赤潮の記事を執筆させていただきました。 2021年に北海道・道東太平洋で発生した未曾有の赤潮と、その原因究明に取り組んだ研究者たちの姿を追いました。 ご関心ある方に届けばうれしいです! 今後、誌面に載せきれなかった取材の裏話なども、こちらで少しずつご紹介していこうと思っています。 x.com/NikkeiScience/...
2025年08月21日 10:42:12🌊8月25日発売:日経サイエンス2025年10月号 【特集:日本の海に大異変】 前例のない大規模な赤潮に,黒潮の流路の変化。 日本列島近海で起きたこれらの異変はなぜ発生し,環境にどんな影響を及ぼすのか。 nikkei-science.com/202510_059.html
2025年08月21日 09:00:27🌊SF小説を思わせる科学の探求 2021年に発生した道東沖の赤潮。 その背後には、Episode0とでもいえる1年前の遠い海での異変がありました。 遠く離れたふたつの出来事が、🧪研究の積み重ねによって一本の線でつながっていきます。 ふとグレッグ・イーガン『祈りの海』を思い出しました。
2025年08月21日 14:34:37記事のなかで中心的に登場するのは、海洋物理学の研究者・黒田さん。 この春、北大の准教授に着任され、私がいつも参加しているセミナーで自己紹介を兼ねて研究発表をされました。 その発表を聞いたことが、この記事のそもそもの発端でした。 #赤潮 #海洋学
2025年08月22日 11:55:09そのなかで黒田さんは「代表的な研究」として、2021年の赤潮に関わる研究を紹介されました。 これは、日本の水産業史上最大の被害額をもたらしたといわれる、北海道東部・太平洋岸を襲った災害です。 #赤潮 #日経サイエンス
2025年08月22日 11:55:52「海のものとも山のものともわからない」――海で起きたことの原因を探るのは、とても難しいというイメージがありました。 ところが黒田さんの研究チームの成果は非常に網羅的で、「ここまで明らかにしたのか!」と驚かされ、すっかり魅了されました。 #赤潮 #科学記事の舞台裏
2025年08月22日 11:58:42ぜひ記事にしたいと思い、黒田さんの論文をいくつか読みました。 そして編集長に企画を相談したところ、ありがたいことに面白さを理解していただき、執筆が決まりました。 #赤潮 #日経サイエンス #科学記事の舞台裏
2025年08月22日 11:59:14編集を担当した私自身、この夏の暑さはこの記事に助けられました。 来週月曜発売の10月号「ヘルス・トピックス」はまた違う角度からの情報ですが、きっと"これ知りたかった!"と思っていただける方がいる内容です(*'ω'*) ぜひご覧ください。 x.com/NikkeiScience/...
2025年08月23日 12:31:17日経サイエンス年9月号【ヘルス・トピックス】 「熱帯夜の健康リスク」 日没後も暑さが続くと,通常時より多くの人が亡くなる。救急外来の受診や入院が増えて,早産も増加する。睡眠やメンタルヘルスにも悪影響が出る。心身の健康に害をなす暑い夜に体を涼しく保つ方法とは?nikkei-science.com/page/magazine/...
2025年08月22日 20:00:22これでひとまず安心...と思ったのも束の間。 黒田さんが取材を受けてくださるか、新たな心配が生まれました。 着任したばかりでお忙しいのでは? ドキドキしながらメールを送りました。 #赤潮 #科学記事の舞台裏
2025年08月23日 12:47:40すぐに「よろこんで」とOKの返事が(^^) 着任したてで学生がまだいないので、かえって大丈夫とのことでした。 返信には研究グループの論文リストの添付も! 取材までに3本を読み、執筆中に残りも読み進めました。 その一部は本記事の最後に記載しています。 #赤潮 #日経サイエンス #科学記事の舞台裏
2025年08月23日 12:49:59さいごに。 このツリーはここまでです。 記事の詳細はこちらからご覧ください👇 🔗nikkei-science.com/202510_059.html 次はまた別の角度から記事をご紹介する予定です(*^^*) #赤潮 #日経サイエンス
2025年08月23日 13:02:26📖『日経サイエンス』10月号、いよいよ明日発売です! 第2特集「日本の海に大異変」で、2021年に北海道で発生した赤潮について執筆しました。 研究者たちが突然の大規模異変に挑む姿を追い、科学の探求を描いています。 ぜひお手にとっていただければ嬉しいです ✨ #日経サイエンス #赤潮 #睡眠 pic.x.com/oqyNl8vjbF
2025年08月24日 16:26:50またもう一つの担当、連載「ヘルス・トピックス」では、第一特集と連動して 睡眠の問題 を取り上げました。 夏休みにお子さんのお昼寝中のいびきに気づかれたという方がいらっしゃったら 身近なテーマとして、多くの方に役立つ内容だと思います。 こちらもよろしく(*^^*) #日経サイエンス #睡眠 pic.x.com/SvKKSflF4d
2025年08月24日 16:26:50「異例の黒潮大蛇行 瀬戸内海に及び始めた影響」 珍しいパターンの大蛇行を続ける黒潮は瀬戸内海の海水の流れを変え,海洋環境に影響を及ぼす可能性がある。 📗日経サイエンス2025年10月【特集:日本の海に大異変】 nikkei-science.com/202510_070.html
2025年08月24日 16:00:342024年5月号で「オッペンハイマー その知られざる素顔」を執筆された日本経済新聞記者の青木さんの記事です。 x.com/NikkeiScience/...
2025年08月24日 18:20:10赤潮豆知識
日本は大洋の西岸に位置し、強い海流に洗われながら、豊かな恵みと時に災いを受けてきました。 10月号の特集2 青木さんの記事は、その典型ともいえる黒潮の大蛇行の影響を、瀬戸内海にまで追っています。 私が担当した、親潮が流れる北海道沖の赤潮と合わせて、ぜひご覧いただければと思います。
2025年08月24日 18:20:11【豆知識1】 赤潮原因種として知られるカレニア属は、現在およそ11種ほど。 今回の カレニア・ミキモトイ(Karenia mikimotoi) は、御木本真珠養殖場の尾田方七氏により記載され、種小名は御木本幸吉氏への献名です。 #赤潮
2025年08月27日 11:55:42【豆知識2】 カレニア科の Takayama 属は、オーストラリアのMiguel de Salas氏らにより記載され、元広島県水産試験場の高山晴義氏に献名されています。 日本人研究者の名前が多いのは、日本が赤潮研究の歴史で重要な役割を果たしてきたからでしょう。 #赤潮
2025年08月27日 11:55:42【豆知識3】 もちろん日本人だけではなく、カレニア科やカレニア属の名前には、アメリカのKaren Steidinger氏や、ノルウェーのKarl Tangen氏など、海外研究者への献名もあります。 #赤潮
2025年08月27日 11:55:43研究者の素顔
研究者の素顔1‐1/2 研究グループのリーダー黒田さんは、赤潮という突発的で深刻な現象の中で、的確に解析を積み重ね、着実に理解を進められた印象です。 それを知的好奇心の対象としてではなく、被害に苦しむ人を助けたいという気持ちから行っていたことが強く伝わってきました。 #日経サイエンス
2025年08月26日 13:11:25研究者の素顔1‐2/2 取材後のメールで伺ったことですが、今年で赤潮から4年。 ウニが市場に出せる大きさに育つまでにちょうど4年かかるといいます。 被害後の本格的な出荷がようやくはじまります。 黒田さんはそのことをとても心配しつつも、楽しみにしていると話されていました。 #日経サイエンス
2025年08月26日 13:11:26