環境省 Ministry of the Environment
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学識経験者で構成される中間貯蔵施設安全対策検討会や中間貯蔵施設への除去土壌等の輸送に係る検討会での検討結果等を基に、中間貯蔵施設において安全に貯蔵を行うために構造上・維持管理上必要となる事項を整理した中間貯蔵施設に係る指針、平常時の安全管理や緊急時の対応の考え方等、輸送基本計画・輸送実施計画を取りまとめました。
また、中間貯蔵施設の周辺地域の安全確保等に関する協定書を福島県と大熊町・双葉町と締結しました。
中間貯蔵施設の整備や管理運営、除去土壌等の輸送に当たっては、これらに基づき、関係法令を遵守し、安全・確実に実施していきます。
除去土壌等を施設に搬入完了した後も、国が責任を持って施設の維持管理を行います。土壌貯蔵施設の場合、搬入期間中と同様に、浸出水の処理や施設の点検・保守を継続し、安全性を確保します。また、地下水や浸出水処理施設からの処理水の水質、施設周辺での空間線量率などについても、継続的にモニタリングを行います。
土壌貯蔵施設は、主に以下のような構造を有しており、これらに求められる機能が保たれるよう必要な点検・保守を行っていきます。
構造物 | 機能 |
---|---|
堰堤 | 貯蔵する除去土壌が流出することを防ぎます。 |
保有水等集排水設備 | 貯蔵地内の保有水等を排水し、貯蔵地内での水の滞留を防ぎます。 |
浸出水処理施設 | 保有水等集排水設備で集められた浸出水を適切に処理してから放流することにより、公共の水域及び地下水の汚染を防ぎます。 |
雨水集排水設備 | 雨水を堰堤の外部に速やかに排水し、被覆工上や堰堤上に雨水が滞留することを防ぎます。 |
防災調節池 | 雨水集排水設備により集水された雨を一旦貯留し、放流先の河川又は水路の流量増を防ぎます。 |
被覆工 (キャッピング工) |
除去土壌の飛散及び流出、並びに雨水の貯蔵地内への浸入を防ぎます。また、貯蔵した除去土壌からの放射線を遮へいします。 |
地震・津波については、予定地で想定される最大規模の地震動・津波※(注記)を設定し、以下の対策等により、安全性を確保します。
※(注記)
洪水、雨水対策については、
※(注記)
浸出水処理施設(浸出水処理設備へ流入する水量等を調整する浸出水調整設備を含む)については、過去15年間で最大の負荷となる降雨状況を用いて設計します。
自然災害や停電・事故等、想定される事態に対し、十分な対応策をあらかじめ整備し、訓練を定期的に実施します。
具体的な対応策については、事業の施工計画、操業計画の決定に合わせ、現場において適切に対応するため、マニュアル等として定めます。
住所:福島県双葉郡大熊町大字下野上字大野116-5 CREVAおおくま(大熊町産業交流施設)1階
TEL:0240-25-8377
開館時間:9:00〜17:00(最終入館16:30)
休館日:毎週火曜日(祝日の場合は翌平日)、 年末年始(12/29〜1/3)