お読みいただく前に・・・ ここに掲載するのは、京都芸術劇場・春秋座で 4月末に行われるダンス公演 『今晩は荒れ模様』を前にして、 振付家の笠井叡氏に行ったインタビューです。 これまで、公演前のインタビューは、 作家や演出家に、コンパクトに公演の内容や 見所を語っていただくものですが、 今回、話し始めると、あまりの話の面白さに スタッフ一同すっかり笠井さんの虜になってしまい、 カットするのは、あまりにもったいないので、 思い切って、いっそ全部載せてしまおう、 ということになったものです。 50年を超えるキャリアをもつ 笠井さんの語り口は、実に明晰で、 ダイナミックなものです。 そしてまた、いま、この時代に ダンスをするとはどういうことか、 ということについて、とても深い洞察に満ちています。 読みやすい長さにところどころまとめて見ましたので、 気になったところから、どんな順序でもかまいませんので、 お時間のあるときにお読みいただければ幸いです。