久米 邦武
解説
歴史学者。幕末昌平黌に学び、明治4(1871)年特命全権大使岩倉具視に随行して米、ヨーロッパ各国を巡り、6(1873)年帰朝。報告書「特命全権大使米欧回覧実記」を編纂。修史館、修史局編修官を経て、21(1888)年帝大教授となる。筆禍事件で25(1892)年帝大を退官し、東京専門学校(後の早稲田大学)教授をつとめる。実証主義の歴史学者の立場で日本古代史、日本古文書学を講じた。また能楽再興運動に関わり14(1881)年能楽社の設立に参加し、37(1904)年発足の能楽文学研究会の主要メンバーとしても活躍。
関連資料
著作
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久米 邦武
久米邦武の肖像
- 久米邦武の肖像1枚目
- 久米邦武の肖像2枚目
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