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2022年北京冬季五輪の会場が設置された河北省張家口市崇礼区では今、気温の低下に伴い、スキー場が次々とオープンしている。崇礼区では今シーズン、地元の農産品のパプリカとコーヒーを組み合わせた商品が人気になりつつあり、スキーヤーやスノーボーダーに、味覚の新体験を提供しているほか、ウィンターツーリズムと地元の特色を組み合わせる革新的な試みとなっている。
崇礼区のあるスキー場では、「パプリカコーヒー」がスキーヤーやスノーボーダーにとって「ここに来たら絶対に飲みたいもの」になっている。「パプリカコーヒー」は、コーヒーの香りを楽しむことができるほか、パプリカのさわやかな甘みをほんのり味わうことができる。そしてコーヒーを飲み終えた後には、パプリカを食べることもできる。スキーヤーやスノーボーダーたちはこのアイデアドリンクを楽しんでいるほか、写真を撮り、家族や友達にユニークな体験をシェアしている。
スキー場の店舗経営者によると、使われているのは崇礼区のビニールハウスで栽培されたパプリカで、その歯応えある食感を最大限残す工夫がされているという。夏越し栽培のパプリカの中国で最大の生産拠点となっている崇礼区では年間7万トン以上のパプリカが生産されており、北京や天津といった国内市場に出荷されているほか、シンガポールやロシアなどにも輸出されている。そんなパプリカのさわやかな甘さとコーヒーの香りの独特のハーモニーを楽しめるパプリカコーヒーは崇礼区ならではの味を消費者に届けている。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年11月12日