記者発表ヘッダー
令和7年(2025年)12月5日
佐賀県立佐賀工業高等学校
担当者:教頭 平方 伸之
電 話:0952-24-4356
FAX:0952-25-7043
E-mail: sagakougyoukoukou@education.saga.jp
鋳造実習に日新小学生の児童を招き、雄藩の志と熱き鉄の文化を次世代に伝える地域連携プログラムを展開します
佐賀県立佐賀工業高等学校では、日本初の反射炉発祥の地において、伝統を受け継ぐ「キュポラ(溶解炉)を使った熔解・鋳造実習」を今年も実施しています。
この実習は、平成14年度より続く伝統あるものであり、進路を控えた機械科と機械化システム科の2年生が、ものづくりの原点を学び、「誇りや喜び」を味わうことを目的としています。
今回の実習では更に、地域の歴史と鋳造技術の精神を次世代に継承するため、地域連携プログラムとして日新小学校の児童を招待し、本校生徒が指導役となって、この地に根付いた雄藩の志、そして熱き鉄の文化を小学生に伝えます。
記
1 日時 令和7年12月10日(水曜日) 10時〜12時
2 場所 佐賀工業高等学校鋳造実習室(佐賀市緑小路1-1)
3 対象生徒 佐賀工業高校機械システム科2年 39名
日新小学校5年生 58名
4 実習スケジュール
8時00分 キュポラ(溶解炉)点火
10時10分 空吹き、本吹き(炉内温度の調整)
11時00分 鋳造実習(溶かした鉄を型に流し込む実習)
5 参考
令和7年11月11日(火曜日)にも、機械化2年生がキュポラ(溶解)・鋳造実習を実習しています。
【溶解・鋳造実習について】
○しろまる キュポラ(溶解炉)を使った溶解・鋳造実習は、午前8時から火入れをし、次に溶解炉に鉄くずとコークス、石灰石を入れ、強風を送り込みます。コークスが燃え、その熱で鉄が溶け、3時間後には、鉄の温度は1500度近くにもなります。合図とともに、溶け出た真っ赤な鉄を取鍋(とりべ)に受け、慎重に鋳型に流し込みます。
○しろまる 鋳造実習は、事前に生徒が製作した小型万力や課題研究で製作した製品の型に、溶かした鉄を流し込む実習です。鋳込んだ小型万力の素材は、手仕上げ実習で、やすり加工や穴あけ加工を施し、製品に仕上げます。
◯ 日新小学校5年生を実習に招き、機械システム科2年の生徒が講師となり、反射炉の歴史や鋳造実習の内容について、パワーポイント等で説明します。
添付資料