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21日、福島大学の坂本恵先生などが中心になってとりくんでいる県内の外国人労働者問題についてのシンポジウムが福島市のコラッセで開かれ、この日の集会で、外国人労働者問題のネットワークが立ち上がりました。
数年前、県内でもベトナムからの研修生が、賃金や貯金が未払いのまま本国に強制送還された事件がありましたが、現在も県内には、研修生や実習生という名目で違法に就労させられている労働者を含めて、外国人労働者が3,200人いるとのこと。すでに中小零細業にまで深く浸透しているようですが、不況を理由にすでに100人近く解雇されているそうです。
今、「派遣切り」が大きな社会問題になっていますが、すでに外国人労働者は、劣悪な労働条件や賃金で、住まいの寮とは名ばかりのひどい所に社会から隔離されたような状態で、研修生として就労させられている実態などが、講演された大学の研究者や弁護士から報告されました。
私は、これまで中国からの帰国1世などへの支援問題を県政で取り上げ、通訳派遣事業が始まるなどありましたが、もっと外国人労働者問題まで広げる必要をあらためて感じました。
投稿者: 神山悦子 日時: 2008年12月23日 21:37 | パーマリンク
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