中国・改革開放の政治経済学

中国・改革開放の政治経済学
現代中国の歴代執政者は、巨大国家を安定的に統治するのみならず急速に近代化するための機構をいかに構築したのか。国家中枢と基層社会の狭間にあり、政策ネットワークの要であり統治の矛盾の集約点である地方指導部に視点を据え、中央地方政府間関係を軸として部分から全体を、経済から政治を照射し、共産党独裁体制の統治の内実とその実質的変容に迫る。その重要性にもかかわらず未開拓であった経済改革の政治過程について徹底した資料渉猟を行うことで、従来看過されてきた中央の地方依存体質と地方指導部の主体性を見いだし、中央と地方の関係が相互依存的であることを実証して公式制度通りの一元的支配従属関係と見なしてきた通説を打破する。 第23回大平正芳記念賞 受賞
関係地図 序 現代中国へのアプローチ――政治経済学の可能性 1 改革開放の政治経済学 2 転換期の農工業改革――趙紫陽と「四川経験」 3 地方大都市の制度改革――計画単列市の試み 4 財政制度改革と中央地方関係 終 改革開放の歴史的意義 あとがき 参考文献 事項索引 人名索引

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