の話はかなり中途半端だったから、スレッドを立ててもっと詳しく話してくれよ。駅同士が交差してるところに超常現象が起きる仮説なんて、パラウォッチを通じて世界を探して考察したらもっと面白くなるんじゃないか? crewtimeの考察も聞いてみたいところだ。
ところでこれは純粋な疑問だが、TutankhamenUnliked13もヤタローもあんたの本当の名前じゃないなら、俺たちは結局あんたをなんて呼んだらいい? 「ヤタロー」のまま? それとも「こが」とか「吉田」とかが実はあんたなのか? それともあんたの美学的には、それも曖昧にしておきたいのか?
TutankhamenUnliked13 2025年01月02日 (月) 09:32:58 #73914513
ありがとう! 私の怪談と私の人生を楽しんでいただけたなら、それが何よりだ!
まず、吉田悠軌氏は日本の著名な怪談研究家で、面識のない方にご迷惑をおかけするわけには行かないので混同を明確に否定したい。また、私が他人としてエピソードを語った「mashirito」や「こが・しょうわ」といった人たちも、私自身ではないと主張しておく。まあ、ヤタローのままが一番いいかな。気に入っているしね。
実は、初代メンバーとして上げた名前の中に、私の名義もある。隠すほどのものではないが、一応はぐらかしておこうかな......美学もあるけど、ホラーと無関係のジャンルでもあの名義を使っていたことを今になって思い出したから......。
kogamoiro 2025年01月02日 (月) 09:25:22 #40405918
やっと追いついた。私は2023年から「Qitan-qitan」という旧奇譚会系グループに所属しているパラウォッチャーです。普段は日本語サーバにいますが、あなたがこのスレッドに登場したと聞いてやってきました。翻訳ツールを使用しているので、読みづらい箇所があったらすみません。
「始祖・厭太郎」という幻の人物、そして「ツタンカーメンは13が嫌いだった」というナンセンスなフレーズは、今でも私たちの間で語り継がれていますよ。まさか同一人物の名義だとは思いませんでしたが!
早速ですが、少なくとも最初期のメンバーではあるはずのあなたに質問させてください。私がある事故物件の廃墟に行った時、木片に足をひっかけてできた切り傷がひどく化膿して、入院する羽目になってしまいました。その際、お見舞いに来てくれた友人に「奇譚会界隈の呪いのせいかもしれないよ」と言われたのです。彼人も詳しくは知らないらしいのですが、かつて奇譚会に所属していた人物が、どういうわけか、自分も所属しているはずの奇譚会を呪っていたらしい......と話してくれました。この呪いとは、呪術師だったというあなたが掛けたものなのでしょうか? それが「呪法不吉百景」だったり......? ご回答によっては、私はあなたを恨まなければならないかもしれません!
TutankhamenUnliked13 2025年01月02日 (月) 09:35:57 #73914513
まずは、このスレッドをまだ見ていてくれてありがとう。
でもちょっと待って。説明する前に、《呪法:不吉百景》のことをどこで知ったんだい?
kogamoiro 2025年01月02日 (月) 09:47:33 #40405918
困惑させてしまったならすみません。あなたを恨むというのはただのジョークです。
「呪法不吉百景」というワードは、このスレッドのポストで見たんです。削除されてしまったのか、もう見つかりませんでしたが......。
TutankhamenUnliked13 2025年01月02日 (月) 10:12:33 #73914513
なるほど。そのポストは私も見落としてしまっていたみたいだね。
まず断っておくと、私は実際には呪術師ではない。ただの日本のホラーファンだ。密教系仏教、ヴードゥー、陰陽道、カバラ、ドルイド......いずれの知識も私の専攻ではなく、当時の友人たちの方がよほど詳しかった。呪術的儀式を戯れに実行したことなら沢山あるが、狙った効果が得られたことはなかったね。儀式前後に説明のつかない現象に遭遇したことこそあったけれど、まあ、それだって儀式の失敗には違いない。
ただ、少なくとも1つだけ、私が発明した大いなる呪いがある。それが、《呪法:不吉百景》だ。
私は、南関東奇譚会を呪っていた。「私は南関東奇譚会を呪っている」と喧伝することによって。
呪いの内容は、ごくシンプルなものだ⸺「奇譚会に《不吉》あれ」。
説明しよう。私と友人たちは、繰り返し繰り返し、サークル内外に向けて、「南関東奇譚会は呪われている。我々自身が呪っている。奇譚会に起きる《不吉》はその全てがその呪いのために引き起こされている」と宣言していた。そして、奇譚会やそのメンバーに何かしらの不幸や不可思議があるたびに、その大小にかかわらず、すかさず「それこそ我等が呪いが引き起こした《不吉》!」と騒ぎ立てたんだ。
要は日本の信仰形態の一つ、言霊だよな。「こんな呪いがある」と言い続けることで実際に呪いを発生させ、その呪いによって奇譚会に怪奇現象を引き込み続けるようにできるんじゃないかと思ったんだよ。そうやって引き込んだ怪奇現象をまた「呪いのせいだ」と宣言すれば、呪いが雪だるま式に拡大する。現象の由来を霊魂や神に求めたときも、「我らの呪いが、かの者を呼び寄せたのだ」とでも言えば、呪いに箔がつく。我らはこれを、mashiritoくんが奇譚会に合流する前から執筆していた『不吉百景』シリーズから名前をいただいて、《呪法:不吉百景》と名付けた。
その目論見がうまくいったせいかはわからないが、奇譚会が実際に不吉なことが起き続けるサークルとなったのは確かだ。そして、あなたの傷口の化膿さえも私の呪いが引き込んだ不吉だと断じてしまうなら、私の呪いは今なお育ち続けていると言うこともできるだろう......。
これを私の10年前の過ちと捉えるべきなのかどうか、わからない。この呪いは私が責任を負えるものではない。現在の呪いの規模からしてもそうだが、そもそも呪いは不能犯的性質を持つ。『ほん呪100』じゃないが、もしも私やあなたやご友人がCovid-19に罹患したとして、それが奇譚会の呪いのせいなのか、それとも街中で手すりを触ったあと顔を触ったせいなのか、判断する術などない。私が今死んだとして、それを呪いと紐付けることもできれば、肥満体の酒飲みの喫煙者であることと紐付けることもできる。結局、呪いも言霊も、「偶然」「こじつけ」「予言の自己成就」で説明がつくものだ。そして、それでも強いて呪いや言霊を信じることこそが⸺こう言ってしまうことには抵抗もあるが⸺当時の私たちの不謹慎なジョークだったのだ。
何にせよ、私はあなたたちに謝罪をしたい。すまなかった。もしも呪いがあなたたちを苦しめているなら、「奇譚会の呪いは、全部バカがついた嘘だった」と言ってくれれば、呪いはこの世から消え去るだろう。だが、もしもこれからも私の呪いを面白がってくれるなら......私はあなたたちが「呪いと呪術師は実在した!」と主張するに足るエピソードを話すことができたと思う。
tellmetender 2025年01月02日 (月) 10:22:09 #92627731
ツタンカーメンもトリスカイデカフォビア13恐怖症だったの? https://en.wikipedia.org/wiki/Triskaidekaphobia
TutankhamenUnliked13 2025年01月02日 (月) 10:32:21 #73914513
素朴な質問をありがとう。実のところ、知らない。私が見た夢に、「 Tutankhamen Unliked 13 」と書かれたTシャツ(綴りはもっと曖昧だったが)を着た人物......確か、痩せた男性......が現れたんだ。そのTシャツを着て、13個あるものの13番目を指差しながら、「ツタンカーメンは13が嫌いだった!」と叫ぶと、その13番目のものを消すことができるらしい。その夢ではそのことしか覚えてない。
キリスト教の十二使徒や、北欧神話のバルドルならわかるが、ツタンカーメンが13を嫌う理由が当時の私には思い付かなかった。だからこそその意味不明さを気に入って、このフレーズを自分の分身である「厭太郎」と紐づけるようになったというわけ。ただ、ツタンカーメンは王朝の13代目の王であり最後の王だったわけだから、「13」という数字に思うところはあったかもしれないよね。
Boo-towel-real 2025年01月02日 (月) 10:40:23 #56857190
会長、お久しぶりです! 10年前にニコニコ生放送で配信をしていたタオレールです!
Twitch配信中に、"奇譚会会長"がパラウォッチに現れたと教えられてやってきました(今も配信中です!)。実質的に最後に南関東奇譚会に参加したメンバーの一人で、当時19歳だったと言えば、思い出していただけますか?
直接お会いしたのは一度だけで、「椿の家」探訪のときにご一緒させていただきました。あのときの凸も非常に印象的な体験だったので、あなたも覚えていただいていたなら嬉しいです!
TutankhamenUnliked13 2025年01月02日 (月) 10:55:22 #73914513
配信を拝見したら一気に記憶が思い起こされた。オオウミガラスの青年か! 忘礼九人(Wasure Kyujin)さんのご紹介で知り合ったんだったよね? 我らの最後のメンバーが、今でも同名で、当時のような情熱で活動を続けているだなんて、得難いグッドニュースだ。「ペンギンの皆さんも見てる〜?👋🧊」とか言ったほうがいいのかな。
「椿の家 (Tsubaki no ie / The Camellia House) 」のことも覚えている......と言いたいところだが、正直なところ殆ど思い出せるシーンがないな......。あの辺りはコミュニティ崩壊とうまく行かない就職活動とで精神的に相当不安定な時期だったから、記憶があやふやなんだ。
確か、私、運転手の奥村、タオレール君、あと当時のコアなメンバーだったペデストリア (Pedestria)さんがいたはずだ。「家」のこともなんとなく覚えている。関東某所の集落の隅にある朽ちかけた古民家。「椿の家」の名の通り玄関先に椿の木が植えてあって、ちょうど今くらいの時期だったから、長年の放置にも関わらず夜闇の中に赤々と咲いていたな。
だが、中で何が起きて、それからどう帰ったのか、それはすっぽり抜け落ちている。私の最後の心霊スポット探訪だったはずなのに。
Boo-towel-real 2025年01月02日 (月) 11:10:09 #56857190
なるほど、あなたがあの時いた中の誰かであることは、信じてよさそうだ。
しかし、あなたが本物の"初代"会長の厭太郎でもなければ、"二代目"会長である虫発春暉でもないことも、同じくらい確信できます。俺の信じる記憶では、あの人は今もあの家にいるはずだから。
TutankhamenUnliked13 2025年01月02日 (月) 11:20:22 #73914513
いいね。
私が、あるいは厭太郎が、あの夜どうなったのか、詳しく教えてもらえるかい。
Boo-towel-real 2025年01月02日 (月) 12:00:09 #56857190
細長くなるのが厭なのでリプライはやめておきます。
「椿の家」を訪れたのは、あの『墓荒らし』ビデオ騒動の数ヶ月後、そしてこが・しょうわ氏の風頭萌衣子氏との不倫の発覚の直後、2012年1月2日のことでした。それより前に俺を廃墟に連れて行ってもらう話は進んでいましたが、間に大きな事件が挟まって、残ったメンバーがかなり疲弊した状況での会となりました。
まず、18時ごろ、奥村さんが運転する黒い車で集合場所の駅にやってきた時から、厭太郎 / 虫発会長の様子はおかしかったんです。後部座席に座り、酒を飲みながら、げらげら笑いながら、出版社の面接官がどれほど文化人類学を理解していない奴らかという話を脅威的に短いスパンで繰り返し、その合間で、隣に座る俺を強く揺さぶっては、真顔で「でも、私たちはうまくやったよな?」「《呪法:不吉百景》は成就したんだよな?」と呟いて、また笑っていました。当然迷惑に思ったけれど、ルームミラーに映る前の座席の奥村さんとペデストリアさんの「うんざり」と「気の毒」が混ざった表情から、彼らがおかしくなってしまった会長を一番の若輩の俺に押し付けたことがわかって、俺はそのことの方が嫌だった。
それでも、夜になって「椿の家」に着いたときは、期待以上の雰囲気に興奮しましたよ。スレ主の言う通り、過疎化した集落の外れ、深い林に隣接して、木造平屋が建っていました。見るからに長らく管理されていない家の廃墟でした。ぼろぼろで、玄関の引き戸なんか半開きでした。意外と横幅があって、夜闇の中では大きさがわかりづらいなと思ったことを覚えています。
車が停まり、車中で奥村さんが探索順を説明しようとした矢先に、会長はペンライトを点けてドアを開け、家に向かって歩いて行きました。俺達は慌てて会長を追いかけていきましたが、会長は勝手に引き戸を開けて中に入っていってしまった。前庭には雑草が生い茂っていて、玄関まで行くのに難儀しましたね。ただ、俺が見た限り、前庭に椿は咲いていなかったはずです。
会長を追って土足のまま3人で中に入りました。会長の姿はありませんでしたが、誰も敢えて探そうとはしませんでした。奥村さんは事も無げに「好きに探してもらうよ、それが一番面白いものが見つかるしな」と言っていました......きっとそれも嘘ではなかったのだと思います。3人もそれぞれ手分けして探すことにして、玄関に入ってすぐの廊下で別れました。
民家が近いので弱いライトしか使えなかったし、日本生まれでない俺は古式の日本家屋に入ること自体初めてだったので、間取りの記憶は曖昧です。でも、外から見た以上にボロボロだったこと、想定より広く感じたことは印象に残っています。中には家具や服、書類といった家財がほとんど残ったままでした。風雨に晒されてはいたものの、人為的に荒らされた様子はない。民家から離れているとはいえ集落の中にある家が、家財を残したまま廃墟になっていることに違和感を覚えました。住人の何者かが去って行った後、誰も清掃にも家探しにも入らなかったのか? よほど触れたくない理由があったのか?
ある物置部屋の箪笥の中に、茶封筒を見つけました。同じ棚には他にも書類のたぐいが入っていましたが、劣化具合や湿り具合からして、その封筒は他の書類より新しい、しかしここ数年でそこに置かれたもののように思えました。中を改めてみると、写真が数枚入っていて、そのどれにも会長が写っていました。大学時代に撮られたと思しい写真のコピー紙印刷もあれば、学生服のものもありましたが、どれもその時の会長の姿ではなく、やはり数年前の姿に見えました。何枚かの写真の裏には、中央に大きく「不吉」と書かれ、四隅には漢字らしきものが小さく3〜4つずつ書かれ、余白には稚拙ながら椿と思われる絵が無数に描かれていました。どれもか細い線で、茶色がかった黒のインクで......かつては赤色だったのかもしれませんが。
俺はもちろん戦慄しました。が、同時に「出来すぎてるぜ、仕込みだろ」と確信してもいました。先に入っていった会長が箪笥に入れたと考えるのが自然ですが、奇譚会のことですから数年越しの仕込みだとしてもそこまで驚きはしません。そう考えると車内での会長の振る舞いも伏線だったように思えて来る。俺は半笑いでその茶封筒を持ち、他のメンバーに合流しようとしました。
家の奥の方に進んで、居間と思われる広めの部屋に出ると、縁側の障子と雨戸が開いていて、裏庭が見えました。そちらにライトを向けると、裏庭には植木の椿が咲いていて、その前に会長が、明かりも持たずに、こちらに背を向けて......椿の方を向いて、俯き加減に立っていました。異様な雰囲気を感じはしましたが、俺はドッキリを仕掛けられた側としてちゃんと道化を演じようと、敢えて少し怯えた声を作って茶封筒を掲げ、「会長、これ......」と言いながら、縁側の踏み石を踏みました。
「庭に降りるな」という鋭い会長の声が、想定より下の方から聴こえました。そこにライトを向けると、植木の下の地面に、いやに落ち着いた顔の会長の首が落ちていました。首は更に「君は我々が払うべき代償ではないからね」と言いました。椿の花がぼとぼと落ちて、首は花々に隠れて見えなくなりました。
......それからの俺の記憶は少し飛んでいます。気が付いたら俺は車に乗っていて、車は行きに寄ったコンビニの前に停まっていました。運転席には奥村さんが、助手席にはペデストリアさんがいて、二人とも憔悴していましたが、なんとなく、奥村さんは顔面蒼白、ペデストリアさんは沈痛な面持ちといったふうに見えた気がします。ペデストリアさんは俺が過呼吸を起こして居間で倒れていたことと、会長が何処にも見つからなかったことを、奥村さんはこんなことになってしまって申し訳ない、警察には自分からあとで通報するつもりだということを、それぞれ言葉少なに話してくれました。奥村さんはぼそりと「......帰ろう」と呟き、車を発進させました。
初代及び二代目会長は、帰ってきませんでした。三代目会長となる人は、現れませんでした。南関東奇譚会は、2012年4月30日、俺がよく知らないメンバーの発表によって、正式に解散しました。だから俺は、このときのことを誰にも話せないまま、今までずっと黙っていました。
奥村・ペデストリアの2人は、嘘をついていたのでしょう。彼らは会長がどうなったのか察しが付いていたはずです⸺今思い返すと、俺が何故過呼吸を起こしたのか訊かれもしなかったのは不自然だし、俺が意識を失うまで持っていたはずの写真の入った茶封筒は、目覚めた時には持っていませんでした。そして、その後何ら事件にならなかったことからすると、彼らはたぶん警察に通報してもいません。
スレ主もまた嘘をついています。間違いなくスレ主は奇譚会会長ではありません。それから、間違いなく奇譚会会長は、何らかの知られざる呪術に精通していました。
「椿の家」の場所は伏せておきます。まだあるのかどうかもわかりませんが、あの集落は、会長のご家族のご出身だそうですから。
TutankhamenUnliked13 2025年01月02日 (月) 12:32:22 #73914513
......スレッド読者に謝罪しなければならないことがある。見切り発車で立てたこのスレッドだが、記憶を掘り返すほどに、私の当時の記憶が曖昧であることがわかってきた。私はそれをごまかしていたが、そろそろちゃんと説明しなければならないようだ。
私が南関東奇譚会の最初にして最後の会長だったということは、私の知る事実だ。幻の初代会長・厭太郎も、彼から会を引き継いだ二代目会長・虫発春暉も、私のことに他ならない。
特に曖昧なのは、私が何故、いつ、どのように奇譚会を去ったかということだ。 就職活動や就職後の多忙さにかまけてフェードアウトしたものと思っていたが、突き詰めるほど当時の自分の思惑が思い出せないのだ。あんなにも愛していた......こんなにも愛している......呪われたサークルを離れるにあたって、何も思わないということはないように思うのだ......嫌悪にせよ、憤怒にせよ、後悔にせよ。
だから、私が《呪法:不吉百景》の代償としてあの家に囚われ、あの家と共に滅んだのだと言われても、私は否定のしようがない。それは美しい物語だ。
畢竟、オカルトオタクというものは、何の証拠も、何の真実も、提示することはできないのだな。まさか自分が当事者になってまでとは思わなかったが!
我々は二つの解釈ができる。一つは、厭太郎はあの家にまだ囚われたままで、私は赤の他人の大嘘つき。もう一つは......私はあの家から生還した。まあ、ロマンティックな方を選びたまえ。君もオカルトオタクならな。
付与予定タグ: パラウォッチ 旧南関東奇譚会界隈 tale jp
本作はフィクションであり、実在の人物・団体・地域・作品・心霊・呪術等とは関係がありません。
なお、ありそうなご質問に予め回答しておくと、作中の怪談にそれぞれの直接的な関連はなく、いくつかは作品全体のテーマとも関係がありません。オムニバスとして執筆された、単体のホラー短編としてお楽しみください。
Special Thanks
- 作中でも取り上げた前々作に引き続き、南関東奇譚会の一部の設定に関しまして、fumeinadebaisu fumeinadebaisu 氏の未発表作『δ群監視記録: 2017年05月10日』を参考とさせていただきました。
- 一部のキャラクターの名前と設定にhitsujikaip hitsujikaip 氏の『漫画 名大奇譚会』登場のキャラクターを借用させていただきました。なお、同作の「小治田寄居子」と本作の「寄居虫」の関係性は敢えて設定していません。
- 作中の怪談の特に「雰囲気」「手触り」において、インターネットラジオ番組『禍話』や映像作品シリーズ『フェイクドキュメンタリー「Q」』といったホラーの偉大な先人を参考とさせていただきました。
- 「駅異界」に関するアイデアについて、文中にあります通り、怪談研究家である吉田悠軌様の説をお借りさせていただきました。
- 「駅異界」に関するアイデアについて、『The Backrooms JP Wiki』の以下の記事を参考とさせていただきました。
Level 0 - "ロビー"
翻訳者: SOYA-001 SOYA-001
作成年: 2022
元記事タイトル: Level 0 - "Tutorial level"
原著者: etoisle etoisle
作成年: 2020
http://japan-backrooms-wiki.wikidot.com/level-0
Level 1 N - リトル・トーキョー
著者: Pain_Candy Pain_Candy
作成年: 2022
http://japan-backrooms-wiki.wikidot.com/level-1-n
Level 11 N - 混沌の繁華街
著者: Tarabagani5252 Tarabagani5252
作成年: 2022
http://japan-backrooms-wiki.wikidot.com/level-11-n
Level 999 N - "悪辣"
著者: Oda_keeent Oda_keeent
作成年: 2022
http://japan-backrooms-wiki.wikidot.com/level-999-n
伝説のオカルトマニアグループ「南関東奇譚会」は2012年に解散し、その初期メンバーはその後の10年の間に皆消息を絶ちました。ある者は死亡し、ある者は狂気の淵に堕し、そしてある者はヴェールの向こう側の住人となりました。しかし10年以上が経って、ひょっこりと「初代会長」を名乗る者がヴェールのこちら側に現れ、無責任に好き勝手なことを言い始めました。本当に信じてよいものでしょうか?
個人的な体験から見解を言わせてもらうと......10年以上前の記憶なんてほとんど曖昧になっちゃっているので、ぼくはあんまり信じない方がいいと思いますけどね。
これもありそうな質問への回答です↓
なぜ財団はこのスレッドを見逃したのか?
- 仮説1: この記事は「財団がない世界」カノンに属している。
- 仮説2: 厭太郎=虫発春暉は死亡が確認されており、幽体が現れる可能性もないと断言できる状態である。スレ主が偽者であることが明白であるため、財団は介入しなかった。スレ主は観察対象に。
- 仮説3: 財団の記憶処理から10余年後、観察対象からも外された厭太郎=虫発春暉は偶然記憶を取り戻しつつある。財団が発見した時点で自然な介入が困難な流れになっていたが、結果的に大事には至らなかった。厭太郎はその後財団に確保されたなり、他GoIにリクルートされたなり、お好きなように。
- 仮説4: スレ主は財団のエージェントである。今や全ての主要メンバーが死亡したかヴェールを超えたため、財団は「奇譚会の話題が出るたびに荒らす」という擦り切れかけたプロトコルに代わって、「伝説の生き証人」という使い勝手のいいアバターを用意することで情報統制を容易にするというプロトコルを採った。スレ主が本物の厭太郎=虫発春暉かどうかはこの場合あまり関係がない。
- 仮説5: 著者はパラウォッチに財団の影が現れる記事はどちらかと言うと好みではなかった。
南関東奇譚会に統一的なカノンはありません。
シェアードワールドにカノンはなく、故に全てが嘘であり、故に全てがカノン足り得るのです。
ファイルページ: 『ねこ』スクリーンショット
ファイル名: koineko.jpg
タイトル: 『ねこ』スクリーンショット
著作権者: Wanazawawww
ソース:
ライセンス: CC BY-SA 3.0
補足:
『ねこ』nekomiya_guu (21 Oct 2017)からキャプチャ。
http://scp-jp.wikidot.com/neko
映っているのはWanazawawww。撮影場所は福岡市の中洲地域。
執筆用メモ↓
- 時計はアメリカ中央標準時基準、日本では21時台(開始時)
- TutankhamenUnliked13(ツタンカーメンは13がお嫌い/厭太郎(ヤタロウ))
- 不倫の責任は取ったのか? → それ別のやつだね〜
- 煙道と奥村の顛末を知ってるか?
- 南関東の大学の文芸サークルのホラー好きが集まってできたのが南関東奇譚会
- 厭太郎は「南関東奇譚会は呪われている」と「ツタンカーメンは13が嫌いだった」という南関東奇譚会を代表する2つのフレーズを作った人物
- 「ツタンカーメンは13が嫌いだった」って何? → 夢で『Tutankhamen Unliked 13』って書かれたTシャツを見たんだよ。本当はどうか知らないよ。でも12代か13代のどっちからしいよね
- 厭太郎は呪いなんてかけてない。「南関東奇譚会に不吉が舞い込む呪いをかけた」と言いふらすことが呪いそのもの。それを知った人がなにか不吉や不穏や不運があるたびに「南関東奇譚会が呪われているせいだ」と言うだけで呪いはどんどん強くなっていく
- 肥満で酒好きでヘビースモーカーだから私もすぐ死ぬ。肥満で酒好きでヘビースモーカーになったのも南関東奇譚会が呪われているせいなのかもしれないよな。ほん呪100見た?
- あんたどんどん呪いの種明かしをしてるみたいだけど、本当は呪いを解きたいんじゃないか? → どっちつかずな方が盛り上がるのさ。私も本物じゃないかもしれないんだぜ?
- GANと同じ仕組みで呪いを強くする なんでも祓うやつをいろんな方法で呪ったり祟ったりして終わりなく戦わせると呪いがどんどん強くなる(入らないかも)→やらない
- \\オチ大募集//
gib
古賀
風頭萌衣子
園田歩美
anata_watashi_tanoshii
タオル
ヒビタニ
探索者タウロス
_myuu__myuu_(春菜)
james_airline(公害男)
奥村
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kyougoku08 kyougoku08 22 Sep 2025 14:55読みました。
虚無と虚偽のあわいをふよふよと浮かぶ蛾のようなスレッドですね。
個人的にはとても面白く読みました。全体的な齟齬もなく、全体的な雰囲気も匿名掲示板のそれ、もしくはモキュメンタリーのそれを踏襲しており、虚実の境にポンと放り込まれつつ、フィクションとして、南関東奇譚会の基点の一つとして十分に作用するものだと思います。
オチに関しては現在のバランスでいい気がしますね。もう少し≪不吉百景≫のデティールがちらついていてもいい気はしますが、下手に呪いを広げるオチになってしまうならば、現状の状況を支持します。
以上、あまり具体的な批評はできませんでしたが、記事作成の一助となれば幸いです。
by kyougoku08 kyougoku08 , 22 Sep 2025 14:55Wanazawawww Wanazawawww 23 Sep 2025 00:20ありがとうございます!! 全体として「嘘」をテーマとしている記事なのでそれが伝わっていて良かった!
《呪法:不吉百景》のディテールをもう少し見せると良さそうなのは同感でありつつ、この記事が保っているらしきバランスをぼくは制御し切れない気がするので、妙案が思い付いたらということで......。
by Wanazawawww Wanazawawww , 23 Sep 2025 00:20
- portal:1805350 (13 May 2018 16:37)