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旧山繁商店

更新日:2015年11月17日

ID番号: 1717

旧山繁商店(きゅうやましげしょうてん)離れ・事務所・旧事務所・土蔵・新小屋・前倉庫・中倉庫・奥倉庫・塀

  • 離れ:木造二階建・寄棟造・瓦葺、事務所:木造平屋建・寄棟造・瓦葺上に鉄板葺、旧事務所:木造二階建・入母屋造・瓦葺、土蔵:土蔵造二階建・切妻造・瓦葺、新小屋:土蔵造二階建・切妻造・瓦葺、前倉庫:木造平屋建・切妻造・瓦葺上に鉄板葺、中倉庫:木造平屋建・切妻造・瓦葺、奥倉庫:木造平屋建・切妻造・鉄板葺、塀:木造・瓦葺・石垣付
  • 離れ:明治22年(1889)建造、事務所:昭和22年(1947)建造、旧事務所:大正3年(1914)建造・平成7年(1995)改修、土蔵:明治36年(1903)、新小屋:大正3年建造、前倉庫:昭和前期建造、中倉庫:昭和22年(1947)建造、奥倉庫:昭和25年(1950)建造、塀:明治中期建造
  • 所在地:仲切町・深川町

瀬戸市中心市街地の瀬戸川北岸の丘陵地は、かつては「北新谷」と呼ばれていました。この地区の斜面には古くから多くの窯屋が集まっており、やきもの製品の集積、運搬に有利な立地でした。また、近代以降は丘陵下の街路沿いに大規模な窯屋や卸問屋の居宅が建ち並んでいました。今もなお、北新谷には魅力的な歴史的景観が残されています。

旧山繁商店は近代の瀬戸を代表する陶磁器卸問屋でした。かつて主人が住んでいた主屋は失われてしまったものの、皇族などの来賓を迎えた「離れ」をはじめ、9棟の建物が残されており、明治〜昭和期の瀬戸を物語る陶磁器卸問屋建物群として平成27年度に国登録有形文化財となりました。離れのほかに残っている建物として「土蔵」や、明治・大正期の西側の表玄関に構えられた「旧事務所」、土蔵のような土壁造の倉庫である「新小屋」、昭和期に表玄関を東側に移して新たに築かれた平屋建ての「事務所」、戦中・戦後に増設された3棟の倉庫「前・中・奥倉庫」などがあります。

離れ・塀・旧事務所 旧山繁商店 離れ・塀・旧事務所(西から)

[画像:離れ] 旧山繁商店 離れ(南東から)

離れ・塀・旧事務所・新小屋

旧山繁商店 離れ・塀・旧事務所・新小屋(南から)

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