殿ダム水源地域には、日本の滝百選の「雨滝」や河合谷高原などを有し、山陰海岸ジオパーク扇ノ山エリアに含まれるなど、豊かな自然環境を有しています。
また、水源地域の鳥取市国府町は、その昔因幡の国府が置かれ、政治・経済・文化の中心として栄えてきた地域であり、万葉集の大伴家持に因んだ歌碑等、往時の文化を伝える遺跡も残されています。
水源地域の活性化については、平成18年に「殿ダム湖周辺地域ふるさと再生21プラン」が策定され、殿ダム周辺整備の方向性が打ち出されています。
殿ダム水源地域ビジョンは、こうした水源地域の自然環境や歴史・文化を保全・活用しながら、地域の実情に応じて、水源地域である鳥取市国府町の大茅・成器地区の自立的・持続的な活性化はもとより、広く鳥取市全域の幅広いニーズに応える殿ダム湖周辺の利活用についてとりまとめたものです。
種別 | 氏名 | 所属等 |
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委員長 | 木村 肇 | 旧国府町 代表 |
副委員長 | 古川 郁夫 | 鳥取大学農学部 |
委員 | 村尾 馨 | 殿ダム事業促進協議会 |
委員 | 池原 範雄 | 殿ダム事業促進協議会 |
委員 | 清水 昭允 | 殿ダム事業促進協議会 |
委員 | 高垣 武志 | 殿ダム事業促進協議会 |
委員 | 河越 良二 | 殿ダム事業促進協議会 |
委員 | 河越 良二 | 殿ダム事業促進協議会 |
委員 | 山﨑 祥次 | 殿ダム周辺整備検討委員会 |
委員 | 峯尾 保 | 国府地域審議会 |
委員 | 深澤 義彦 | 鳥取市 |
委員 | 瀧山 親則 | 鳥取県東部総合事務所 |
委員 | 山田 啓一 | 国土交通省殿ダム工事事務所 |
殿ダム水源地域ビジョン策定委員会は、地域住民・地域団体、国土交通省等関係機関との共同で地域活性化のための「殿ダム水源地域ビジョン」を平成23年5月に策定しました。
殿ダム水源地域ビジョンでは、「万葉の歴史と自然の恵みに誘われる因幡のふるさと文化圏づくり」を目標に、殿ダム湖とその周辺地域のある姿を見据えた行動計画等の基本方針を定めています。
この「殿ダム水源地域ビジョン」の着実な実施を目指すためには、地域住民、各種団体、関係行政機関等が一体となって推進することが不可欠であり、これらの関係者が各々の役割を果たし、相互の連携・協力の下、ビジョンの着実な推進を図り、もって地域の自立的、持続的な活性化に寄与することを目的として、「殿ダム水源地域ビジョン連絡会議」を設立するものです。
種別 | 氏名 | 所属等 |
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委員長 | 村尾 馨 | 殿ダム水源地域ビジョン策定委員会 委員 |
副委員長 | 古川 郁夫 | 殿ダム水源地域ビジョン策定委員会 副委員長 |
委員 | 山﨑 祥次 | 殿ダム水源地域ビジョン策定委員会 委員 |
委員 | 山﨑 豪太郎 | まちづくり・いきいき成器の会 会長 |
委員 | 森原 喜久 | 大茅地区振興協議会 会長 |
委員 | 田中 道春 | 国府町自治会長会 会長 |
委員 | 沖 時枝 | 国府町婦人会 会長 |
委員 | 高垣 武志 | 鳥取市東商工会 会長 |
委員 | 河越 良二 | 鳥取市観光協会 会長 |
委員 | 小林 智子 | 鳥取県東部総合事務所 県民局 参事 |
委員 | 田中 誠 | 国土交通省殿ダム工事事務所 副所長 |
委員 | 秋田 俊一郎 | 鳥取市国府町総合支所 支所長 |
委員 | 大島 英司 | 鳥取市都市整備部 部長 |
殿ダム工事事務所及び鳥取市は、殿ダムによって創出される新たな湖と上流部の南北を結ぶ湖面橋の名称について、「殿ダム 湖及び湖面橋 名称選考委員会」により募集を行い、湖名は延べ351件、湖面橋名は延べ312件の応募作品がありました。
同委員会において選考した結果、以下のとおりそれぞれ名称を決定しました。
殿ダムの位置する鳥取市国府町は、その昔、因幡の国府が置かれ、万葉集の編者、大伴家持が因幡国の国守に任命され、万葉集の最後を飾る歌をこの地で詠んだことから「万葉のふるさと」といわれています。応募された湖名には、因幡、国府、万葉など、歴史・文化に関するものが多く含まれていました。
このことをふまえ、ふるさとの歴史的背景を後世に残すという意味を込めて「万葉」という言葉を選び、全国的な知名度・地名のある因幡地方を皆様に知っていただくという観点から、「因幡」を付け加えて「因幡万葉湖」と命名しました。
命名者:有田 進さん(鳥取市在住)
殿ダムによって創出された新しい湖に架かる橋として、応募された橋梁名には、殿ダムの地名に関するものが多くありました。 このことをふまえ、ダムの大きな橋という意味で、誰にでも分かりやすく、身近に感じていただけるよう「殿ダム大橋」と命名しました。
命名者:瀧山 遥華さん(鳥取市在住)