令和6年度国内専門講座「Petroleum Engineerの取り組む技術トレンド2024」の開催
令和6年度国内専門講座として、下記の要領にてJOGMEC職員による専門講座を開催しますので、ご案内申し上げます。
イベント概要
開催期間 |
2024年12月12日
|
申込受付期間 |
2024年10月18日〜2024年12月5日 |
参加費用 |
無料 |
2024年12月12日(木) 10時00分〜11時30分(休憩、質疑応答を含む)
オンライン開催(Cisco Webex Webinars)
(注)事前申込制です。
今後30年間で、2019年米国エネルギー情報局EIAは、「世界の一次エネルギーの消費において再生可能エネルギーが15%から約27.6%に成長すると予測するが、それ自体では人間のエネルギー消費を満たすことはできない。化石燃料は依然として約68.5%を占める」とコメントしている。
このような認識の下、2024年9月下旬米国ニューオーリンズでは11年ぶりの開催となった2024 SPE ATCE(世界石油工学者協会 年次総会)へ参加した。低炭素社会へのエネルギーシフトをナビゲートする石油工学者の重要なスキルにスポットライトを当てられた。業界のリーダーたちは、従来の石油・ガス採掘の専門知識を地下の移行エネルギー(二酸化炭素の回収貯留CCS、地熱、水素貯蔵)の経路の未来に適応させ、イノベーションを促進するための洞察を共有した。包括的理解を深め、低炭素エネルギーの未来に向けた変革に大きく貢献する存在として位置づけられよう。報告者は11年前(2013年)の同地開催のSPE ATCEにも参加したが、技術プログラムや会員数の変化も踏まえ、現在の石油工学者の技術トレンドを探りたい。
伊原 賢(いはら まさる)
独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構 管理・研修部 研修課
プロフィール
【経歴】
1983年東京大学工学部卒 旧石油公団に入団。1991年タルサ大学大学院石油工学修士課程修了、1994年東京大学博士(工学)号取得 石油学会奨励賞受賞。1995年アラブ首長国連邦ザクム油田操業、1999年生産技術研究室長、2001年天然ガス有効利用研究プロジェクトチームリーダー、2005年JOGMECヒューストン事務所長、2008年JOGMEC上席研究員、2016年JOGMEC特命調査役を経て、2020年より現職。
【委員等】
戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)課題「脱炭素社会実現のためのエネルギーシステム」選考委員
石油学会 論文誌およびペトロテック編集委員 正会員
(一財)JCCP国際石油・ガス・持続可能エネルギー協力機関 事業検討分科会委員 他
(国研)科学技術振興機構JST「革新的触媒」プロジェクト アドバイザー(2015〜2022年度)
【著書他】
「石油資源の行方」コロナ社(共著)(2刷)2009年4月
「視点・論点」NHKテレビ2010〜2012年
「天然ガスパイプラインのすすめ」日本工業出版(共著)2011年3月
「シェールガス争奪戦」日刊工業新聞社2011年9月(3刷)
「シェールガス革命とは何か」東洋経済新報社2012年8月(3刷)
「天然ガスシフトの時代」日刊工業新聞社(共著)2012年12月
「NHK スペースシップアースの未来」NHK出版(協力)2014年5月
映画「バーニング・オーシャン」技術解説2017年4月
「テクノロジー・ロードマップ2023‐2032自動車・エネルギー編」日経BP(共著)2023年1月
「メタンと二酸化炭素 〜 その触媒的化学変換技術の現状と展望 〜」シーエムシー・リサーチ(共著)2023年3月
エネルギー業界において1〜2年以上の経歴を有する方。学生やそれ以外でご関心ある方もぜひ受講をご検討ください。
登録承認メール受信後にお申し込みを取り消す場合は、お手数ですが下記お問い合わせ先までご連絡ください。
- 講座終了後には、受講者アンケートへご協力のほどよろしくお願いいたします。
- 地震、豪雨等の自然災害、交通障害、その他やむを得ない事情により、セミナーを延期あるいは中止させていただくことがございます。その場合はご登録いただいたメールアドレス宛に事務局からご連絡いたします。
エネルギー事業本部 管理・研修部 研修課
E-mail:kokunai-trc@jogmec.go.jp