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【ATOK Passport 特設コラム】入力ミスとはおさらば!2024年2月 ATOK for Windows 新機能 「パーソナライズドコレクト」ってなんぞや?! 【ATOK Passport 特設コラム】入力ミスとはおさらば!2024年2月 ATOK for Windows 新機能 「パーソナライズドコレクト」ってなんぞや?!
【第2回】「変換」のかしこさを「入力支援」にも!それじゃない!本当に入力したかったのは・・・ 【第2回】「変換」のかしこさを「入力支援」にも!それじゃない!本当に入力したかったのは・・・

前回は、入力支援とはどういう機能なのか、かんたんにご説明しました。
それらは今のATOK Passportで実際に動作する内容ですが、2024年2月1日に、ATOK Passportはさらに進化します!
今日は、新しいATOKで提供予定の「入力支援」の例について、ご紹介しますね。

今までできなかったことができるようになるのですね?

はい。
まずは、1例目としてご紹介します。
急いで入力しているときなど、キーのうち飛ばしをすることはありませんか?

課題

「kんせい」のような打ち飛ばしをよくするが「完成」に修復されてしまう。実際に入力したかったのは「金星」なので、こちらに修復できないか・・・?

あります!
頭に浮かんだ文章をとにかく早く文字に起こしたくて、だーーーっと打つので、タイピングミスが多いです。

また、議事録をとったりするときなども、発言についていくために必死で入力して、後で見ると、何を言っているのかわからないひどい文章になっていたりしますね・・・涙

そんなときにはATOKが自動で打ち間違いを修復してくれますが、今回、その"修復"が、よりかしこくなったんですよ!

できるようになること

前後の語のつながりを見て、意図した読みに修復できるようになります!

特許出願中
特願2023-198461

本当ですか?
それはすごく助かりますー!
でも、どうしてそんなことができるようになるんですか?

今までは、たとえば、
「けっsん」→「けっせん(決戦)」と修復していました。
しかし、正しい読みとしては「けっさん」「けっしん」「けっせん」等、いろいろな候補が考えられますよね。

新しい入力支援では、
前後の入力を見て正しく修復し分けられるようになります!

たとえば、

「けっsんほうこく」→
「けっさんほうこく(決算報告)」
「けっsんをいどむ」→
「けっせんをいどむ(決戦を挑む)」


同じ「けっsん」という入力誤りなのに「決算」と「決戦」という異なる語に修復されていますね!

これは、ATOKの「変換」で用いられている、前後の語のつながりを見て正しい表記に変換する仕組みを入力支援に応用したものです。
→変換を支える仕組みを、入力支援に適用しました!

その他の事例として、以下のようなものもありますよ。

(その他の事例)1

「kんせいひろう」→「成披露」・「kんせいたんさき」→「金星探査」・「kんせいチーム」→「混成チーム」

同じ「kんせい」の誤りでも、後ろに「ひろう」が来る場合は「かんせいひろう(完成披露)」に、

「kんせいひろう」→「完成披露」

後ろに「ちーむ」が来る場合は「こんせいちーむ(混成チーム)」になります。

「kんせいちーむ」→「混成チーム」

「近世」を学習していたとしても、「きんせいたんさ」と入力されたら、前後の語との意味的な結びつきの強さから「近世探査」ではなく、「金星探査」の候補を提示するんです。
これは同音語を正しく変換するための仕組みで、1993年発売の「ATOK8」から搭載されている、ATOKの「かしこい日本語変換」を支える重要な機能です。

今回、この「前後の語のつながりから意図した入力を推定する仕組み」を入力支援にも適用。
「kんせい」の後ろに来る語「たんさ」から正しい読みを推定し、「金星探査」という意図した変換候補を提示します。

すごいですね!
とても便利そうです。
どんな場面で使えるのかな?

利用シーン

たとえば、オンラインデモ等で手元を共有しながら入力するとき、入力に誤りがあって間違ったまま確定してしまうと、焦るもの。
ATOKなら、意図した読みにそっと修復し、あなたの「伝えたいこと」を途切れさせません。

他にも、いろいろな事例があるので、紹介しますね!

(その他の事例)2

「らんぴつrんぶん」→「乱筆乱文」

「がくじゅつrんぶん」→「学術論文」

(その他の事例)3

「さらなるひやkを」→「さらなる飛躍を」

「ひやkぼうし」→「日焼け防止」

(その他の事例)4

「bろっくおんがく」→「バロック音楽」

「bろっくべい」→「ブロック塀」

また、たとえば、「完成披露」の例では、「ひろう」は「疲労」「拾う」等いろいろな表記が考えられますが、まえに「かんせい」が来ることで、後ろの「ひろう」が正しく「披露」に変換されます。
入力ミスを正しく修復することで、後ろに来る、入力ミスをしていない「ひろう」の箇所も正しい表記にすることができるのです。

なるほど、よくわかりました。
これは、2月提供のATOKに期待が高まりますね。

ありがとうございます。
是非、ご期待ください!
では、今回は、ここまでとします。

まだまだ、他にも、できるようになることはたくさんあります!
次回、2例目を紹介しますので、どうぞお楽しみに。

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