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お知らせ記事2025年10月16日

2025年度グッドデザイン賞を受賞しました

2025年10月15日に2025年度のグッドデザイン賞が発表され、株式会社日立製作所(以下「日立」という)、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下「産総研」という)及び株式会社AIST Solutionsの取り組み「サーキュラーエコノミー社会のグランドデザイン」がグッドデザイン賞に選出されました。

今回の受賞対象は、日立と産総研が2022年10月に共同で設立した日立-産総研サーキュラーエコノミー連携研究ラボによる研究成果です。

受賞対象名

サーキュラーエコノミーに関する提言活動
「サーキュラーエコノミー社会のグランドデザイン」

受賞イメージ

受賞者

株式会社日立製作所
国立研究開発法人産業技術総合研究所
株式会社AIST Solutions

受賞対象の概要

サーキュラーエコノミーの促進に向け、ありたき将来の姿とその実現にむけた道筋を示すグランドデザインの研究及び構築活動。未来シナリオシミュレーションにより導出した複数の「ありうる将来」、その中で日本の産業がめざす「ありたき将来」をコンセプト動画で示した。また、その実現に必要な仕組み、技術、指標、ルールとともに行政、事業者、アカデミアなど広く利害関係者に向けフォーラムや講演、WEBメディアを通じ提言。

審査員の評価

サーキュラーエコノミーという複雑な課題について、生活者にとって理解しやすい将来像として提示し、生活者、企業、双方の観点から議論を促す点で評価される。自社の活動範囲にとどまらず、業界や地域をまたぐ広域を対象とし、社会全体の仕組みをイメージしやすい表現でまとめる独自性を有している。また、製品リサイクルなど技術的施策に加えて、人が持つ価値観や行動心理を取り込み、定量と直感の両面から未来洞察を導き出していることも特徴的だ。さらにありたき将来像を一方向的に提示するのではなく、多様な意見を取り込み進化し続ける循環型デザインとする姿勢自体が、サーキュラーエコノミーの理念と呼応している。本プロジェクトを起点とした今後の展開、実装にも期待したい。

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