題材
飛鳥地方で、人々の営みや歴史と関わる石・岩を撮影した写真応募締切
2016 年7 月3 日(日)必着展示期間
2016 年7 月26 日(火)〜 9 月4 日(日) (※(注記)月曜休館)来館者投票期間
2016 年7 月26 日(火)〜 8 月21 日(日) (※(注記)月曜休館)応募作品審査
奈良文化財研究所写真室、景観研究室、飛鳥資料館学芸室協賛/後援
【協賛】 岡村印刷工業株式会社、コクヨ株式会社、NPO法人明日香の未来を創る会、一般財団法人明日香村地域振興公社、両槻会、
【後援】 文化庁、明日香村、朝日新聞社、毎日新聞奈良支局、読売新聞奈良支局、奈良新聞社、NHK奈良放送局、近畿日本鉄道株式会社、
叙位
正一位(1名) 飛鳥資料館官位・官位授与証・写真額装・展示図録一年分・副賞講評
第7回写真コンテスト『飛鳥の石』では、前回よりやや少ないものの96名、175点の応募がありました。常連の方に加え、35名の方が初めて参加して下さいました。また、今回からは10代・20代を対象にした「若草賞」も設け、若者の感性による飛鳥の魅力の発信も期待しています。入選作品
正一位 該当作品なし
従一位 飛鳥之民選石太政大臣 渡辺征二郎様 「妖日の石舞台」
この名誉ある賞を受賞するに当たり、お選び戴いた皆様方に心より感謝申し上げます。
これは 白い太陽の冷たい眼差しの中で冷えた身を起こし、
生前の所業を思えば永久に自分が行ける筈のない西方浄土(二上山)を恋いて眺むる
巨大な石舞台の主の寂しさ、恨み 反省など息遣いのようなものを感じ、撮ってみました。
飛鳥にはシェイクスピアやギリシャ悲劇に似たエピソードが数多くあり、
今後もこれらとの出会いを続け、自分なりに写真に出来たらいいな・・と思っています。
従二位 鬼俎石左大臣 田中嘉宏様 「古の話」
どうしてここにカメラを据えたかって?
だって、「鬼のまな板」ですよ。
もしも撮れたら、すごいスクープじゃないですか!!
でも今夜は、ムシムシとする雨の夜
七夕でもないのに笹の葉が、カサコソ
気のせいか竹やぶの奥がうっすら青白く....
獲物を担いで、そこまで帰って来たかも
背筋が「ゾクッ」
スクープは諦めて急いで帰ります。
嗚呼!鬼さえ撮れていたら一位だったのに
いえいえ、もっと精進します。 有難うございました。
従二位 岡参道石右大臣 東 敬朗様 「九十九折りの参道」
飛鳥はミステリーストーンの宝庫。撮影場所は、西国三十三ヵ所七番礼所・岡寺への石の表参道で、岡寺下の鳥居を潜り古い民家の中を通り過ぎると、やがて九十九折の急坂となる。
今では観光バスやマイカーでの巡礼者が多くてこの阪の利用者は少ないようだ。
一方、地元住民にとっては参道であり生活道路でもある。
私はこの参道での触れ合いが好きだ。歩くと古い石の道祖神や道標を発見する事もある。
歴史を感じる修業の石の参道中腹で息を整え撮った一枚。
従三位 飛鳥石画卿 城山 勉様 「神使の形相」
従三位の叙位をいただきありがとうございました。
明日香はよく訪れるのですが、よく知られた石よりも集落に残る信仰の石を撮ろうと坂田のくつな石へ行った帰り、 葛神社に立ち寄り狛犬と出会いました。
口元に朱がほどこされ、神の使いの狛犬の形相に圧倒されました。
古くから龍神さんが祀られていたということで境内には雨乞いの南無天踊りの絵馬も奉納されていました。
こんなところにも人々の願いが込められていることを感じました。
従三位 飛鳥石画卿 西村充康様 「歴史の証人」
石舞台古墳に似ているこの"石"は、明日香の古墳群で使われていた"石"であろうか。その"石"の前に並んだ稲藁は、ワイワイガヤガヤ集う人々のように見える。
この"石"は、明日香に暮らす人々を、そして明日香の自然を、古より日々見守り続けてきた、
まさにもの言わぬ『歴史の証人』に違いない。
そんな事を考えながら撮影しました。
従三位 飛鳥石画卿 仁外 合様 「巨石内部」
明日香村といえば石舞台古墳と棚田、原点にして頂点。おそらく明日香村で一番撮られている被写体ベスト3に入ってるんじゃないでしょうか。
この構図はちょっと面白く撮りたい方にオススメですよ。 いつでも誰でも撮影できるので。
早朝や夕焼けだったり、 紅葉や積雪といった季節限定だったり、 ライトアップやプロジェクションマッピングされてるといった特別な条件はいりません(笑)
従五位 写真司
若草賞 坂本萌子様 「石と雨2」
私は高取町の出身で、久しぶりの帰省のとき、小さい頃に遊んだ場所を撮って歩きました。
梅雨の季節でしたので、小雨が降り注いでいる草木や苔、石がとても美しく、
手水鉢に溜まった水に波紋が広がっている様子を撮影する事ができました。
懐かしい場所を撮った写真でこのような賞をいただくことができ、嬉しく思います。ありがとうございます。
応募律令
・飛鳥地方で、人々の営みや歴史と関わる石・岩を撮影した写真。撮影する石は、加工されたものでも、自然のままのものでもかまいません。
・A4、四つ切、ワイド四つ切サイズのいずれかにプリントし、飛鳥資料館まで郵送してください。
・応募作品は一人2点まで。
・応募表は必要事項を記入し、写真の裏にテープなどで簡易に貼り付けてください。
・応募作品は応募者自身が撮影創作したものに限ります。
・応募作品に人物の顔が大きく写る場合は、被写体の許諾を得てください。
・過去に写真コンテスト等で入選した作品は除きます。
・飛鳥資料館で応募作品の展示をおこないます。ただし、応募多数の場合は、全作品を展示できない場合もありますので、ご了承ください。
・応募して頂いた写真の著作権は作者に帰属しますが、無償で自由に使用する権利が当研究所に帰属します。
・応募作品は返却できませんので、ご了承ください。
・ホームページにて審査結果を発表いたします(入選者には別途ご連絡いたします)。
・入選作品につきましては、フィルムもしくはデジタルデータの提供をお願いします。
・撮影にあたってはマナーを守り、他人に迷惑をかけないようお願いします。
第7回写真コンテストチラシ(PDF)
当館ではご提供いただいた個人情報は、写真コンテストにおける展示・取材・広報等の目的にのみ使用します
コンテスト関連イベント
【飛鳥 光の回廊にともなう無料開館】
8月27(土)28(日)午後6時〜午後9時 (ろうそくの点火は18時30分を予定)
(準備のため、午後4時半〜午後6時まで閉館します)
ろうそくの灯りで庭園をライトアップします。幻想的な景色をお楽しみください。
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