さまざまな症状への対応
食欲がない・食欲不振
〜がんの治療を始める人に、始めた人に〜
1.食欲不振について
食欲不振は、多くの人が経験する症状です。その程度や期間には個人差があります。
2.原因
がんそのものや治療の影響によるもの、体の症状や心の状態の影響によるもの、食事をする環境によるものなどさまざまな原因が考えられます。
3.食欲がないときには
治療が原因の場合には、治療の内容やスケジュールから症状が出る時期を予測して、食事や日常生活の工夫をしていきます。不安や抑うつが原因と診断された場合には、抗不安薬や抗うつ薬が処方されることもあります。
4.ご本人や周りの人ができる工夫
- 食べたいとき、食べられそうなときに、そのとき食べたいものを口にしてみる
- 冷たいもの、のど越しの良いものなど食べやすいものを選ぶ
- 少量ずつ、数回に分けて食べる
- 楽な姿勢で、リラックスして食べるよう心がける
- 簡単な調理法、手軽な市販品、冷凍食品などを取り入れる
- 周りの人の食べてほしいという強い気持ちや期待、言葉などが、本人の負担になることがあることを知っておく
5.こんなときは相談しましょう
食べ物や水分をとることができない場合や、1日に何度も吐いてしまうような場合には、すぐに担当の医師や看護師に相談しましょう。
更新・確認日:2020年04月08日 [ ]
履歴
2020年04月08日
「食欲不振・体重減少」から、「食欲不振」の部分について「食欲がない・食欲不振」にタイトルを変更し、内容を更新しました。
2006年10月01日
掲載しました。
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