常葉大菊川、準々決勝で敗退 連投で疲労のエース、自ら意地の本塁打

滝沢貴大
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第78回秋季東海地区高校野球大会(東海地区高校野球連盟主催)は19日、愛知県内の2球場で準々決勝4試合があった。参加4県の1位校がそろって初戦を突破し、準決勝へ進んだ。

夏春連続の甲子園出場をめざす聖隷クリストファー(静岡1位)は津商(三重3位)を5―3で退け、三重(三重1位)が常葉大菊川(静岡3位)を8―4で下した。

中京大中京(愛知1位)は岐阜城北(岐阜3位)を14―3の五回コールドで破り、大垣日大(岐阜1位)が東邦(愛知3位)に8―2で逆転勝ちした。

準決勝は25日、愛知県刈谷市の刈谷球場で予定され、聖隷クリストファー―三重(午前10時)、中京大中京―大垣日大(午後0時半)の顔合わせとなった。

常葉大菊川・佐藤大介投手 自らのバットで3打点

中京(岐阜2位)との8―6の打撃戦を制した翌日の試合。三重に先制を許した常葉大菊川は二回、前日完投したエースの佐藤大介投手(2年)に再びマウンドが託された。

疲労はぬぐえなかった。四球と2安打で4点を失った。四回にも3連打で2失点を喫し、流れを相手に渡してしまった。「コンディションに厳しい部分があったが、投げきらないといけない」

エースの自負だ。この日は、打撃で気を吐いた。公式戦で初めてだという三回の本塁打、七回の二塁打などで3打点。「初回から打線がつながらなかった。長打でチームを勢いづかせたかった」と振り返る。

チームは七、八回に計3点をあげたが、三重の逃げ切りを許した。

2年連続の選抜大会出場は厳しい見通しだが、前を向く。「投手が最少失点で抑えて野手が点を取るのを目標に、これからやっていきたい」

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この記事を書いた人
滝沢貴大
静岡総局|県警・司法キャップ
専門・関心分野
静岡のニュース、地域創生、サブカルチャー