トップ
会員専用
日本地震学会
投稿・お問合せ
秋季大会
入会のご案内

FAQ 4-1. 地震に対する備え(2015年9月修正)FAQ

質問

地震に対する日頃の備えにはどのようなものがありますか?

回答

地震に対しては、地震発生後の以下の3つの期間に分けてバランス良く備えておく必要があると思います。また、それぞれについて、自助(自分でやるべきこと)・共助(隣近所で協力してやるべきこと)・公助(公的機関がやるべきこと)がありますが、自助の部分を中心に記します。地域や家族の状況によって対策は異なるので、それに合わせた自らの創意工夫が大切です。地震直後からしばらくは、自助に加えて共助の部分が大変重要です。日頃から隣近所や地域との結びつきを大切にしましょう。

  1. 地震時に死なないために。
    • 日頃自分が生活している場所(家、学校、仕事場等)を地震の揺れに対して強いものにしましょう。
    • 火事を出さないようにしましょう。
    • 津波危険地帯にある場合はすぐに逃げましょう。揺れが大きければ、来る津波も大きいと思っておきましょう。
  2. 地震直後から周囲からの助けが来るまで(7日間程度)生き抜くために。
    • 家族の集合場所を確認しておきましょう。
    • 電気・電話(携帯電話)・水道・ガスは使えないことを前提に、非常食・水・燃料を7日分以上用意しておきましょう。
    • 正確な情報を得ることが必要です。ラジオ(電池式)を用意しておきましょう。
  3. その後の生活再建のために
    • 地震保険に入っておきましょう。

1〜3に共通して大切なのは、家が地震に対して強いことです。

補足

  • 地震直後は火の始末が大切です。家を離れるときは、停電していても電気のブレーカを落としましょう。復電時にスイッチが入りっぱなしの電気器具や漏電等で火災が生じないためです。
  • すでに住んでいる所については、家または部屋を地震に対して強くしましょう。家具の固定等もこれに入ります。自宅を耐震強化するのには資金が必要ですが、自治体によっては、耐震の程度についての無料診断等も含め何らかの補助がでる場合もあります。
  • 引っ越しをする場合は、地盤の良さや津波の危険性も考慮した場所・家選びをしましょう。
  • 地域の防災計画・避難計画等についての情報を、自治体のホームページ等で事前に得ておきましょう。
4)地震被害へ戻る
地震に関するFAQへ戻る
企画制作:公益社団法人日本地震学会・ 広報委員会 所在地:〒330-0845 埼玉県さいたま市大宮区仲町2-80-1 KS・DiO 205
Copyright (c) 1997-, Seismological Society of Japan. All Right Reserved.
ページ最上部へ

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /