布屋

美濃と越前にまたがる油坂峠頂上から湧き出る清水。
約200年前、原家当主が旅人の為に掘り当てたこの清水は九頭竜川の源流となり日本海へと流れていきます。
<蝶々清水(蝶の清水)>
清水を掘り当て皆が喜びに沸いていると、何処からともなく蝶の群れがやってきて清水の上を舞ったことから原家当主が「蝶の清水」と名付けました。
毎年春と秋に清水とその周辺の掃除に出掛けます。
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水は200年間枯れることなく湧き出しています
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当時、清水を掘り当てた記念に、蕉門美濃派「獅子門」
九世道統・山本友左坊から贈られた祝句
「峰高う 涌は 恵みの 清水かな」
本人(原左次郎正勝)は、皎月亭兎囿の俳号で一句
「舞ふ蝶も 影を移さし 清水かな」
因みに「美濃派」とは、松尾芭蕉を祖師一世とし、蕉門十哲の一人各務支考を二世始祖とする俳諧のことで、「獅子門」とも称します
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油坂峠・美濃側の登り口
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油坂峠・越前側の登り口
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10年以上前に種から育てた水芭蕉
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油坂峠頂上から眺める白鳥の町並み

posted by ゲンブン at 21:38| 日記・エッセイ・コラム