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にじゅうまる1974年12月7日 新日本プロレス 愛知・刈谷市体育館

☆第1回カール・ゴッチ杯争奪リーグ戦優勝決定戦 30分1本勝負

藤波辰巳(10分37秒 逆さ押さえ込み)小沢正志





連載第52回は新日らしい若手の登龍門からの一戦です。

今も昔も新日は若い選手がドンドンデビューしてフレッシュな前座試合が見れる人材
の宝庫です。

本連載時においても先行する国プロは旗揚げ7年でベテランから若手まで厚い選手層
を誇っていました。

後発の全日は旗揚げ直後は深刻な日本人不足でしたが崩壊した日プロから多くの中
堅・ベテランが移籍してきたために選手過多に陥り折角デビューした生え抜きの渕・
薗田・大仁田にとっては不遇な時代が続く事になります。

そして新日も旗揚げ当初は日本人(外国人も)不足でリトル浜田(後のグラン浜田)
や藤原喜明をはじめ続々デビューさせたのと日プロから移籍した木村健吾や小沢正志
(後のキラー・カーン)で若手が増えた事もあって、登龍門企画が成立したわけで
す。

これは全日や国プロでは見られない企画で若手にとっては励みになりますし、お客さ
んにとっても前座から若手の熱いファイトが見れて一挙両得でした。

当時の新日にとっては精神的支柱だったカール・ゴッチの名前を冠にしたのもナイス
ネーミングです。

第1回は藤波が優勝して海外武者修行の権利を得て、この後3年間西ドイツ・アメリ
カ・メキシコを転戦して力を蓄えた成果をMS.GでのW.W.W.Fジュニア王座奪取で見せ
て日本にジュニアヘビー級ブームを起こすことになるのは周知の事実です。

カール・ゴッチ杯は3回行われて打ち切られます。

そしてその後名称をヤングライオン杯に変更して断続的に開催され多くの90年代ス
ターを生み出す事になります。

また復活して欲しい企画です。
カテゴリ:
野村聡史

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