2024年1月、キエンザン省9地区、チャビン省9地区 各地区1校の小学校か、幼稚園をモニタリングした。モニタリングでは、キーティチャー60名、訪問した小学校の校長、地区の教育室の担当者、地区の人民委員会の担当者、およそ100名にヒアリングを実施した。また別室でアジア・レインボーの専門家による児童、両親、担任の先生 およそ300名へのカウンセリングも実施した。
チャビン省カオケー地区 タムガイ小学校 視覚障害
キエンザン省ビントゥアン地区 ビンビンナム小学校 枯れ葉剤被害
キエンザン省ゾンリン地区バンタンディン小学校 学習障害
キエンザン省ラックヤー市 レティホアンナム小学校 ADHD
キエンザン省ユーミンチュン地区 ミントアン小学校 肢体不自由児
研修成果 (ヒアリング例)
【 校長先生 】 3年間の事業後
*研修後、先生方がIEPを作成するようになって、話さない児童は、よく話すようになった。学習もよく上達した。
*研修後、先生方は、障害ある児童をよく褒めるようになった。例えば、ハーティ君、1年生:話さない。先生の言うことも聞かない。
2年生:ペンをもつ。絵を描く。3年生:先生の話を聞くようになった。
*事業1年目は、先生方は障害ある児童に関心をもたない。両親とも協力しない。事業3年目、先生方は、障害ある児童に深く関心を持ち、個人ファイルを作成したり、IEPを作成している。
*3年間の事業前、先生方は、障害ある児童を受け入れなかった。3年間の事業後、先生方は、障害ある児童を受け入れるようになった。
*3年間の事業前、先生方は、障害ある児童に対して、他の児童と同じ事を教えていた。先生方は、障害ある児童に対して、他の事を教えないといけないとわかっていたが、教え方がわからなかった。研修に参加して、先生方は、IEPを学び、障害ある児童への教え方も学習した。
*研修後、先生方は、生徒達ができる事に集中して教えている。先生方は、障害ある児童ができるできないに関わりなく、他の児童と一緒に活動をさせている。その方が、障害ある児童が自然体で学習できる。
*研修後、先生方は、IEPを作成するようになって、障害ある児童ができることは何でもさせている。書かす。読ます。歌わす。描かす。
もし、障害ある児童ができないなら、友達の中にいてもらう。障害ある児童は、学校で幸せである。
*研修後、言語障害の児童は、1学期の始め、発音がわからなかった。1学期の終わり、児童は、単語をはっきり話すようになった。