【これを読めば大体分かっちゃう人物紹介】


■しかくチーズ工場の面子

・一方通行
チーズ工場の家主。一年前、ドラマの影響でホームレス救出活動をしていた。
番外個体と付き合っている。

・海原光貴
行く当てもなく彷徨っていたところを一方通行に拾われる。
番外個体に想いを寄せていたが今では良き親友となった。

・垣根帝督
アレイスターの気まぐれでホームレス生活を強要されていた所を
一方通行に救出されるも、それすらアレイスターの思惑通りだった。
台車兼チーズ製造機。 美容師になるため勉強中。

・麦野沈利
家が無いのでホテル暮らしだったが、一方通行に強引に拾われた。
チーズ嫌いだが、垣根の作るチーズは好き。 木原に片想い中。

■しかくその他

・番外個体
一方通行に関することは全部海原に相談している。
よく打ち止めをつれてチーズ工場に遊びに来る。

・打ち止め
空気の読める子。一番の常識人。
力加減が分からないのが玉に傷。

・木原数多
いつのまにかチーズ工場の隣の家に住んでいた。
唐突にチーズ工場に現れる。

・インデックス
『インドックスカレー』の店長兼料理長。
最後の仕上げは企業秘密。

・上条当麻
インドックスカレーの事務などを担当。
作るのは結構適当。

・浜面仕上
インドックスカレーのバイト。
弄られキャラとして店内を賑わせている。

・結標淡希
『床屋〜あなたの髪の毛結びます〜』の店長。
垣根の世話役。

・ショチトル
エツァリと仲直りしたいと思っている。
麦野は良い相談相手。

「ああああ! 卵のタイムセール忘れてたあああああ!」


そう叫ぶと、彼女は寝巻きを大胆に脱ぎ捨て、外出用の黄色いワンピースに着替える。
毛先に少しウェーブがかかった茶色く長い髪を高い位置に結び、顔に軽く化粧を施す。
そしてバッグを掴み取ると、彼女、麦野沈利は猛ダッシュで『家』を飛び出した。


「あっ! 麦野さん、財布......」

「はァ......、財布忘れるとかアホだろ」

「フフン、ここは台車の出番だな」

「ンなこと言ってねェでさっさと行けコラ」


待ってましたと言わんばかりの笑顔で垣根帝督は財布を手に取ると、
自身の能力で生み出した六枚羽で華麗に『家』を飛び出していった。
この『家』では台車である彼にとっては、物の運搬など朝飯前だ。

「間に合うといいですけど......」

「卵買えなくても特に問題ねェだろ」


愛想の良さげな好青年、といった印象の彼の名は海原光貴。
そして真逆に、愛想の欠片もない白い少年は、この『家』の家主である。


「一方通行さん、あの卵は木原さんに頼まれてるものなんですよ」

「木原君だァ?」

「なんでも卵料理にハマっているとかなんとか」

「はン、どォせ白飯に卵かけてるだけだろ」

「それは料理じゃないですよ」

「食えりゃァ全部料理なンだよアホ」

「はぁ......」

近所のスーパーに着いた垣根はきょろきょろを辺りを見回していた。
麦野らしき女性が見当たらないのだ。


(財布がねぇのに気づかないままレジに並んでやがんのか?)


垣根は能力を切って駆け足で店の中へと入っていった。
左右前後が人の海。 さすがタイムセールなだけあるな、とか思った。
人と人の隙間からレジを見ると今まさに会計をしようと列に並ぶ麦野の姿が見えた。

すぐに財布を届けようとしたが、人が邪魔で上手く前に進めない。
このままではせっかくこの卵戦争で手に入れた戦利品すべてを没収されてしまう。
そんな惨めな麦野の姿など見たくない、ただそれだけの気持ちで彼はこの
人の海から自力で抜け出すことができただろうか?

もちろん、抜け出すことなど不可能であっただろう。
なぜなら、この人の海を作る人間は全員「能力者」だからだ。 まさに戦争です。

だが垣根の能力は絶大だ。 少しでも加減を間違えれば麦野の持つ卵まで
割れてしまうかもしれない。 故に彼は決断する。


(ここから財布を投げよう!)

「受け取れ麦野おおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」

「お客様、店内で大声を出されては他のお客様のご迷惑となりますので......」

「あっ、すんません」


不発。

それよりも垣根の声より大きい騒音を注意しないとはどういうことなのか。
この店員はこの爆音のなかから垣根の声のみを抽出し、ピンポイントで
注意をしに来たというのだろうか。この店員は一体何者なんだ。

不意に麦野の姿が視界に入った。
先ほどとは様子が違っている。 どうやら財布がないことに気づいたらしい。
最早手段を選んでいる場合ではない。

ブァサッ!!と。
人ごみの中で彼は能力を発動した。
風圧で彼の側に居た人間、商品は吹き飛ばされていく。
その能力により出現した六枚羽で店内を飛行し、麦野の元へと辿り着いた彼は、


「お探しのものはこいつかい?」


そう言って内ポケットから財布を出すと、麦野の前にそれを差し出した。

―――
――


麦野「何のためにタイムセールに行ったのか分からないわ......」

垣根「まあまあそう気を落としなさんなって!」

麦野「てめぇのせいなんだよコラ」ギロ

垣根「すみません」

麦野「あの店はしばらく行けないわね......」ハァ

垣根「なんで?」

麦野「てめぇのせいで顔覚えられたに決まってんだろうが!!!」

垣根「逆に良くね? 顔見知りだとサービスしてくれるかもしんねえしな」ムフ

麦野「アンタさっき自分がやったこと忘れたの!? ねえ!?」

垣根「まあ......ポジティブに行こうぜ」キラン

麦野「......こんな出費一方通行に知られたらどうするつもり?」

垣根「あ......」

麦野「アイツのことだから『全部俺が負担してやる』って言うわよ?」

垣根「それは駄目だ」

麦野「......とりあえず私が全部負担するから、アンタは誰にもこのこと言わないでよ」

垣根「いや、俺が負担する」

麦野「アンタね......そんな大口たたくならその言葉が映えるくらい
お金貯めてからいいなさい」

垣根「でも、俺がやったことだしさ......」

麦野「何言ってんの今更。 同じ家に住んでるんだから気にしないで」

垣根「......悪いな」

チーズ工場


麦野・垣根「「ただいまー」」

一方通行「おォ、オマエら店壊したらしいなァ」ニヤニヤ

麦野・垣根「「!?」」ビクゥ

一方通行「上条からすげェ写真が送られて来たンだよ」コレ←戦場で垣根が麦野に財布渡してる写真

垣根「......え、と」ダラダラ

麦野(あいつあの店にいたの......!?)

一方通行「で、修理費はいくらだ」

麦野・垣根「「......」」

一方通行「いくらだって聞いてンだよ」

麦野「......」

一方通行「そンな高かったのか?」

垣根「......90万だ」

一方通行「ふーン」

海原「えっ」

麦野「あれっ?」

一方通行「あン? 何だよ。 俺は払わねェぞ?」

垣根「えっ、なんで?」

一方通行「はァ? 何で俺がオマエの不始末を
片付けなきゃなンねェンだよ。 自立しろ自立」

垣根「あ、一方通行......」キラキラ

麦野「私たちにお金払わせてくれるのね......?」

一方通行「当たり前だボケ。 一年前とは違ェンだよアホ」ベー

海原「一方通行さんも......成長したんですね」シミジミ

一方通行「いつまでもあると思ふな俺と金」




この四人は訳あって一つ屋根の下で暮らしています。
これは、四人が出会ってから一年後の物語。

唐突に帰ってきて申し訳ありません。
前スレの伏線を回収しに来ました。
ぶっちゃけ、前スレは忙しさにかまけて打ち切りのような
終わりにしてしまったので、このスレでは
ゆっくりペースでゆるゆると投下出来ればなと思ってます。
多分そんなに長くはなりません。

それではまたノシ

まさか続きがくるとは
乙!

ていとくんwwwww
ってか何故一方さんは自分が払うべきじゃないものを払わないだけであんな反応が返されたんだ............


まぁ、前スレ一方さんから考えたら変わったか

乙です。
まさかまた見れる日が来ようとは

>>1
まだ来ないのか

どうもこんばんは〜

いつも通りのノリと勢いの
投下を始めますよ〜う!

ファミレス


番外個体「でさーその時に一方通行がねー」

麦野「うんうん」

番外個体「んでミサカがー」

麦野「ほうほう」

番外個体「そしたらあの人がさー!」

麦野「......本当仲いいわねあんたたち」

番外個体「そっ、そんなことねーし!!」カァア

麦野「女の子がそんな口調で喋っちゃ駄目でしょ、品がないわよ」

番外個体「それは麦野に言われたくないような」

麦野「あん? 何か言ったかしら?」

番外個体「ううん、ちょっと囁いてただけだから」

麦野「一方通行への愛を?」

番外個体「ばっ、馬鹿じゃないの!?」ガタッ

店員「お待たせしましたープリンアラモードですー」カタッ

番外個体「あぁ、どうも......」

麦野「店内で大声出しちゃ駄目でしょ、迷惑になるわよ」

番外個体「麦野が変なこと言うから......」イタダキマス

麦野「それにしてもさー最近一方通行が節約に目覚めたみたいで」

番外個体「あ、それミサカも思った。 前は金額なんか全く気にしなかったのに」

麦野「元々金銭感覚がおかしい人だったから良いっちゃ良いんだけどね」

店員「お待たせしましたープリンアラモードですー」カタッ

麦野「あ、どうも」

番外個体「それにしても、麦野はどうなのさ」ツンツン

麦野「え、私?」

番外個体「木原さんだっけ? 料理教えてあげてるらしいじゃん」

麦野「そうなんだけど、最近料理人になるとか言い出したのよねあの人」

番外個体「えっ、じゃあ料理上手なの?」

麦野「まさか。 一向に上手くなる気配なんてないわよ。
レンジとグリル間違えるくらいだし」

番外個体「それどういうことなの」

麦野「私の話なんて大して面白いネタもないから置いといて、
最近ケチな一方通行をどっかに連れてってあげようと思ってるんだけど」

番外個体「なにそれいいじゃん、どこ行くの?」

麦野「いや、それをアンタに相談してるわけなんだけど」

番外個体「ミサカ、動物園行きたいな!」

麦野「いや、アンタがメインではないんだけど」

番外個体「ミサカ動物園って行ったことないんだよね!」

麦野「......そういえば私も行ったことないわ」

番外個体「この間一方通行とペットショップ行ってきたんだけどさー」

麦野「ペットショップ? なにか飼ってたかしら?」

番外個体「ううん、ただ猫を見たくて連れてってもらったんだけど」

麦野「猫見たさにペットショップ行ったの......」

番外個体「ガラス越しだったけどすごく可愛くてさ、動物園なら
ふれあいとか出来るんでしょ?」

麦野(動物園行ってまで猫と......)

番外個体「あの人も何気目がキラキラしてたし、きっと動物園も楽しんで
くれると思うんだよね」ワクワク

麦野「そう、ワーストがそんなに言うんだったら動物園にしようかしらね、
ワーストも来るでしょ?」

番外個体「ミサカも行く前提で喋ってたんだけど」

麦野「あ、ごめんごめん」

店員「お、お待たせしましたプリンアラモードですっ」カタッ

番外個体「あれ、もう頼んだ分は来たんですけど......」

店員「えっ、あれっ???」アワアワ

一方通行「オイ、それこっちじゃねェのか?」

店員「あっ、すみません、あっちでした!」タタタ

一方通行「え、あ? 俺らじゃねェのかよ......」ポリポリ

打ち止め「ちょっと恥ずかしいねってミサカはミサカは
あなたの心を代弁してみたり」

一方通行「全然恥ずかしくねェし」

番外個体「あ、一方通行?」

麦野「なんだ、あんた達も来てたの」

一方通行「コイツが行きてェっつーから来たンだよ」

打ち止め「プリンが食べたかったんだもんって
ミサカはミサカは待ちくたびれてみたり」

番外個体「オイ、それこっちのじゃねぇのか?」キリッ

一方通行「オマエ......」

麦野「せっかくだから席移動しましょ、ほら、ワーストも」

番外個体「あ、うん」スッ

―――
――


打ち止め「動物園!? ってミサカはミサカは目を輝かせてみたり!」

麦野「そう、今ワーストと話してたんだけど、たまには
みんなで出かけるのもいいんじゃないかしらって。 どう? 一方通行」

一方通行「どォも何も......」

打ち止め「パンダさんに会ったらなんて挨拶したらいいのかな!
やっぱりニーハオかな! ってミサカはミサカはシミュレーションしてみたり!」キラキラ

番外個体「うさぎとかもいるんだろうな......コアラもいるかな......!」ワクワク

一方通行「......コイツらもォ行く気満々じゃねェか」

麦野「私たちと、垣根、海原君、木原さんで行こうと思うんだけど」

一方通行「大体そンな金......あ、いや......」

麦野「じゃあオッケーってことでいいわね? チケットは私が全員分買っておくから」

一方通行「ン、あァ......そォしてくれ」

打ち止め「わーい! じゃあミサカとイルカさんのショー見ようね一方通行!
ってミサカはミサカは先約を取ってみる!」

番外個体「駄目だよこの人はミサカと猫見に行くんだから」グイ

一方通行「待て待て順番に行けばいいだろォが、大体水族館じゃねンだから
イルカなンかいねェよ」

打ち止め「猫!? ミサカも猫みたい! ってミサカはミサカは
講義してみたり!」

番外個体「このミサカが先に言ったんだから順番はミサカに譲りなよ」

打ち止め「いやだいやだミサカも猫さわるーーー!!」

一方通行「オイコラ店の中で暴れてンなクソガキ! 大体猫なンざ
たくさンいるンだから順番とか関係ねンだよ」

番外個体「じゃあミサカとじゃんけんして勝ったら順番譲ってあげてもいいよ」

打ち止め「よし乗った! ってミサカはミサカは腕まくりしてみる!」グイ

一方通行「さっきから俺の話聞いてないしな、うン、知ってたよ」

麦野「可愛そうな第一位......」グス

一方通行「何、俺に同情してンの? 惨めだからやめてくれませン?」

麦野「あっはははははは」ケラケラ

一方通行「なンか悲しくなってきたわ」

打ち止め「ライオンさんとも遊べるかもしれないね! ってミサカはミサカは
百獣の王とのふれあいに期待してみたり!」

一方通行「な......ライオン......だと!?」ガタッ

麦野「ライオンがどうかしたの?」

一方通行「あのおはようからおやすみまで俺たちを監視してやがる犯罪野郎が
動物園にいるってのか!?」

番外個体「ライオン違いだよそれ」

一方通行「そンな危険な野郎がいるなンて聞いてねェぞ俺は......」

打ち止め「あなたは動物園に行ったことがないの?
ってミサカはミサカは尋ねてみる」

一方通行「あるわけねェだろ。 この俺が
動物なンぞではしゃぐ人間に見えンのか?」

番外個体(......見える)

一方通行「あれだ、こォなったら予行練習するしかねェ」ピコーン

麦野「ちょっと落ち着きなさいよ、ライオンだろうがなんだろうが
檻の中にいるんだし、安全面は心配しなくていいのよ?」

一方通行「......オマエ、水族館行ったことあるか?」

麦野「へ?」

一方通行「アイツらは水の中でしか活動できねェンだよ」

麦野「それくらい分かるわよ」

一方通行「だが動物園はなァ、陸で活動できるやつらばっかりなンだよ」

麦野「まあ、そうね」

一方通行「危険だろォがァァァァアアアアアア!!!!」グァァァァ

麦野「心配しすぎなんだよおおおおおおおおお!!!!!!」グォォォ

店員「お客様ー少し声量ダウンの方向でお願いしますー」

一方通行(水族館も行ったことねェけどなァァァァァアアア!!!)

麦野(想像で物を話すんじゃねえよおおおおおおお!!!!)

打ち止め「あの店員さん......方向と咆哮をかけるとは......できる
ってミサカはミサカは評価してみたり」

番外個体「それは深読みしすぎ」

チーズ工場


麦野「唐突ですが、明日動物園に行きます」

垣根「えっ?」

打ち止め「わーいわーい!!ってミサカはミサカは飛び跳ねてみる!」

番外個体「近所迷惑だからやめなよ」

海原「動物園......ですか?」

木原「何? 俺も行っていいの?」ワクワク

麦野「もちろんじゃないの、木原さんがいないと楽しくないわ」テレ

木原「そうか? やっぱこの俺がいねぇとな!」ガハハ

一方通行「オマエはいつもブレねェな」

海原「自分は大丈夫ですよ」

一方通行「オマエはどうなンだよ」

垣根「あ、いや、明日は仕事が......」

麦野「ちょっと」ガシ

垣根「ちょ、おい麦野どういうことだよ動物園って、すげぇ行きたいんだけど
事前に言ってくれねえと困るんだよ」

麦野「しょうがないでしょ明日のチケットしか取れなかったんだから」

垣根「仕事は急に休めねえんだよ! 大体俺と店長しかいねえから
一人欠けたらかなりの痛手で......」

麦野「ふんふふーん♪」ピッピッツピ

垣根「え、あ、ちょ、え!? 何ナチュラルに俺の携帯いじってんの!?」オイ

麦野「もしもし垣根ですけど」

垣根「ええ!? 何してっ......」

結標『あら、どうしたの? 今日は休みのはずだけど』

麦野「明日俺シフト入ってるじゃないっすかあー」

結標『それがどうかしたの?』

麦野「いやぁ、風邪引いちまって出勤できそうにないんですよー」

結標『風邪を引いてしまったの? それは大変ね......言われてみれば
声もいつもど違って女らしい声で......女らしい......?』

麦野「あ、俺って喉痛めると声高くなる人なんですよね」

結標『あら、そうだったの。 でもさすがにその声で接客するのは難しそうね......
いいわ、明日は休みにしてあげる」

麦野「本当ですか! 助かります!」

結標『人手なら心配しなくてもいいわ、明日は日曜日だから
小萌が来てくれるだろうし。 じゃ、お大事にね』ガチャ

麦野「休みとれたわよ」

垣根「うそだろ......」

一方通行「ンだ? 行くのか行かねェのかはっきりしろ」

垣根「い、行く!」ガタッ

一方通行「よし、全員大丈夫だな」

海原「一方通行さん、ノリノリですね」

一方通行「誰がノリノリだ誰が。 オマエら、もォ準備はいいか?」

木原「今言われたばかりなのに準備できてるわけねえだろうが」

一方通行「ちげェェェェよ!! 心の準備だよこ・こ・ろ!!」

海原「何故心の準備を?」

一方通行「オマエ動物園行ったことねェだろ?」

海原「何度もありますが」

一方通行「え、あ、行った回数とかは関係ねェンだよ!」

木原「オマエ動物園行ったことねえんだろ」ケラケラ

一方通行「あ、あるわボケェェェェ!!! ナメてンじゃねェぞ三下がァァァ!!」

垣根「えっ、オマエ動物園行ったことあんのか!?」キラキラ

一方通行「えっ、あァ......」

垣根「俺行ったことねェンだよ、どんなのがいるんだ!? 教えてくれよ!」

一方通行「あ、あァ、そォだなァ......例えば......」

一方通行(落ち着け俺! 適当にそこらへんうろついてる動物なら
間違いなく動物園にもいるはずだろ!!!)

一方通行「ま......」

垣根「ま?」

一方通行(オイ俺ェェェェ!! 「ま」ってなンだよ「ま」って!
「ま」の付く動物......まつぼっくり......いやいや動物じゃねェよ落ち着け!!)

一方通行「ま......」

一方通行「まむし......?」

麦野・海原・木原(ええええええええええええ!?)

垣根「? まむしってなんだよ?」キョトン

一方通行(しまった! まむしを知らねェとは計算外だ! さすが第二位)

一方通行「あー......まむしってのはなァ......」

打ち止め「全長45-80cm。希に体長が1メートル近くになる。
北海道産の個体は大型で、60cmを越える個体が多い。
伊豆大島には"赤まむし"の別名を持つ体色が赤い個体が多いと言われる。
全長に比して胴が太く、体形は太短い。頭は三角形で......」

番外個体「え、ちょ、ちびっこが暴走してる」

打ち止め「ミサペディアからの引用だよっってミサカはミサカは
己の知能をひけらかしてみたり」エッヘン

垣根「つまりまむしってのはUMAってことか!?」キラキラ

海原「なんでそうなるんですか」

打ち止め「UMAとは目撃例や伝聞による情報はあるが、
実在が確認されていない生物のことで、英語ではCryptid(クリプティッド)と呼ばれ、
これを研究する学問Cryptozoologyと呼ばれる。
日本ではUMA (ユーマ)とも呼ばれるが、これは日本人による造語で......」

一方通行「UMA......だと!?」

垣根「どうした一方通行、何かひらめいたか?」

一方通行「まむしはライオンの仲間だってことか!?」

垣根「ライオン? ライオンも動物園にいんのか?」

一方通行「あァ、俺たちのおはようからおやすみまでを監視してやがる
犯罪野郎がな......」

垣根「え、それ違」

一方通行「動物園ってのは見た目以上に危険は施設だ。
まむしもいるという新しい情報も得たことだし、ここは明日に備えて
シミュレーションだ」

麦野(まむしって言い出したのって一方通行だったような)

垣根「待てよ一方通行、お前が言ってるライオンは「Lion」の間違いだ」

一方通行「ちょっと発音正してンじゃねェよ!!」

垣根「違えよ!!! 動物のほうのライオンじゃなくて......、ん?
そもそもあのLionはなんだ? ......UMAか?」

一方通行「ほら見ろやっぱりUMAじゃねェか!」

垣根「いや、違うってだからお前が言ってるライオンはUMAの方で、
俺が言ってるライオンは動物なんだよ!」

一方通行「UMAも一応動物だろォ!?」

垣根「もうライオンって何だっけ!?」

打ち止め「毎回3組のゲストが出演し、順番にサイコロを振って
サイコロに書いてあるテーマに沿ったトークをしていく......」

垣根「そっちじゃねえよ!!」

打ち止め「ごっ、ごめんなさい、ごちゃごちゃになっちゃってわかんなく
なっちゃったのってミサカはミサカは涙目になりながら謝ってみたり」グス

垣根「あ、いや、そんなに責めてないから気にすんな?」

海原「何打ち止めさんを泣かせてるんですか」

番外個体「ちびっこが頑張って調べてくれたのに」

垣根「もう......動物ってなんだっけ......」

考えるな、感じろ。
以上で今週の投下は終わりです。

投下の目安は一週間に1.2回。
高確率で週末に現れるでしょうノシ

超乙です。
動物園か......徒歩圏内にあるのに、何年行ってないかな。

一週間たったのにこないじゃないですかー!

ちくしょちとる!!

まだ来てないのか・・・・・

せめて一ヶ月に一回は来てくれ...!

怒られるの覚悟で念のためにage

>>43
お前色々な所でナスage晒しage意味なくageしてるだろ
作者は普通お気に入りか何かにいれてるからageてくるのは荒らしだけなんだよ