五色園 (今度こそ?)コンプリート編

大竹 (2009年11月 7日 22:56) | コメント(2) | トラックバック(0)
え〜、まず最初におわびと訂正です。
拙著『東海珍名所九十九ヶ所巡り』にて、
「五色園の祥雲作品コンプリート達成!」
と記しましたが・・・
全然、コンプリートじゃありませんでした!!

[画像:rokkakudo.jpg]まずこちらが「六角堂 百夜祈願」
親鸞聖人が29歳の時、菩薩のお告げを受けるシーンです。
お堂はチェック済みだったのですが、
まさか中にコンクリート仏が
納められていたとは・・・!

この作品の存在は、先日の修復作業に参加してくださったソフトリィXさんから教えていただきました。

[画像:rokkakudosinran.jpg]















唯一の屋内展示で
ほとんど劣化していないコンクリート像。
ひょっとするとこれが
オリジナルのカラーリング・・・?!
う〜ん、結構色白ですね。




さらにもうひとつが、別の作品の捜索中
山の中で迷ってたまたま出くわした 「親子悲願仏」。

[画像:oyakohiganbutu.jpg]

涼やかな佇まいの阿弥陀如来で、
宝珠を抱えた2体の獅子が祥雲作品っぽくて、ちょっとプリティーです。
台座の裏に、ちゃんと祥雲さんの銘がありました
同園の100体以上の作品の中で、銘が彫ってあるのはおそらく唯一。
戦没者の慰霊のために建てられた昭和30年の作品で、
他のものよりかなり後になって増設されたものということになります。

どちらも園のパンフにも載っておらず、場所もかなり分かりにくい激レア作品です。
・・・とはいえ、こんなにチェック漏れがあってコンプリートとはお恥ずかしい・・

本が万が一3刷りまでいったら訂正します(?)。

それにしても、五色園にはもう20回は足を運んでいるのに
こんな大モノが潜んでいたとは。
あらためて奥深さに驚かされました

・・・と思ってたら、さらに驚きの新発掘作品が・・・(続く!)





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コメント(2)

ソフトリィX | 2009年11月15日 17:42 |

ども、六角堂の情報提供者のソフトリィXです。
お寺のパンフの風呂場の写真に観音像がありましたが、
あれって祥雲さんの作品でしょうか?

参考までに「親子悲願仏」は、五色園HP→園内場面http://goshikie.hp.infoseek.co.jp/にフューチャーされています。これほど明確に作者名と作製年月日が残っていようとは..

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