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調査研究

研究会一覧2025年度

企業特性別拡張型日台国際産業連関表の精緻化に関する研究

概要

国際生産ネットワーク(GVC)研究において、東アジアの特徴は企業規模の多様性や所有形態の複雑性にあるが、これらは国際産業連関分析では十分に捉えきれない。それは国際産業連関表が産業部門間の取引を集計値として扱うため、同一産業内の企業間の異質性が見過ごされてしまうためである。本研究は、この課題に対応するため、企業の異質性を考慮した拡張型国際産業連関表の開発・精緻化を行う。

2021-2022年度に基礎的な分析枠組みとして7部門分類の2016年拡張型日台表を作成し、2023-2024年度では87部門分類への展開を進めてきた。本研究会では、2016年拡張型日台表について、経済センサスデータに加え、より詳細な企業活動基本調査データを活用し、企業規模別・所有形態別・貿易構造別の3種類の拡張表を作成する。これらと2023-2024年度研究会で作成した表との比較分析を通じて、データソースの違いが推計結果に与える影響を検証し、より信頼性の高い作成手法の確立を目指す。また、2021年表作成に向けた準備作業も進める。

期間

2025年4月〜2026年3月

研究会メンバー
役割 メンバー
[ 主査 ] 内田 陽子
[ 委員 ] ケオラ スックニラン
[ 委員 ] 野田 容助(所属機関なし)
[ 委員 ] 岩本 朋大(名古屋学院大学 准教授)

(注記)所属は研究会発足時のものです。

予定する研究成果
  • 基礎理論研究会成果報告書

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