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「上海製」人型ロボットが歩行距離のギネス記録を更新

人民網日本語版 2025年11月21日10:48

[画像:11月13日早朝、上海の北外灘に到着した「遠征A2」ロボット(撮影・孫青)。]

11月13日早朝、上海の北外灘に到着した「遠征A2」ロボット(撮影・孫青)。

上海初の人型ロボット量産企業である智元創新(上海)科技有限公司(智元ロボット)が開発した人型ロボットがこのほど、江蘇省蘇州市の金鶏湖から上海の外灘まで、100キロメートルにわたる省をまたぐ歩行にチャレンジし、完走した。中国新聞社が伝えた。

ギネス世界記録認定官が11月20日、智元遠征A2(SNA210041BA00652号ロボット)に認定証を授与し、智元遠征A2の総歩行距離が106.286キロメートルであることを正式に確認した。これにより同ロボットは、「人型ロボットの最長歩行距離」のギネス世界記録保持者となった。

[画像:11月12日、上海の武寧路橋を通過する「遠征A2」ロボット(画像提供・智元ロボット)。]

11月12日、上海の武寧路橋を通過する「遠征A2」ロボット(画像提供・智元ロボット)。

このロボットは、蘇州の金鶏湖畔の著名なランドマーク「東方之門」を出発し、市街地、観光地、国道、省道など多様で複雑なルートを通過し、最終的に上海の外灘へ到達した。挑戦は11月10日夜から13日早朝まで続いた。

[画像:11月13日早朝、上海の道路を歩く「遠征A2」ロボット(撮影・孫青)。]

11月13日早朝、上海の道路を歩く「遠征A2」ロボット(撮影・孫青)。

今回の「省をまたぐ歩行」では、人型ロボットはアスファルト舗装の道路、タイル張りの路面、橋梁、点字ブロックの歩道、坂道、そして夜間の照明不足といった地形・環境の課題に対処する必要があった。

今回の挑戦に使用された遠征A2は量産商用バージョンで、デュアルGPSモジュールに加え、LiDAR(ライダー)、赤外線深度カメラなど複数のセンサーを搭載している。道中、人型ロボットは信号機の識別、狭い通路の通過、人混みや電動バイクの回避など複雑な状況に的確に対処した。(編集YF)

「人民網日本語版」2025年11月21日

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