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正方行列

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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(2015年7月)
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正方行列(せいほうぎょうれつ、: square matrix)とは、行要素の数と列要素の数が一致する行列である。サイズが n ×ばつ n つまり、nn 列であるとき、n 次正方行列という。

[ a 11 a 12 a 1 n a 21 a 22 a 2 n a n 1 a n 2 a n n ] {\displaystyle {\begin{bmatrix}a_{11}&a_{12}&\cdots &a_{1n}\\a_{21}&a_{22}&\cdots &a_{2n}\\\vdots &\vdots &\ddots &\vdots \\a_{n1}&a_{n2}&\cdots &a_{nn}\end{bmatrix}}} {\displaystyle {\begin{bmatrix}a_{11}&a_{12}&\cdots &a_{1n}\\a_{21}&a_{22}&\cdots &a_{2n}\\\vdots &\vdots &\ddots &\vdots \\a_{n1}&a_{n2}&\cdots &a_{nn}\end{bmatrix}}}

性質

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  • 同じサイズの正方行列の全体には加法乗法が定義可能で、をなす。(これは行列のサイズが n × n のとき n 次の全行列環と呼ばれる。)
    • 可換環上 1 次の場合(スカラー)をのぞいて、全行列環は非可換。
    • 実数 R 上で定義された 2 次の全行列環は複素数体 C と同型な部分体を含む。
    • 複素数C 上定義された 2 次の全行列環あるいは R 上定義された 4 次の全行列環は、四元数H に同型な部分斜体を含む。
  • 可換環上で定義される正方行列には行列式を定義できる。
  • 単元冪等元の積として書ける。

正方行列に対して定義されているもの

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正方行列に対して定義されているものを以下に示す。

特異値を除くと、通常これらは正方行列でのみ定義されている。

特殊な正方行列

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関連項目

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外部リンク

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