Q10
「実施区域」は、どのくらいの延長ですか?
Q1
「ボランティア・サポート・プログラム」とは、何ですか?
ボランティア・サポート・プログラムとは、国土交通省、沖縄総合事務局が直接管理している道路(直轄国道)を対象として、実施されている道路脇の美化・清掃プログラムです。道路を慈しみ、住んでいるところをきれいにしたいという自然な心を形あるものにしようと考え出されたアメリカの「アダプト・ア・ハイウェイ・プログラム」からヒントを得ています。
「実施団体」(=ボランティア活動を行う団体)が、道路脇の簡単な清掃や美化活動を行なうことを「協定」で確認し、その「協定」の内容に従って活動を実施します。道路管理者は、実施団体名入りのサインボードを立てて、実施団体の活動を公表します。
Q2
「ボランティア・サポート・プログラム」のヒントになった
「アダプト・ア・ハイウェイ・プログラム」は、どんなプログラムですか?
タイラー・シビタン・クラブ 写真
ボランティア・サポート・プログラム 同様に、「協定」を結び、一定期間「実施団体」が、実施区域の道路脇を清掃したり野草を植えたりして管理します。道路管理者は、道路脇に実施団体の名前入りサインボードを立てて活動を公表します。
1985年、テキサス州でプログラムが開始され、最初に参加した市民グループが「タイラー・シビタン・クラブ」でした。
現在では、全米48州に導入され、カナダやプエルトリコでも、活動が行われています。また、道路だけでなく、公園や河川などを対象としたプログラムも多数あります。
国土交通省、沖縄総合事務局では、地域住民と道路管理者との新たなパートナーシップを築く第一歩として、積極的にプログラムを推進していきます。
Q3
ボランティア・サポート・プログラムの目的は、何ですか?
ボランティア・サポート・プログラムは、地域住民、企業などみなさんと、自治体、道路管理者の3者が協力して道路の清掃、緑化、美化等の活動を行ない、道を慈しむ心を育て、地域にふさわしい道づくりを進めることを目的としています。
Q4
既存のボランティア活動とどこが違うのですか?
既存のボランティア活動は、「地域愛護」及び「道路愛護」の観点から行われており、作業内容、規模、時期、頻度などについての道路管理者との合意、拘束力はなく、事故等による補償についても確立されていません。
ボランティア・サポート・プログラムは、作業内容、範囲、時期、頻度、責任者を合意、確認し、道路管理者、地元市町村を含めた3者間で協定を結び「道路愛護」に対する支援等を確立するものです。
Q5
誰でも「実施団体」になれますか?
グループであれば、家族、各種団体、学校、企業など誰でも実施団体になれます。ただし、社会的秩序を乱すと考えられる団体は、実施団体に認められません。
Q6
子どもだけの団体は、参加できますか?
中学生以下の子どもが主体の場合は、活動に際して子どもの安全確保のため、大人の保護者が必要と考えられます。
従って、活動内容に応じた人数の大人の保護者を加えるようにお願いすることになります。
Q7
どんな活動を行うのですか?
「協定」の内容によって異なりますが、歩道等の「実施区域」の清掃や、花壇、植木の手入れを行います。また、道路損傷等の異常発見・通報も行います。
Q8
同一区域で、複数の応募があった場合は、どうするのですか?
相互に了承をとって、同じ区域で複数の団体が活動することは可能です。例えば、A団体は清掃活動を行ない、B団体は花壇の手入れを行うといったことが考えられます。
Q9
どんな場所が実施区域になっていますか?
国土交通省、沖縄総合事務局が直接管理している国道(直轄国道)の道路脇(主に歩道、植樹帯など)を対象として、特別な技術がなくても活動できる場所が、ボランティア・サポート・プログラムの実施区域に選定されます。
Q10
「実施区域」は、どのくらいの延長ですか?
実施区域は、道路の状況によって変わります。人通りの多い、汚れやすい場所は、実施区域を短くし、活動頻度を高くしますし、あまりゴミが散乱しないような場所は、延長を長くします。また、植樹や花壇の数、実施団体の人数によっても、延長は変わります。人通りの多い商店街などは100m程度〜、郊外などは500m〜3kmがおおよその目安となります。
Q11
いつ活動するのですか?
道路管理者との間で結ぶ「協定」の中で、活動頻度が決められます。その頻度に従って、実施団体の内部で日程調整を行い、活動計画書を提出した上で、活動します。
Q12
「実施団体」「道路管理者」「自治体」のそれぞれの役割は
どのようなものですか?
「実施団体」は、受け持った実施区域の美化・清掃を行います。「道路管理者」は、実施団体に対して、清掃用具などを提供し、実施団体の名称入りサインボードを実施区域に掲示します。さらに、実施団体同士が意見交換を行う場の提供や、活発なボランティア活動を促す支援をします。「自治体」は、道路脇から集められたゴミの回収と処理について、協力します。また、道路管理者と住民との窓口になる場合もあります。
Q13
サインボードは、自由に設置できますか?
サインボードは、道路管理者が設置し、管理します。大きさや形、表示内容、文字数などは道路管理者が決めた規格、様式となります。ただし、実施団体のみなさまからの意見を取り入れ、地域色豊かな、デザインや表示内容などを工夫していきたいと考えています。
Q14
サインボードは、どんな効果が期待できるのでしょうか?
企業や実施団体にとっては、サインボードを掲示してもらうことで、ボランティア活動を行っていることのアピールができます。
また、サインボードを目にするドライバーや歩行者に「ポイ捨て禁止」のメッセージも伝えることもできます。
Q15
既に活動している団体はありますか?
はい。このホームページの「活動事例」で、紹介しています。是非、ご覧ください