生ごみ削減にチャレンジ!
生活系の燃えるごみの中で、生ごみは約35%と最も多くを占めており、ごみ減量を進める上で、水分が多い生ごみを削減することは大変重要です。
生ごみの堆肥化や微生物による分解処理により、生ごみを削減することができるため、家庭で、事業所で、ぜひ、チャレンジしてみましょう!!
家庭の生ごみ削減チャレンジ!
ダンボールコンポストによる生ごみの堆肥化
県では、県内の3市町(西会津町、川俣町、南相馬市)に御協力いただき、81世帯を対象に、参加者自身が約2ヶ月間、家庭で排出する燃えるごみの量等をモニタリングしながら、生ごみをダンボールコンポストにより堆肥化し、家庭ごみの削減に取り組むモデル事業を実施しました。
その結果、1人1日当たり約75gの生ごみを削減することができました!
令和4年度の福島県民1人1日当たりのごみの排出量は1,021gであり、富山県と並んで全国ワースト1位(46位)でしたが、県内の全世帯が生ごみの削減に取り組むことができれば、1人1日当たり約75gの削減が可能となり、排出量は946gに減少する計算となります。この排出量は、令和4年度の全国順位に当てはめると34位に当たります。
ダンボールコンポストによる生ごみの堆肥化は、身近な材料から誰でも始めることができます!ぜひ、始めてみませんか?
ダンボールコンポストで堆肥を作成するポイントや注意点、本事業の詳細な結果、優良取組事例については、(1)の広報資料をご覧ください。
各市町(西会津町、川俣町、南相馬市)における詳細な結果については、(2)の報告書をご覧ください。
キエーロ
そのような場合は、「キエーロ」を活用してみましょう!
「キエーロ」とは、土の中にいる微生物で分解する生ごみ処理機で、堆肥を作らないため、堆肥の処理に困りません。
県内の自治体でも推奨していますので、下記リンクをチェックして、取り組んでみてくださいね。
市町村の生ごみ処理機(コンポスト容器も含む)普及促進
全ての市町村が行っているわけではありませんが、市町村によって、生ごみ処理機やコンポスト容器を購入する際の助成や、無償貸与等の制度がありますので、本制度を活用した購入についてもご検討ください。
なお、市町村によって、助成の限度額や助成割合が異なりますので、それぞれの市町村のHPを確認してください。
事業系の生ごみ削減チャレンジ!
令和6年度は、福島市東部学校給食センターに業務用生ごみ処理機1基を11月7日に貸与し、その効果を確認しております。
なお、本事業は、今後数年間継続して実施し、効果の検証を行ってまいります。
○しろまる令和6年度
1 貸与した業務用生ごみ処理機
業務用生ごみ処理機
処理方式:消滅型
最大処理能力:30kg/日
2 使用状況(令和6年11月〜令和7年10月)
福島市東部学校給食センターの野菜の下処理室に生ごみ処理機を設置し、主に野菜くずを生ごみ処理機で処理しています。
写真は、にんじんの皮を生ごみ処理機で処理している様子です。
生ごみ処理機の使用状況令和6年11月8日(稼働開始日)から令和7年10月の福島市東部学校給食センターの可燃ごみの発生量は、47,324kgであり、生ごみ処理機で処理した生ごみの量は2,952kgであるため、可燃ごみの約6%を生ごみ処理機で削減することができました。
なお、この削減量は、本給食センターで発生した野菜くずの約56%に当たります。
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