愛知県の研究機関/研究者リンク/不育症研究-不育症治療に関する再評価と新たなる治療法の開発に関する研究

愛知県の研究機関
所属等 藤田医科大学・総合医科学研究所・分子遺伝学研究部門
http://info.fujita-hu.ac.jp/~genome/gc/
藤田医科大学・遺伝カウンセリング室
http://molgen.icms.fujita-hu.ac.jp
氏 名

倉橋 浩樹(教授、室長・研究開発分担者)

倉橋 浩樹
紹介文 不育症は、複数の遺伝因子と複数の環境因子が発症に関わっている多因子遺伝疾患と考えられています。このような多因子遺伝病には、ゲノム解析により、個々の患者様のリスク因子を同定することにより、患者様固有の原因に基づいた、より効果的な治療法の選択を行うことが可能となるという、個別化医療を目指した研究が精力的に行われています。近年は、次世代シーケンサーによって網羅的に得られた全エクソーム、全ゲノム配列に由来するビッグデータのバイオインフォマティクス解析を利用することにより、一度に数多くの遺伝因子を同時に同定することが可能となり、個別化医療により近づくことができ、「プレシジョン・メディシン(精密医療)」と呼ばれています。わたしたちは、不育症の精密医療を目指して、大規模なゲノム解析を行っています。

また、わたしたちは染色体転座などの構造変化による習慣流産の患者様に対し、最新の次世代シーケンスを用いた着床前診断を提供しています。日本産科婦人科学会の習慣流産に対する着床前スクリーニングの特別臨床研究にも参加しています。詳しい情報は藤田保健衛生大学病院・遺伝カウンセリング室にご連絡ください。

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /