最後の祥雲作品大量建立スポット(!?)

大竹 (2010年1月23日 01:35) | コメント(0) | トラックバック(0)
祥雲さんの故郷、中津川にある一族のお墓へ行ってきました。

[画像:zenkei.jpg]

丘の中ほどにあるとても小さな墓地で、
その片隅にコンクリート仏に囲まれた一角がありました。

その一角だけコンクリート製の壁によって仕切られ、
一種ステージのようになっています。
そこに、地蔵観音像、亡くなった親族の慰霊像などが
墓石を取り囲むように建っていました。

[画像:tora.jpg]
上珍しいレリーフ作品。隣には竜もいました



[画像:marisiten.jpg]像の数は29体。他、蓮の花の花瓶や
灯篭なども立ち並び、囲む壁も竜虎など
を彫ったレリーフになっています。
他、浅野家の墓地以外の場所にも
観音像などがあり、ざっと40点ほどの
祥雲作品が遺されていました。



30cmほどのお地蔵さんはじめ小ぶりな
作品が多く、またほぼすべてが
赤茶色単色で塗られていました
(コンクリートむきだしのものも
見られましたが、塗装がはげたのでは
と推測されます)。
そのため、いたってノーマルな
仏像、慰霊像といった趣です。
その一方で、躍動的でお顔だちが
やけにスマイリーな摩利支天も
あったりして、見る人が見れば
(って全国でどんだけ祥雲さんマニアが
いるのやら?)祥雲作品だと
ピンと来るのでは・・・?




[画像:mei.jpg]十八地蔵尊など主な作品は
昭和30年にこの地に
設置されたもので、
他、順次増設されたようです。
祥雲さんと奥様のお名前で
没年が刻まれた花瓶もあり、
これは生前に自身で用意して
いたものでしょうか。

愛妻家だった祥雲さんらしく
妻・俊子さんとの連名で 銘が刻まれている




五色園、桃太郎神社、関ケ原ウォーランド、中之院軍人慰霊像、岩崎御嶽山、歴代名古屋市長像、成田山、熱海城と並ぶ"最後の祥雲作品大量建立スポット"
たくさんの作品をまとめて見られるスポットは、
おそらくもう他にないんじゃないでしょうか?

(お墓はご遺族のご了承の下、撮影しています)






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