一般人は対象の全体像すなわち森を概観することはできる
その外観に基づいて対象を評価することはできる
しかし森は多数の木の集まりで構成されている
そして専門家は木を見ている
専門家がすべての木を見終えて
そこから浮かび上がる全体像こそが真の森の姿である
真の森の姿はときとして一般人が見る森の概観とは一致しない
そのとき一般人による評価は的外れになる
専門家の価値が顕在化するのはこのようなときである
専門家は一般人に正しい道を教示できる
ところが現実には森を構成するすべての木を見終えた専門家はほとんどいない
大半の専門家は一部の木しか見ていない
一般人が見ている森の概観すら見えなくなっている専門家もいる
このような専門家は一般人に正しい道を教示しえない
大半の専門家は専門家の名に値しない
これが現実であり一般人は自らのアンテナを磨かなければならない
自分の身に起きている問題が何であり適切な対処は何かを
最終的に判断できるのは自分でしかない
無知は仕合わせだが危険でもあることを認識しなければいけない
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