2026年版鹿児島県民手帳カバーデザイン審査結果
2026年版鹿児島県民手帳のカバーデザインを令和7年3月15日から6月30日にかけて募集したところ,211点の応募がありました。
採用作品は,専門家の意見を踏まえた鹿児島県統計協会における審査を経て,2点を決定しています。
採用作品のほか,審査の過程で採用作品に次いで,上位であった作品を「優秀作品」として,9作品を選定していますので,ご紹介します。
1採用作品2作品
[画像:oku1]
和田美乃里(18)学年:1年所属:鹿児島県立短期大学
【作品名】実はオクラ天国?!
【作品の趣旨】鹿児島はオクラの生産量が全国一位です。そして,私の出身地指宿の他,各地域で栽培されています。そのことはあまり知られていません。そのため,県民手帳を通して県民の皆さんに知ってもらえるようオクラでデザインしました。
[画像:大根2]
上床楼羽蕾(18)学年:1年所属:鹿児島キャリアデザイン専門学校
【作品名】大きな桜島大根
【作品の趣旨】童話「おおきなかぶ」にインスピレーションを得て制作。鹿児島の偉人である西郷隆盛,大久保利通,篤姫,西郷隆盛の愛犬つんで桜島大根を抜いてるシーンにしました。多くの人に親しみやすいデザインを目標に丸みのある柔らかめのデザインで一目であの偉人だ!と思ってもらえるように制作しました。多くの人の目に留まることを願います。
2優秀作品9作品
[画像:コクは胃袋]
竹内珠有様学年:1年所属:鹿児島県立短期大学
【作品名】かごしま克灰帳
【作品の趣旨】鹿児島といえば「桜島」を思い浮かべますが,単純に桜島を描くのではなく,鹿児島ならではの克灰袋をイメージしたカバーにすることで色によるインパクトを与えることができ,さらにユニークなデザインで県民の方に親しみを持ってもらえると嬉しいです。
[画像:カラフルな桜島]
濱川夏希様
【作品名】カラフルな桜島
【作品の趣旨】桜島をカラフルな色彩で描きました。毎日の生活に彩りを与えられたらいいなと思い明るいデザインにしました。
[画像:dairy]
野村日菜乃様学年:1年所属:鹿児島県立短期大学
【作品名】ウチらのdailybook!
【作品の趣旨】手帳は毎日持ち歩くものだからこそ,持っていて気分が上がるように明るくポップなデザインにしました。一見ただの幾何学模様に見えますが,右下の三角形は桜島,右上の丸い図形はそこから立ち上る噴煙を表現しています。鹿児島らしさはさりげなく込めつつ,あえて前面には出さないことで使いやすいようにしました。また,ドットやストライプなどの柄や爽やかな色合いを取り入れることで可愛らしく親しみやすいデザインにし,女性にも手を取ってもらいやすいように意識しました。
[画像:ぐりぶー]
東海夏斗様
【作品名】空から見た茶畑
【作品の趣旨】荒茶生産量日本一を祝して,鹿児島の茶畑をモチーフにしたストライプ柄をデザインしました。茶畑を空から眺めた情景をイメージしており,赤い茶摘み機がアクセントになっています。質感には,地域らしさや親しみやすさを感じられるよう,水彩画の風合いを取り入れました。カバーという用途を踏まえ,「お茶」という言葉をあえて直接的には使用せず,抽象的な表現にとどめることで,全体としておしゃれな雰囲気を大切にしています。ただし,茶畑のモチーフと気づきにくい場合も想定し,お茶を飲んでいる「ぐりぶー」のイラストを添えることで,その意図をさりげなく伝えています。
[画像:桜島街]
小松未来様学年:2年所属:鹿児島キャリアデザイン専門学校
【作品名】桜島の見える街
【作品の趣旨】鹿児島のシンボル「桜島」と,そこに広がる街並みを,城山展望台からの視点で描きました。力強く噴煙を上げる桜島と,それを見つめながら営まれる市民の日常。そのコントラストは,鹿児島という土地が持つ「自然との共生」「変わらない風景」「たくましい日々」の象徴でもあります。絵画によるシンプルな表現は,街と自然が調和する鹿児島の美しさを静かに,そして鮮明に伝えます。また,背景に鹿児島のシンボルマークの青のグラデーションを使用しているところがポイントです。この手帳が,日々を記録する中で,ふと顔を上げた時に見える「いつもの桜島」のような存在になりますように。という思いを込めています。
[画像:しろくま94]
福留煌生様学年:2年所属:鹿児島情報高等学校
【作品名】鹿児島のみりょくまアイス
【作品の趣旨】鹿児島名物しろくまアイスの魅力を遊び心を交えながらも制作しました。この県民手帳を手に取ってくれた人たちが,鹿児島でしろくまアイスを食べてくれたら嬉しいです。
[画像:ぎゅっとかごしま]
藤宮咲希様学年:2年所属:崇城大学
【作品名】ぎゅっとかごしま
【作品の趣旨】鹿児島の定番スイーツであるしろくまのトッピングを,鹿児島といえばのものに置き換えて,ポップなデザインにしました。また,しろくまの色に合うこと,そして2026年の県民手帳だとすぐに分かることを考慮し,地の色の青色を調整しました。意外と読み方を知らない黒千代香や克灰袋はひらがなで表記し,もっと深く鹿児島のことを知ってほしいという願いを込めています。
[画像:しろくま3]
中野小百合様学年:1年所属:鹿児島県立短期大学
【作品名】しろくま
【作品の趣旨】若者から年配の方まで使いやすいシンプルなデザインを目指しました。しろくまのフルーツがランダムに配置されていることから,型にはまらず,自由にバランスよく配置してみました。フルーツをあえて幾何学的な形にすることで,分かりやすく,目に止まるデザインになっています。毎日使う手帳で,少しでも気分が上がるようなポップで可愛らしいデザインに仕上げてみました。背表紙には年度の’26を表示し,機能性に優れたデザインになっています。
[画像:桜島ライン1]
【作品名】桜島ライン
【作品の趣旨】桜島は鹿児島県で古くから親しまれ,地域の象徴として人々の日常に寄り添ってきました。その桜島を無数の直線で描くことで,県民と桜島のライン(繋がり)を表現しながら,シンプルかつスマートな印象にしました。そして,手元を見るたびに,心がほっこりと温かく包まれるだけではなく,ふと気合が入り,胸が高鳴るような装丁を目指しました。
3優秀作品の展示について
優秀作品9作品につきましては,採用作品2作品と同様,統計グラフコンクールの入賞作品展(県内約6地域で巡回展示)に併せて,展示を行う予定です。
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